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田中のリーグ初ゴールを含む2得点!チームは4発快勝で後期白星スタート -関東大学サッカーリーグ戦2部 第12節 対青学大

2022年8月6日 会場非公開

 

▼スタメン

GK

猪越 優惟(商3)

DF

影山 兼三(経3)

牛澤 健(経3)

原 圭佑(商1)

荒木 遼太(経4)

MF

湯谷 杏吏(経2)

田邉 光平(法3)→ 大窟 陽平(文2)

高橋 一誠(経3)→ 岩澤 桐人(経4)

FW

山﨑 希一(経3)→ 鈴木 翔太(文4)

星野 創輝(商2)→ 勝浦 太郎(総政4)

田中 幹大(商1)→ 有田 恵人(文3)

 

▼試合結果

〇中大4―0青学大●

得点者:田邉(前半1分)、田中(前半12分、16分)、有田(後半23分)

 

前期を自動昇格圏内の2位で折り返した中大。後期開幕戦となった今節は、声出し応援が久しぶりに解禁され、部員による応援の声が聞こえてくる中キックオフを迎える。前期最終節よりスタメンを5人変更し、原がリーグ戦初出場を飾った。また、ここまで全試合先発出場を続けている田邉がポジションを一列前に上げてのスタートとなった。

▲チャントと横断幕を掲げて応援する部員

試合は開始早々に動く。最終ラインから影山がロングパスを入れると、それを相手がヘディングで防いだ。こぼれ球を高橋がヘディングで跳ね返し、星野が胸トラップで収める。やわらかいパスを田邉に送ると、ペナルティーエリア付近に走り込みながら打ったシュートがゴール左上に突き刺さった。1分も経たないうちに田邉のファーストシュートが先制点となり、チームを勢いづけた。「チーム全体として『入りは打とう』という話はしていた。自分としてもびっくりだったんですけど嬉しいゴール」と振り返る。

 

前半12分、一度攻め入られるものの影山がボールを奪い、左サイドの山﨑にパス。一気にカウンター攻撃を仕掛ける展開に。連係プレーで相手の守備を崩し、ペナルティーエリア内から田邉がゴール前にクロスを上げると、田中がヘディングで合わせリーグ戦初ゴールを決めた。今日は自分が点を決めるという強い気持ちで試合に入ったという田中、「(田邉)光平くんがボールを持ったときに上がってくるなと思ってたので、上手く合わせることができて良かった」と話した。

▲見事な連係プレーを見せた田邉(左)と高橋(右)

さらに4分後、田邉が相手の間を縫っていくようなドリブルで左サイドからペナルティーエリア内に侵入していく。一度山﨑にボールを預け、再び受けるとゴール前にクロスを供給。マークを外しながら、スペースに走り出した田中が頭で合わせ、自身2点目のゴールを挙げた。「1年生で2点取るのはなかなかできないので、素晴らしい。これからが非常に楽しみ。」(宮沢監督)

▲リーグ戦初ゴールを含む2得点を挙げた田中

また、1ゴール2アシストと3得点に絡む活躍を見せた田邉についても「今日はできるだけ高い位置でプレーさせたかった。3ゴールは彼から生まれたものだと思う。」と特長を生かせたことが得点につながったという。

前半わずか16分間で3得点を挙げ、安定した試合運びで折り返した。

 

後半は前半と比べて守備にまわる時間も増えたが、GK猪越と守備陣を中心に失点を許さなかった。

後半15分には、星野に代わって前期得点王の勝浦、2ゴールを収めた田中に代わって有田を投入し、追加点を狙う。

果敢なドリブル突破をする有田

同23分、牛澤が最終ラインから前線の勝浦にロングパスを送る。相手3人に囲まれながらも粘り、勝浦がヒールパスで有田にボールを預けた。そのまま右サイドを駆け上がり、思い切り右足を振り抜くとゴール左下に吸い込まれた。復帰後初ゴールとなった有田のチャントがグラウンドに響き渡った。

▲有田(左)の復帰後初ゴールを喜ぶ勝浦(右)

4点リードを保ったまま試合終了を迎え、中大は暫定1位に。リーグ最多得点かつ最少失点をマークし、攻守ともに充実している。

次節は明学大戦。前回対戦では、0-1で敗れてしまっただけにリベンジを果たしたい一戦となる。

 

▼試合後コメント

宮沢監督

―試合を振り返って

立ち上がりの入りが非常に良く、4点取れたことが一番良かったです。あとはブレずに我慢強く戦えたことが勝利に繋がったじゃないかと思います。青学さんはボールまわしが上手いので良い守備から良い攻撃につなげようと話をしてたんですけど、みんながスキを作らず、最後まで集中力を持った良い守備ができたからこそ良い試合ができたと思います。

―前期対戦時は1-0だったが、今節は大量得点。変化した部分は

アミノバイタルで負けてから厳しい激しいトレーニング積んできたんですけどやっぱり走ることに関しては非常に上がってきたかなと。攻撃のところでは、バリエーションを増やしたかったのでそういう練習をしている。それが今日の結果につながって非常に良かったなと思います。

前半の3ゴールすべてに絡んだ田邉選手について

今日はできるだけ高い位置でプレーさせたかったので、3ゴールは彼から生まれたものだと思います。非常に素晴らしいなと思っています。彼のいいところを出せたんじゃないかと。

―有田選手は復帰後初ゴールだったが

ケガとかコンディションで難しい時期はあったんですけど、リハビリと練習でがんばってきたのでゴールを取れて僕も嬉しいです。今後に期待して行きたいなと思っています。

―次節・明学戦について

前期は本当に悔しい負け方をしているので、借りを返したいなと思います。中2日で準備期間は少ないですけど良い準備をしたいと思います。

 

田邉選手

―先制点について

開始早々のプレーだったので、シュートで終わるっていうことはチーム全体としてあった。「入りは打とう」と話してたので、その中で思い切って打った。自分としてもびっくりだったんですけど嬉しいゴールでした。

―前半の3得点すべてに絡んだが、連係面については

そういう練習を中断期間にしてきましたし、それが求められている部分だったのでそこを出せたのは良かった。いつもより一列前のポジションを今回自分が託されて、結果で示そうと思ってたので、3得点に絡めたっていうのは本当に良かったと思います。

―久しぶりに声出し応援があったが

声援が自分たちの力になると、今日の試合で本当に思いました。今季初の声出し応援だったのでチーム全員の力になったと思います。

―自動昇格圏内の2位スタート。これから確実に昇格するために必要なことは

本当に決めきるところはチームの前半戦の課題でもあったし、アミノバイタルの課題でもあったので、そういうところは自分を中心にゴールの質を高めてやっていきたいなと。勝点が僅差のチームがとても多い後期のスタートだったので連勝というのが必要になってくると思う。そこを意識してやっていきたいと思います。

―次節・明学戦について

一回負けた相手にもう一回負けるっていうのは本当に許されないことですし、優勝するチームが同じチームに二回負けていたら、優勝できないと思うので、そういう部分でも気持ちの面でも相手に勝ってプレーしていきたいと思います。

 

田中選手

―5分しないうちに2ゴールを決めたが

今日は自分が点を決めるっていう強い思いで試合に入った。(田邉)光平くんがボールを持ったときにずっと上がってくるなと思ってたので、上手く合わせることでできて良かったです。

―田邉選手のクロスから2点を決めたが連係面については

光平くんが持ったときは絶対にボールが入ってくるっていうのは練習からわかってたのであとは待つだけでした。普段の練習からそういう意図が合っていたかなと思います。

―オフ期間で強化した部分は

前期あれだけチャンスをもらっても点を取ることができなかったので、ゴールっていう目に見える結果、数字のところにこだわってやっていた。それがうまく出て良かったかなと思います。

―次節・明学戦について

優勝するためには絶対に2連敗っていうのはあってはならないですし、明治学院が特別というわけではないですけど、前期負けてしまってるので。そこはしっかりとリベンジして行きたいなと思います。

 

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(記事、写真:奥村杏)