• Twitter
  • facebook
  • instagram

フレッシュなメンバーで臨むも… 春季リーグ黒星スタート-関東学生ハンドボール春季リーグ戦 対日体大

4月13日 中大多摩体育館

春季リーグ戦が今日開幕した。相手の日体大は日本代表経験が豊富なハンドボール界の第一人者である宮崎大輔選手が再入学。試合に出場するということもあって、多くの報道陣が詰めかける注目の初戦となった。

そんな中で幸先よく白星スタートといきたいところだったが、終わってみれば24-40と大差での敗戦。経験豊富な昨年のメンバーと変わって、フレッシュなメンバーで臨んだ試合だったが、速攻を得意とする相手に対して「自分たちのやりたいことができず、逆に相手のハンドボールをさせてしまった」(山川慎太郎主将・経4)と課題の残る一戦となった。

 

▲シュートを放つ2019年度主将の山川

 

試合は開始1分で相手の得意な速攻で先制を許すと、そこから徐々に点差を広げられる苦しい展開に。ゴールキーパーで今季は副将を務める大西暁斗(法3)が弾いたシュートがそのままゴールに吸い込まれるなど不運な失点も重なった。

前半8分には司令塔の安永翔(法3)と右サイドでスタメンの岩﨑滉大(文3)の3年生コンビが連続得点を挙げて追い上げるが、その後が続かず。「パスが回らず、すぐにシュートを打って外してしまい、結果的に速攻で決められてしまった」と実方監督が言うように、相手得意の速攻を止めきれずに連続失点。前半を13-21の8点差で後半を迎えることとなった。

 

▲この試合チーム最多得点の中村翼(法2)

 

後半、この試合でチーム最多の8得点を挙げた中村が連続してシュートを決め、さらには昨年から試合に出場する寺島健太(総3)、途中出場の大村俊介(商3)が連続得点と存在感を発揮。何とか日体大に食らいつく。しかし後半の連続得点はこの2度だけ。後半20分以降は日体大の猛攻を防ぎきれず、16点差と大差の敗戦となった。

 

そんな中でも明るい兆しも見られた。4月に入学したばかりの蔦谷大雅(法1)は早速左サイドでスタメン出場すると、前半に公式戦初得点を記録。「フィジカルの違いも感じるし、応援の雰囲気がすごい」と大学初戦を振り返った。今後の春季リーグでも新戦力の活躍に期待がかかる。

 

▲期待のルーキー蔦谷。今日は2得点を挙げた

 

「今年のチームはよく走ってみんなで勝つチーム。練習試合では勝った試合も多かったので、こんな試合もあると思って切り替えたい」と指揮官は前を向く。多くの課題が見つかった新チーム初戦。明日の早大戦では課題を解消し、  『快勝』といきたいところだ。

 

◆試合結果◆

●中大24(13-21、11-19)40日体大○

 

コメント

実方監督

「今年のメンバーは昨年まであまり試合に出ていなかった選手が多くて、上手くいかないこともあるかなと恐れてはいたんですけど…。いい意味で選手が行こう行こうとしすぎてシュートが入らず、相手の得意な速攻の形が増えて点差がついてしまいました。今日は悪いところがたくさん出てしまったので、明日はきちっと中大のハンドボールをして勝ちたいと思います」

山川主将

「通用するところもあったけど、崩れてしまったときに立て直すことができなかった。今年はスーパーエースがいないので、みんなで守ってみんなで点を取って勝つチーム。今日は自分たちのやりたいことができなかったので、どうやって切り替えて明日に臨むかをしっかり話し合いたいと思う」

中村

「初戦を大事にしたかったので全然だめでした。もう少し点を取れたと思うし、ミスもあった。チームに迷惑をかけてしまったので良くなかったです。宮崎大輔選手はすごかった。自分と身長が同じくらいで、その中で世界と戦うにはあれくらいのスピードと体の強さがないといけないし、勉強になりました」

蔦谷

「相手の早い速攻を抑えて、自分たちのプレーをしようと臨んだがそれができなかった。中大はとても仲が良くて、みんなで勝つチームだと思う。明日は快勝します」

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部