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ホームゲームは1勝1敗─第101回関東大学バスケットボールリーグ戦

2025年10月10・11日 アリーナ立川立飛

ホーム開催1日目、1巡目で勝利を挙げた白鴎大と対戦。序盤からリードを許す展開となり、追い上げを試みたものの62ー77で敗戦した。

スターター
#5石口直(文3)、#15坂口大和(商3)、#22島崎輝(商4)、#42山崎紀人(商4)、#77宮内柊人(商4)

第1Qは白鴎大ボールで試合が始まると、立ち上がりからリズムよく得点を重ねられる。一方、中大は開始5分が経過しても坂口の3点シュートのみと攻撃が停滞し、タイムアウトを要求する。すると、#1久岡賢太郎(商4)がドライブから得点を決め、さらに3点シュートも沈めて反撃のきっかけを作る。しかし、白鴎大の勢いを止めることはできず、結果的に11点のリードを許した。

第2Qは、白鴎大がゴール下から得点を重ねる中、中大も山崎が得点を決める。#7平原侑真(商1)がリバウンドからシュートを沈めると、母校である八王子学園八王子高等学校のバスケ部の後輩達も大いに盛り上がった。島崎と石口の3点シュートで追い上げるが、相手も決め返し、点差はなかなか縮まらない。30ー38とし前半を終えた。

8点を追う形で始まった第3Qだったが、白鴎大に得点を許すと、立て続けに3点シュートを決められる。気づけば18点差と苦しい展開に。それでも山崎と島崎の3点シュートや#55板倉怜弥(文2)が#3高山鈴琉(商3)のパスから得点し、続けてゴール下でも決めて流れを作る。しかし、再び点差を広げられて最終Qへ。

第4Qは、久岡のドライブから得点が決まる。板倉らがゴール下で奮闘するも、相手の留学生に阻まれる。#33鴫原樹生(商3)の3点シュートが決まるが、得点が続かず残り1分半で17点差に。#11三谷拓夢(商1)と高山が連続で得点を挙げるも、相手も3点シュートを決めて追撃を許さなかった。最後は高山が超ロングのブザービーターを決め、62ー77で敗戦した。

ホームゲーム2日目の相手は1巡目で勝利している日体大。激しい打ち合いを制した中大が88ー75で勝利した。

スターター

#5石口直(文3)、#15坂口大和(商3)、#22島崎輝(商4)、#42山崎紀人(商4)、#77宮内柊人(商4)

試合は日体大ボールから始まった。開始早々、相手の留学生ビッグマンに3点シュートを許すも直後の攻撃で坂口のドライブからのフェイクパスで山崎がゴール下のシュートを決めた。その後も石口、島崎、宮内、高山の3点シュートが決まり、第1Qだけで33得点と攻撃面での好調さがうかがえた。33ー25と良い入りを見せた。

第2Qは中大の武器である高い守備力が光った。中でも4年生でセンターを守る山崎と#17佐藤優斗(文4)の体を張った守備により第1Qで得点を量産していた相手の留学生ビッグマンの得点を抑えた。山崎は試合後に、「(ホームゲーム1日目は)全体的に4年生が良くなかった。2日目は一致団結して試合に臨んだ」と振り返る。その言葉の通り、この試合では、攻守で4年生の活躍が多く見られた。第2Qの日体大の得点は13点と第1Qの半分に抑え、大幅リードで後半へつないだ。

▲シュートを打つ高山

14点差をつけ迎えた第3Q。#5石口が切り込んだドリブルで相手を寄せ付けることなくレイアップシュートを決める。また、#77宮内も石口からの緻密なパスを受けると、スリーポイントシュートを決め、連続して得点を得た。しかしその後は攻撃がなかなか決まらない苦しい展開に。それに追い打ちをかけるかのように日体大に多くのフリースローを与えてしまう。何度も攻撃を仕掛けるが点につながらない状況が続いた。残り4分を切ったころ#22島﨑がスリーポイントシュートを決める。島﨑に呼応するかのように#3高山もスリーポイントシュートを決める。その後も2得点を挙げ、点差を維持したまま第3Qは終了。勝負は第4Qへ。

迎えた第4Q。高山がリバウンドを取ると、一気にゴール下までボールを運び得点を決める。その後すぐ#33鴫原も得点を決めるなど、果敢に攻撃に向かう。その勢いは衰えることなく島﨑がまたもスリーポイントシュートを決める。石口から山崎への円を描くようなパス回しの末、スリーポイントシュートが決まる。積極的なプレーでその後も得点を決め、強者日体大に白星を挙げた。

▲ドライブをしかける坂口

◆結果◆

●中大 62-77 白鴎大〇
(12ー23、18ー15、18ー21、14ー18)

〇中大 88 -75 日体大●
(33ー25、19ー13、18ー18、18ー19)

▲試合後の集合写真

◆コメント◆
宮内
ー今日の試合の振り返り

昨日は反省点が多い試合だったので、今日はしっかり全員で決めたことをやり切ろうって決めてて、それが全部できたので良かったかなと。

ー今試合で良かったプレー

やっぱり相手の1番を絶対に全員で抑えようって決めてたので、20何点取られましたけど、でも抑えられたかなと思っているので、そこは良かったかなと思っています。

ー昨日から切り替えてきた点

昨日は「入りの部分で戦っていない」っていうのをスタッフ陣に言われてたので今日はもうほんとに出だしから戦う意識をもって持ってやろうと全員で決めていたのでそこができてよかったかなと思います。

ー2日間のホームゲーム通しての感想

やっぱり本当に見に来てくれる人がたくさんいるっていうのを実感しましたし、今年は「応援されるチーム」っていうのをスローガンとして掲げているのでこうやって皆さんの声援の前で戦うことができてすごくうれしいです。

ー残りのリーグ戦の意気込み

優勝目指してやってきたんですけど、やっぱりもうこの後半戦は一戦一戦戦い抜くしかないのでほんとに多く勝ちを掴めるように頑張りたいと思います。

島﨑
ー今日の試合の振り返り
昨日は自分スターターだったんですけど入りがすごく悪くて。で、4年生の責任っていうのを結構言われてて、それは自分含めた4年生全員自覚していて。「明日の試合は4年生がしっかりしないと」ってことでそれを1試合通してプレーで見せられたのがよかったかなと思います。

ー今日の試合で良かったプレー

良かったプレーは鈴琉(高山)とかガード陣がドライブしてピックアウトして、自分がフリーの時にパス出してくれて、そこでちゃんとシュート決められたのがよかったかなと思います。

ー昨日から切り替えてきた点

ディフェンスの強度とかをルーズボールとかシュートとかそういう泥臭い部分を切り替えられたかなっていう感じです。

ーホームゲームの感想

自分が2年生のときからホームゲームやってるんですけど今年最後勝ちで終われてよかったかなと思います。

ー残りのリーグ戦の試合に向けて

まだ入れ替え戦圏内なのでっしっかり残りの試合勝ち切って、インカレにつなげられるような終わり方で終わりたいです。

 

荻野HC
──今日の試合のMVP
MVP誰だろうなー。今日4年生良かったですね。山崎と島崎のどちらかかなー。2人が今日は頑張ったんじゃないかなと思います。2人にしてもらえると。

──今日の勝因
昨日はちょっとやっぱり自分たちの目指すような形のプレーが出来なかったので。今日はそこをちゃんと修正しようということで。昨日は試合のあと4年生が大分怒られたので、今日はその4年生が宮内も島崎も山崎もみんなよく頑張ってくれたと思います。

──今年度の中大の強み
ディフェンスが良くなっているというのもそうですし、みんなで攻めるとかみんなで守るっていう、「みんなでやる」っていうところが今までより強くなってきているなと思うので、けが人たくさんいるんですけど、そういう中でも代わりで出てきている選手が頑張ってプレーできるっていうか、選手層が厚くなってきているところは1個強みかなと感じます。

──ホームゲームの2日間の総括
一つはこういった雰囲気の中で試合ができるっていうのは凄く幸せなことだと選手も感じていると思いますし、まず、こういう準備とか色々な企業な方と大人の方と接するのもひとつの経験になっていると思いますし、チームとして今年応援されるチームになろうっていうのを一つのテーマとしてやっているので、色々な運動部が見に来てくれてるのも嬉しかったですし、午前中、子どものためのバスケスクールとかもやったりして、そういう風に自分たちも社会に貢献しながら自分たちのことを応援してもらったり見てもらえたりするような環境作りをもっとしいきたいなと思うのと、今バスケット界の環境がBリーグができて大きく変わってきている中で大学スポーツっていもの自体が立ち位置がどうなるのかなってなってきているので、そういった中でこういうゲームを、こういうイベントをちゃんとやっていくていうのは大学バスケット界全体にとってもいいのかなと思うので是非続けていきたい思っています。

──残り試合の意気込み
今日勝ったんですけど、まだ入替戦に行く可能性があるような順位にいるので、徐々にけが人も帰ってくると思いますのでここから巻き返して、上位でインカレにつなげられるように4位以内目指してやっていきたいと思います。

 

(記事:渡邉咲衣、大畠栞里、佐渡原菜結、写真:渡邉咲衣、大畠栞里)

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