2024年3月3日 中央大学多摩キャンパスラグビー場
▲得点後盛り上がる選手たち
今年東京六大学対抗戦に対抗して誕生した「関東ラクロス七大学戦」。中大、武蔵大、日体大、青学大、一橋大、明学大、獨協大が総当たり戦をし、1位になった大学が六大学戦王者と対戦。さらにその勝者は西日本優勝校と戦い、春の王者を決めるという構図になっている。
記念すべき第1回大会、中大の初戦の相手は一橋大。試合序盤から積極的に攻撃を仕掛けていく。MF沈凡翔(国経3)の得点などで、第2Q終了時点で3ー2とリードしていたものの後半に連続して失点を重ね3ー5と敗戦を喫した。
▲得点を決めた沈
試合後、高橋監督は「反則や決まらないときが続いて、流れを相手に持ってかれてしまったような感じで、それを最後まで引きずって修正できなかった」と反省点を口にしたが、「個人で相手に勝っていくというところにこだわってやってきているが、そこはある程度発揮できているのかなと思う」と前向きに試合を評価した。
▲シュートを打つ伊東俊介(経2)
今季のスローガン「マクレ」のもと、悲願の学生日本一を目指す中大ラクロス部。今回の七大学戦での目標も優勝。その目標に向けて捲り上げるべく、次戦は3月9日に昨年の全日本優勝校である日体大と対戦する。
◆試合結果◆
●中大 3-5 一橋大〇
◆コメント◆
髙橋監督
──今日の試合を振り返って
前半はほぼ互角というか、ちょっと優勢もって試合運びができてたと思うんですが、ちょっと反則や決まらない時が続いて、それで流れを相手に持ってかれちゃったような感じで、それを最後まで引きずって修正できなかったっていうところが1番の反省かなと思います。
──新チームの初戦だったが去年までのチームと比較して今年のチームの特徴は
今年は個の技術、それからフィジカル、プレーの強度にこだわって、あまり組織的な練習を入れてなくて、個人で相手に勝っていくっていうところにこだわってやってきているんですが、そこはある程度発揮できてるのかなと思うので、この七大学戦を通じてしっかり出し切って、その上で組織力っていうのを今後やっていきたいと思っています。
──来週の日体大戦に向けて
今日は負けてしまいましたが、自分たちがやってることを迷うんじゃなくて、 さらに質を高めて強度高くなっていくことで乗り越えて、今日の敗戦を乗り越えていきたいなと思っています。
塚田啓生選手(法3)・沈凡翔選手(国経3)
──チームとして、自身としてのこの試合を振り返って
塚田 チームとしてで言うと、 今年は個人の力をいれるというところで、組織で守るというよりも、まず個人で守ろうっていうところをベースとしては意識して やってきたんですが、若干個人の力で守りきれない部分があったかなと思います。私自身のプレーとしては、パスミスが若干目立ってしまったり、要所要所でチームを救うセーブができなかったところは反省点かなと思います。
沈 チームとしては、やはりオフェンスが点を取らないと勝てないスポーツなので、オフェンスがこの試合をコントロールして勝ちに行けたらよかったんですが、それが前半までは良かったんですが後半オフェンスがコントロールできなくなってしまって、相手に流れが行ってしまう状態が何度も続いてしまったので、最上級生としてそこはみんなをもう1度統一してやらせたかったんですが失敗してしまったというところがチームとしてあります。個人としては、もっと強気なプレーで、プレーで示して、みんなが盛り上がれるような プレーをもっとしたかったんですが、ボールも回ってこず、ディフェンスの選手たちにかなり負担を強いられてしまいました。
──日体大戦に向けて
塚田 日体大は昨年全日本優勝してるチームで自分たちよりも強いチームだと思うので、しっかり挑戦者の気持ちと、あとは今シーズンのスローガンであるマクレというところで、日本一達成したチームに対して勝利することができれば勢いづくと思うので、初戦負けてしまったんですが、次戦から勝ち続けられるように頑張りたいと思います。
沈 去年日本一だった相手に自分たちも試せる機会ってのはなかなかないですし、七大学戦という新しい機会を設けてもらって、これから五戦続くと思うんで、 その五戦を1試合1試合大切に必ず勝って優勝を諦めずに目指したいと思います。
──今シーズンの目標は
塚田 学生日本一です
横田慈英選手(法2)
──チーム全体として振り返って
1週間前に今シーズンのチームとして初めての練習試合があって、そこで勝ってその流れのまま今日いい感じで来たんですが、ハーフタイムまで勝ってたんですが、後半相手のペースになってしまったのでここから今日も振り返りしてまた来週以降週に1回試合あるので、そこに向けて修正していきたいと思います。
──自身のプレーに関しては
自分の性質上、オフェンスもディフェンスも、あとフェイスオフっていう最初のラクロス特有のプレーもやってるのでそのオールラウンダー的な持ち味は出せたのかなと思うんですが、本職であるオフェンスで点に絡めなかったので、そこは次節から点に絡めるようなプレーをしていきたいと思います。
──今シーズン通しての目標は
今シーズンは学生日本一ということで、ここ2年ファイナル4と呼ばれる、日本一への挑戦権を得られるところに行けてないので、そこを目指して頑張っていきたいと思います。
◆お知らせ◆
次戦は3月9日(土)に行われる対日体大戦です。
(記事:琴寄由佳梨、写真:琴寄由佳梨、井口縁)
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