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苦難の年から歓喜の年へー第95回関東大学サッカーリーグ戦(2部)展望

第95回関東大学サッカーリーグ戦前期日程(2部)が発表され、中大は4月4日対学芸大戦より開幕を迎える。昨季は1部リーグ戦で2勝3分17敗の結果で、2部降格という悔しいシーズンとなった。1年での1部復帰へ。監督、選手が見据えるものとは。

 

最後の砦 正GKを担うのは

昨季の総失点数は54(ワースト2位)、平均失点数は2.45と守備陣に課題が残った。今季はなんとしても失点数の削減に取り組みたいところ。1つでも多くの勝ち星を挙げるべく、GKにかかる責任は大きい。飯吉将通(現南葛)と並んで7試合に出場した坪井湧也(商4)は安定感のあるシュートストップが持ち味。ビルドアップにも自信を持っており、攻撃の起点としても期待がかかる。もう一人の4年生GK石川碧人(経4)は、189cmの長身を生かしたハイボールの処理がセールスポイントだ。この2人に加え、昨季4試合に出場の猪越優惟(商2)といった下級生にも注目したい。

 

最終ラインの安定

最少失点でリーグ戦を乗り切るには最終ラインの安定が必須だ。主力選手が相次いでけが離脱する中、頭角を示したのは岡井駿典(法3)、塩崎悠司(経4)。岡井は16試合に先発出場して1ゴールを記録した。塩崎も17試合に先発出場し存在感を見せた。また、DF陣に求めたいのは空中戦での強さ。セットプレーからの得点など、文字通り勝ちに直結するプレーが1部復帰の鍵を握る。

ドリブルで駆け上がる岡井

 

攻守において輝きを

続いて注目したいのはMF。苦い思いをした昨季、中大の光となったのは高岸憲伸(文4)。6ゴール3アシストと攻撃をけん引、結果を残した。今季も彼のゴール前でのアイデア溢れるプレーには目が離せない。さらに佐藤監督が「意外にやれたと思う選手の1人」と語る田邊光平(法2)。昨シーズンは1年生ながらチームトップとなる22試合に出場。年間を通して安定したプレーを見せ、監督の采配に応えた。1部での経験を糧にさらなる成長を遂げた姿を見せて欲しい。

エースとして活躍が期待される高岸

 

得点力不足解消へ

中大のもう一つの課題は「得点力不足」。「ゴールゲッターがまだまだ育っていないので、そこの強化は続けてやらなきゃいけない」(佐藤監督)と語るように、現チームには高窪健人(現長野)のような絶対的なストライカーが不在。長いリーグ戦を勝ち抜いていくためにはコンスタントに得点を取れる選手は絶対条件だ。前線での新たな選手の台頭に期待したい。

 

2人の新星

今年度中大には多くの有望な新入生が入部。中でも注目したいのは2019年度全国高校サッカー選手権大会決勝で鮮やかなゴールを決めた加納大(商1)と、Jクラブからも関心が集まる興國高校出身の長身ボランチ湯谷杏吏(経1)。「2年生の時の選手権の動きを見て中大に来てくれと声をかけた。そういう意味では期待の星」(佐藤監督)と加納は現時点で高い評価を得ている。一方の湯谷は「どんな場面でもスルーパス、組み立てるパスがしっかり出せる。ゲームメイクしていくタイプだと思う」と自己分析し、確かな自信をのぞかせた。この2人をはじめとしたニュースター達が新たな風を巻き起こす日もそう遠くはないだろう。

開幕に向けて自信を見せる加納(右)と湯谷(左)

 

戦力は純増 目指すは1部復帰

「中大は1部にいなきゃいけないチーム」(高岸)と選手達はやはり1部に対して強いこだわりをみせる。チーム全体の雰囲気は上々、盛り上がりも感じさせ、必然的に共通の目標を持った。「1年での1部復帰」。見据えるものに一点の曇りもない。

 

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記事・写真:「中大スポーツ」新聞部