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終始試合の流れを掴めず、強豪東海大に敗北─第101回関東大学バスケットボールリーグ戦

2025年9月10日 駒沢オリンピック公園総合運動場

前日の大東大との試合に惜敗した中大が迎えた相手は強豪東海大。2連敗は避けたい中大だが、終始東海大優位の流れを断ち切れず、敗北を喫した。

スターター

#5石口直(文3)、#34赤平奏人(文3)、#37カッター勲生(法3)、#42山崎紀人(商4)、#77宮内柊人(商4)

第1Qは相手に先制点を許したが、カッターが冷静にシュートを沈め、チームに得点をもたらした。序盤は互いに得点が伸びず重い展開。その中でもカッターは積極的にリバウンドへ飛び込み、ゴール下で存在感を示した。しかし、東海大の高さに阻まれパスがつながらず、思うように攻め切れない時間帯が続く。#1久岡賢太郎(商4)が果敢にドライブを仕掛けるも、ゴール下の壁を突破できなかった。それでも中大は食らいつく。相手に3点シュートを決められた直後、#22島崎輝(商4)がすかさず3点シュートを沈め、主導権を渡さなかった。第1Qを終え、中大は9点を追う展開に。

▲ドリブルをする久岡

第2Qは開始早々、東海大の高さに苦しめられた。立ち上がりに得点を許し、その後もリズムを奪われる展開となる。中大は山崎からカッターへのスムーズな連携でシュートを沈め、反撃の形を作る。更に全員でリバウンドへ飛び込み、相手の高さに必死に食らいついた。それでも、シュートの場面では東海大の高さが壁となり、カッターを中心に狙った攻撃もことごとく阻まれる。リバウンド争いでも押し返され、なかなか流れを引き寄せられない。一方、東海大は高さを武器に次々と得点を決め、点差を広げていく。終盤、#33鴫原樹生(商3)が3点シュートを沈めて意地を示したが、14ー41と大きなビハインドを背負って前半を終えた。

第2Qでの得点がわずか5得点に留まり、苦しい展開のまま迎えた第3Q。東海大ボールから始まったこのQで中大は意地を見せつける。#5石口のシュート皮切りに、中大は2本の3点シュートを含む4連続得点を記録。その後も計4回のフリースローをしっかりと決め切り、この試合最多の14得点を獲得した。しかし、東海大も3本の3点シュートやレイアップで得点を重ね、大きく広がった点差を縮めることはできなかった。また、第3Q終盤には東海大の中川がダンクシュートを披露したことで、会場はその日一番の盛り上がりを見せ、試合の流れがますます東海大に傾いた。

▲ゴール下でリバウンド争いをするカッター

第4Qは、依然として倍近い得点差を抱えた状態で始まった。#17佐藤優斗(文4)がバスケットカウントの機会を生かし得点するも、東海大の猛攻がその勢いを上回り、巻き返すことはできないまま敗北となった。

◆試合結果◆
●中大36(9-18、5-23、14-16、8-22)79東海大〇

◆コメント◆
赤平
──今日の試合を振り返って
序盤からリードされる展開が続く中で、チーム全体で高め合えなかったことがこの試合の反省点です。誰かいないとか色々あるんですが、そういうことはあまり気にしないで、勝つ気持ちを強く持っていきたいです。

──東海の「高さ」への対策
とりあえず「戦う」というところを掲げてやっていて、(東海大の選手の)中のサイズ(身長)がすごくあるので、2点シュートは絶対に全員で守ろうというのは話していました。

──次戦の対青学大戦への意気込み
本当に大事な1戦になるので、チーム全員で戦うという意識を持って頑張りたいと思います。

◆お知らせ◆

次戦は9月13日(土)に白鷗大学大行寺キャンパスで行われる対青学大戦です。

(記事:佐藤友香、佐渡原菜結、写真:佐藤友香、佐渡原菜結)

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