2025年6月7日 国立代々木競技場 第二体育館
前日の早大との試合で勝利を収めベスト4進出を果たした中大が迎えたのは強豪東海大。粘りを見せた中大だったが東海大の高い壁の前に敗れ、3位決定戦に挑むこととなった。
スターター
#7平原侑真(商1)、#9川端一真(総2)、#11三谷拓夢(商1)、#14佐々然(商1)、#25黒髪安時(商1)
第1Q、#9川端一真(総2)のフリースローが最初の得点となり、東海大の固いディフェンスやゴール下での競り合いに苦戦しながらも、中大は着実に試合を進めていく。#7平原侑真(商1)と#23山川温暉(文2)が3点シュートを決めると中大ベンチや応援席からは歓声が上がるなど、強豪東海大にも気圧されることなく12ー14の僅差で第2Qへ。
▲フリースローを打つ川端
第2Qは中大にとって苦しい時間が続いた。序盤から東海大に2連続3点シュートを沈められ、試合の流れを渡してしまう。#7平原などを中心に中大も積極的にゴールを狙うも、留学生を擁する相手にリバウンドで競り負け思うように点を重ねられない。Q中盤に2度のタイムアウトを取った中大だったが、東海大の猛攻を食い止めることはできず21得点を許してしまい、11点差を抱えて後半戦を迎える。
▲3点シュートを打つ平原
迎えた第3Qは、#55板倉伶弥(文2)のシュートを皮切りにスタート。その後は#7平原が2度の3点シュートを決める場面もあったが、それを上回る東海大の猛攻を防ぎきることができず、終始相手優位の試合展開が続く。第3Q終了時点での得点は37ー53。中大はやや苦しい得点差をつけられ最終第4Qへと突入した。
第4Qでは、#7平原と#9川端を中心に3点シュートを量産するなど粘りを見せ、中大はこの試合最大となる21得点を記録した。しかし、東海大も失速することはなく点差を縮めることはできなかった。また、試合時間残り1分間で相手に計8本のフリースローのチャンスを与えてしまい、点差を広げられ敗北を喫した。惜しくも決勝進出は果たせなかったが、昨年度の新人インカレ予選4位の記録を超えるべく3位決定戦での勝利を目指す。
▲ゴール下で競り合う板倉
◆コメント◆
平原
──今日の試合での自身のプレーを振り返って
今日はスリー(3点シュート)が入ったので、積極的に(シュートを)打てたのは良かったのですが、その分ドライブからの2点(シュート)とかが全然入らなかったのでこれからはそういうフィニッシュの部分を練習していきたい。
──高校時代(八王子学園八王子高校)同級生だった十返選手との対戦の感想
プライベートでも結構遊んだりしているので、試合中でも親近感がありました。あとはやっぱり上手いなと思いました。
──強豪東海大に対してどんなアプローチをとろうと話していたか
自分達にはサイズがない上に、相手にはサイズがあるので、5人全員でリバウンドやディフェンスを頑張って(その差を)補っていこうと話していました。
板倉
──どんな気持ちで試合に臨んだか
やっぱり(東海大は)タレント軍団なので、自分たちはあまり強くないしメンツもいないということで、とりあえず名前負けしないというところを意識しました。それに加えて、相手はリバウンドが強いということを知っていたので、ある程度の失点はしょうがないという感じでしたが、そこを抑えつつ守っていこうとみんなで頑張りました。
──試合を振り返って
深澤(#21深澤桜太)と渡邉(#19渡邉康生)がいない中でまあよく戦った方じゃないかなと思うんですが、やっぱり2人がいないから負けたという風に言われたくないので、勝ち切らないといけなかった試合だったと思いますし、その中でもチーム全員で戦うということは意識すべきなので、それを明日に繋げて頑張りたいと思います。
◆試合結果◆
●中大58(12-14、10-21、15-18、21-17)70東海大〇
◆お知らせ◆
次戦は6月8日(日)に国立代々木競技場 第二体育館で行われる筑波大戦です。
(記事:佐藤友香、写真:佐藤友香、樋口有花)
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