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6回に逆転を許し敗戦 春季リーグ戦は厳しいスタートにー東都大学準硬式野球春季リーグ戦 対国士大1回戦

2021年3月28日 八王子市民球場

関東大会制覇の歓喜から3日、春季リーグ戦が開幕した。初戦の相手は関東大会の4回戦でも対戦し8ー1で快勝した国士大。リーグ戦初戦ということもあり、勢いをつけるために勝利をおさめたかったところだが、中盤に逆転を許し4-6で敗戦。春季リーグ戦は厳しい船出となった。

 

中大は初回、中森至(経2)の四球を足掛かりにチャンスを広げると、友田真志(商4)の犠飛で幸先よく先制をする。中大の先発は二刀流林部庄吾(商4)。先頭打者を打ち取るもそこから三連打を浴び2点を失い逆転を許す。「初回の入りの難しさを感じた」と試合後に林部は語った。

久しぶりにマウンドにあがった林部

 

しかしこのままで終わらないのが中大。1点ビハインドで迎えた3回、相手のエラーからチャンスを広げると、高橋孝成(商3)のスクイズで同点に追いつき、続く4回には関東大会でチームトップタイの4打点をあげた佐藤龍之介(商3)が左中間を真っ二つに割る適時二塁打を放ち勝ち越しに成功。「真っすぐを待てと監督に言われて、その真っすぐを打てた」と佐藤はタイムリーの打席を振り返った。

公式戦4戦連続で打点をあげた佐藤

 

6回にも1点を加え、このまま逃げ切り体制を図りたかったところであったがその裏、2回以降被安打1と好投を見せていた林部が国士大打線につかまる。二死を取った後、四球でランナーを出し、続く打者に左適時二塁打を浴び一点差に迫られる。ここでピッチャーは石井竜弥(商2)にスイッチ。しかし一度狂った歯車は戻せなかった。石井は直後の打者に死球を与えると、続く打者に走者一掃の中越え適時三塁打を浴び逆転を許す。7回にも1点を失い、試合はそのままゲームセット。4ー6で悔しい敗戦となった。

6回のピンチでマウンドに集まる選手たち 

 

試合後のミーティングで池田監督は「関東大会で優勝したわけだから今度は今までやってなかったこと(リードなど)を試してほしい」と選手たちに語った。もちろん今までの中大の野球をすればある程度は勝利を重ねることはできるのかもしれない。しかし全日本制覇というさらなる高みを目指すには池田監督が掲げたような既存の中大野球にプラスした「新たな野球」というのが必要なのである。次戦の東海大戦ではどのような野球を見せてくれるのか楽しみだ。

 

◆試合結果◆

チーム  123 456 789 =計

中 大  101 101 000 =4

国士大  200 003 100 =6

 

◆お知らせ◆

次戦は4月16日、上柚木公園野球場にて行われる春季リーグ戦対東海大戦となります。試合開始は9時30分を予定されています。

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部