中スポ４月号発行に伴い、ロアッソ熊本所属の豊田歩選手にお話を伺いました。Ｊリーガーとしてキャリアをスタートさせた１年目についてから中大サッカー部についてまでお聞きしました。
――実際にプロチームでの練習が始まってみて
自分としては楽しいなっていうのが一番の感想ですね。プロになって強度も上がったし、練習もキツイし、キツいところもあるんですけど、それも込みで自分が成長している実感がすごいあるので、僕はすごく楽しいなって思ってやっています。
――練習を通して新しく発見した自分の強みや特徴は
そこまではいってないですかね。今は自分に求められていることを必死に身に着けようと頑張っています。
――ご自身でプロになったと感じる瞬間は
僕はまだ試合に出れていなくて、試合に出てナンボなので、そこが実感するところなのかなと思います。SNSを僕はちょくちょく発信するようにはしていて、その中でのサポーターのみなさんからの反応であったり、練習場に足を運んでくださるサポーターの皆さんの反応で、僕はサッカーを職業としてやっているんだな、プロなんだなと実感します。
――中大サッカー部時代から生きてきたことは
中大は自由な部活、言い方が合っているのかは分からないんですけど、自分たちで考えて練習以外の時間をやったり、練習前や練習後のちょっとした時間をどうやって使うかというところは中大からやってきたことをそのまま継続してやっているつもりではあります。
――地域の方と距離が近い印象があるが、熊本ならではだなと感じることは
他のクラブに行ったわけではないので、あんまり分からないんですけど、皆さん初めて会った人でも温かいなと思うことはすごくありますね。人として温かく接してくれるなと日々感じています。
――クラブを通して地域貢献や子供のサッカー教室などに参加して
僕が何回か熊本でチームの活動として、参加させてもらったサッカー教室はやっぱり、いいですよね。自分がプロサッカー選手として、子供たちとかと一緒にサッカーができたりというのはシンプルに楽しいし、リラックスできるなっていうのはありますね。
（ピッチ外での活動について）そこに関しては、自分はそれを含めてサッカー選手の仕事なのかなと。プロサッカー選手の選手像はそういうものがあるので、仕事としてっていうか、楽しんでますけど、当たり前のこととして、これからもやっていこうかなと思います。
――中大サッカー部の後輩で今年注目している選手は
やっぱり１年生の頃から試合に出ていた田邉光平は非常に注目していて、彼については僕がそんなに話さなくても、みんな注目しているかなと思うので彼はやってくれると思っています。
僕自身、前半は試合に出ていなくて、今スタメンが確約されているかとか自分の力を発揮できていないような選手でも僕は全然チャンスがある世界だなと思っているので、僕は中央大学の後輩みんなには期待しています。
――今季の目標
とにかく試合に出ること。そして数字に残る、目に見える結果を残すということが僕自身の目標です。
――中大サッカー部の皆さんにメッセージや期待していること
これは中大での入団会見でも言ったことなんですけど僕自身、中大のサッカー部の一番下のカテゴリーから始まって、自分のやりたいポジションもできないような技量というか、選手として始まりました。そこからプロになることができましたし、自分の力を信じてやってほしいなと。
あと大学サッカー部というのは、プロを目指している人にとってはプロを目指すことが正解なのかもしれないですけど、もちろん目的が違う人がたくさん集まるわけで、そこの大学サッカー部で自分は何をするのか、何を目的にして活動するのかというのは、自分でしっかり考えてやっていってほしいなと思います。
◇MF 21番 豊田歩（とよだあゆむ）◇
所属チーム：ロアッソ熊本
生年月日：2000年11月25日（22歳）
身長・体重：171㌢・67㌔
経歴：國學院久我山高→中央大学
（取材：奥村杏）
Twitter（サッカー担当：@chusposoccer / @chudaisports）
Instagram（@chuspo_report）
