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洗練された総合力で快勝!ベスト4へ好発進 ―全日本学生ハンドボール選手権大会2回戦対大阪経済大

2021年11月7日 山梨・小瀬スポーツ公園体育館

負けたら終了のインカレ2日目。2回戦は大阪経済大と激突した。序盤から攻めのハンドを展開した中大は、セーブを連発したGK宮城風太(経4)の活躍もあり、前半を21ー12で折り返す。後半はミスが続く場面もあったが、すぐに勢いを取り戻し華麗な連携プレーや速攻で得点を量産。初出場の1、2年生も見事な存在感をみせ、39―25(21―12、18―13)で勝利。 初戦に引き続き2回戦もいい流れでベスト8進出を決めた。

▲ジャンプシュートを決める主将中村

試合開始直後、宮城が2連続で相手のシュートを止める好プレーをみせると、その後中村翼(法4)のシュートで先制。その後は点を取り合う形となったが、試合開始7分、「(大阪経大は)個の力やシュート力もあるので目の前の相手に立てるように気持ちを作って臨んだ」と語った久保寺歩夢(文3)の速攻を境に流れは中大に。3本のフリースローも確実に決め、さらに部井久アダム勇樹(法4)は15分の投入直後にディフェンスの隙を突く豪快シュートを決めるなど、チームが培ってきた鉄壁の守備とパワーのある攻撃を存分に発揮し、21―12で前半を折り返した。

▲前半得点を量産した蔦谷

後半1分、中大は上山陽平(総2)のパスカットからの華麗なロングシュートで勢いをつけると、7分には手厚いディフェンスで相手のシュートを阻止。その後はパスなどでミスが目立ち、相手に3連続得点を許すも、タイム終了直後には中村、中島海(経3)らのシュートが決まり流れを取り戻した。後半20分からは次々と連携プレーが決まり、1年生の蔦谷日向(法1)や瑞慶山充貴(法1)らもシュートを決めチームに貢献。試合終了30秒前には、久保寺の粘りの滑り込みシュートが入り39-25と大差をつけ勝利した。

▲最後まで粘り強いプレーをした久保寺

今回の試合について実方智監督は、「攻撃、ディフェンス、速攻、どれも仕上がりがすごく良く、チームは非常に良い状態になっている」と振り返り、次戦については「1、2回戦のような楽なゲームは3試合以降絶対にないので、ある程度競りながら中大らしいハンドボールをしてほしい」と語った。また、主将の中村仁宜(文4)は「皆優勝が目標なのでまだ全然満足はしていない」と次戦以降に向けて強い意気込みを語った。3回戦の対戦相手はディフェンスを武器とする福岡大学。今まで積み上げてきた総合力を存分に発揮し着実にベスト4を掴んでほしい。

 

◆試合結果◆ 

〇中大39(21ー12、18ー13)25大阪経済大●

◆コメント◆ 

部井久アダム勇樹選手

「(今日の試合は)メンバーが何度も入れ替わりながらも皆それぞれ仕事をして、攻守どちらもいい形で終われて、中大らしさを出せたので良かった。(福岡大は)伝統的にディフェンスがしっかりしていてそこからリズムを作っていくチームですが、自分たちはいつも通りのディフェンスをすれば良い結果になるのではないかと思います」

(記事:小幡千尋、写真:竹内賢心)