• Twitter
  • facebook
  • instagram

個人戦奥野・森川ペアベスト8も悔しさ残る―関東学生バドミントン新人選手権大会

 

2024年2月23日~29日 平塚サンライフアリーナ・所沢市民体育館

団体戦でベスト4という結果をおさめ、勢いにのる中大。続く個人戦には、シングルスから7名、ダブルスから3組がエントリーした。

 シングルスでは選手1名が怪我のため棄権するも残り6名は初戦を突破した。続く試合も落ち着いた様子で試合に挑み、4回戦へ進んだのは小林遥輝(商2)、奥野天斗(商1)、深井俊椰(商2)だ。

4回戦、小林の対戦相手は今大会準優勝者の宮下(明大)だ。相手の際どいコースへのスマッシュに苦戦する。奥野も1セット目から相手のペースに呑まれてしまう。2セット目には反撃を試みるもあと一歩届かず敗北を喫する。

 一方深井は1セット目からリード。試合の流れを自分に持っていく。その後も冷静にゲームメイクし見事ストレート勝ち。

                  ▲球を打ち返す深井

 準々決勝、最初はリードされるも確実に点を重ねていき、21-19と1セット目を取る。2セット目は序盤から4点連続先取するも相手も負けじと追い上げていく。高校の同級生ということもあり対策をされてしまう。深井は「自分の球を相手に読まれてしまった」と話し15-21、14-21とそのまま勝ち切られ、結果はベスト16となった。

 今回の結果に対して深井は「ベスト8、ベスト4の壁を感じた。次の試合に向けてステップアップしていきたい」と前向きな姿勢を見せた。

 

ダブルスでは、1組は怪我のため棄権となり、体調不良のため団体戦に出場できなかった深井・池田真那斗(商1)ペア、奥野・森川翔暉(商1)ペアが個人戦で躍動した。

深井・池田ペアの初戦の相手は強豪法大。1セット目を相手に差をつけて21-8で先取するも、2セット目を相手に流れを持ってかれ落としてしまう。最終フルセットまで持ち込むも、あと一歩及ばず、16-21で敗戦を喫した。

奥野・森川ペアは初戦、2回戦をストレートで勝ち進み、続く3回戦も日大相手にフルセットまでもつれ込むも勝ち切りベスト8を決めた。

ベスト4をかけた準々決勝。相手は法大の櫻井・南本ペア。1セット目から激戦を繰り広げ18-21とするも、相手の身長差を活かした攻撃に苦しむ。あとがない中大は、2セット目序盤から積極的に攻めるプレーを見せる。森川が前衛に入り、奥野が後衛からスマッシュで決めるベストな形で点を取り、21-15と1セット取り返し、試合を振り出しに戻す。迎えた3セット目。出だしを相手のペースに先導され点差を離されてしまう。なんとか食らいつくも最初の点差を詰めることが出来ず13-21で敗れベスト8で今大会を終えた。

                  ▲奥野・森川ペア

試合後、奥野はベスト8という結果について「2人で優勝できたらいいねって話していたので、ベスト8は自分はあまり嬉しくないかなって感じです」とベスト8ではなく、さらに上を見ていた。また、奥野は準々決勝相手の法大櫻井・南本ペアと同じ高校出身であり、3年間一緒にやってきて手の内が分かりきってるからこそ「もっと頭使ってプレーすればよかったなと思います」と悔しさをにじませた。

次の大会は4月に行われる春季リーグ戦。森川は「任された役はしっかり成し遂げて、チームの勝利に貢献できるように頑張りたい」とリーグ戦に向けて意気込んだ。中大は秋季リーグ戦2部で優勝しており、春季リーグ戦は1部での復帰戦となる。強豪相手にどこまで勝ち進むことが出来るか、新人戦からの勢いのまま今大会よりもさらに成長した姿に注目だ。

 

◆試合結果◆
男子シングルスA

ベスト16=深井俊椰(商2)

4回戦敗退=小林遥輝(商2)、奥野天斗(商1)

男子ダブルスA

ベスト8=奥野・森川翔暉(商1)ペア

(記事・写真:水﨑菜花、吉田弥生、髙橋若夏)

公式X(@chudaisports
Instagram(@chuspo_report