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江川がピストル本選2位!萩原、松本も入賞「自分の撃ち方極めて」—日本学生選抜スポーツ射撃競技大会

2026年6月5日~7日 神奈川県・県立伊勢原射撃場

射撃の学生日本一を争う日本学生選抜射撃競技大会が6月5日から7日にかけて開催された。出場基準が厳しい中、中大からは8名が出場しハイレベルな戦いを繰り広げた。

【男子】

大会2日目に行われた10㍍エアライフル(AR)本選1組目には萩原結人(文2)と和田唯我(商4)、2組目には大川蓮(商1)が出場。この種目は本選で60発を撃ち、その合計得点が高い上位8名が同日行われるファイナルに進出する。春季大会からの期間が短い中で、「銃のセッティングをここの射場(神奈川県立伊勢原射撃場)仕様にして練習を行った」という萩原は本選で全体7位となる618・7点を記録し、ファイナル進出を決めた。和田は全体30位となる610・8点、大川は全体9位となる617・9点で惜しくもファイナル進出とはならなかった。ファイナルは、スコアがリセットされた状態でまず一斉に10発を撃ち、そこから一人ずつが脱落していくサバイバル形式が取られる。第1ステージを8位で終えた萩原は第2ステージでの逆転を狙う。第2ステージはすべてのショットで10点台をマークする安定さをみせ、6位入賞を果たした。

大会最終日に行われた50㍍ライフル三姿勢(R3P)本選1組目には萩原が、2組目には和田と末次皇輝(商4)が出場。和田は伏射で高得点をたたき出し、本選で合計564点と自己ベストタイの記録となったが、全体で9位となり惜しくもファイナル進出まであと一歩届かなかった。なお、末次は合計552点で全体24位、萩原は合計545点で全体33位という結果となった。

10㍍AR本戦に挑む萩原

10㍍エアピストル(AP)では江川志(国情1)が出場。この種目は、10㍍先の的を立った状態で片手だけで銃を保持して撃つ種目だ。江川は5日の本選で合計得点563点をマークし、全体2位で6日のファイナルに挑んだ。ファイナル第2シリーズの1発目にはこの回のベストショットとなる10・2点をマーク。江川は「ファイナルは慣れていなくて緊張してしまった」としながらも、堂々の5位入賞を果たした。

10㍍APファイナルに挑む江川

【女子】

大会2日目には50㍍R3P本選2組目に松本夏音(商3)と藤田琴子(商2)が出場。この種目は、うつ伏せで両肘を付いた状態で撃つ伏射、片膝を立てる膝射、そして立射の3姿勢でそれぞれ20発ずつを射撃し、出場者全員のうち合計スコア上位8名がファイナルに進出する。前回の試合で、「まだ風を考慮する域に達していない」と話していた松本だが、伏射、膝射、立射全てで90点台後半をマークする安定さを見せ、全体3位となる570点でファイナル進出を決めた。藤田は伏射での得点を伸ばせず、全体34位でファイナル進出とはならなかった。ファイナルでは、機材トラブルにより第2シリーズの前に時間が空いたが、松本は「試射の段階で(試合進行が)止まってしまったので、構えの姿勢を崩さないようにした」と、思わぬアクシデントにも冷静に対応した。試合再開後、第2シリーズの1発目で7位となったが、2発目には5位へと順位上げる好ショットを見せた。最終スコアは298・9点で6位入賞を果たした。

大会最終日に行われた10㍍AR本戦では、1組目に松本が、2組目に藤田が出場。松本が合計618・4点で全体12位、藤田が合計616・2点で全体21位となり、惜しくもファイナル進出とはならなかった。

▲50㍍R3Pファイナルに挑む松本

◆コメント◆

萩原結人(10㍍AR男子ファイナル後)

——今日の試合を振り返って
「予選が春関(関東学生スポーツ射撃選手権春季大会)ていうのがあったんですけど、それではあまり点数が出なかったんですけど、今回上に進んで緊張感も高まったと思うんですけど、それより点数が高くなったんで良かったかなと思いつつまだ自分が改善できるところが結構あるなっていうのも感じた試合でした」

——良かった点、反省点など
「ここの会場(神奈川県立伊勢原射撃場)の試合が去年は少なかったんですけど、今年になってから(会場になることが)増えてあんまり得意じゃない射撃場なんですけど、それにもうちょっと適応できたらなっていう改善点があります」

——3月の韓国選抜で得られたこと
「韓国に行って一番得られたのは自信なんです。韓国選手に教えてもらう機会があったんですけど、技術面じゃなくてメンタル面が大事で技術面は大丈夫だよってことを言われたので、それで自信が得られたのかなって思います」

——今後に向けての目標や意気込みをお願いします
「自分はファイナルが得意じゃないんで本選は自分の努力次第ですけど、ファイナルはメンタルとか精神面を鍛えていこうかなって思ってます」

江川志(10㍍AP男子ファイナル後)

——5日の本戦と今日のファイナルを振り返って
「昨日の本選が今までで一番いい感覚で撃てて、最近結構不調続きだったんですけど、決勝に上がることじゃなくて、自分の撃ち方をずっと続けるってことを意識したらいい点数が出ました。ファイナルは緊張してしまい、あまりいい点数が出ませんでした」

——ファイナルのセカンドシリーズ1発目でベストショットが出たことについて
「あれは正直そんなに自覚がなくて、揺れてるラインの中で撃った感じだったので出ちゃったなみたいな感じです」

——次の試合に向けて
「次は秋の大会があるんですけど、当然3位以内を目指して自分の撃ち方を極めていけたらなって思います」

和田唯我(50㍍R3P本戦後)

——7日の試合を全体的に振り返ってみて
「天気が悪い中で、特に雨とかもあって、いつも晴れている状態で撃っているんですけど、その中でいつもと違ったこの空気感でもそれらを受け入れた上で、自分のベストを尽くしていこうという気持ちの中で撃っていけたのだと思っています」

——前の試合から今日に至るまで、どのような練習をしてきたか
「P、プローン(伏射)が僕の中で一番の課題であったんですけど、実際にPだけの試合があるんですよ、60発撃つ。それを練習でなんですけど、試合と同じような緊張感をもって試合形式で撃ってたりとかしたことで、緊張感の中で練習したことは良かったんじゃないかと思います」

松本夏音(50㍍SB女子ファイナル後)

——今日の試合を振り返って
「今日は、前回の反省を生かしてコーチに風に対してのアプローチを聞きに行ったり、アドバイスをもらいながらできたので、それがよかったと思います」

——次の本戦の目標点数を570点に設定していましたが、今日はいかがですか
「今日はその目標を達成できたので良かったです」

——目標達成の要因は
「やっぱりコーチに色々なアドバイスをもらって、姿勢の改善と風へのアプローチの仕方を学べたのが良かったです」

——コーチにはいつから師事しているのですか
「私が1年生の時の4年生の先輩なんですけど、去年からSBを始めたので(その時から)SBについてたくさん教えてもらっています」

——第2シリーズの1発目で7位、そこから2発目で5位まで順位を上げましたが意識していたことはありますか
「あんまり順位は気にせずに撃ちました。一番大きいのは、(試合進行が)止まって試射がプラスで撃てたことかなと思います」

——今大会のSB本戦、ファイナル全体での良かったところ、改善点を教えてください
「良かったところは、立射の姿勢がいつもよりちゃんと狙って当てられたことです。反省点は膝射の姿勢がまだいつも通りの姿勢で撃てていなかったので、練習して改善していきたいと思います」

——次戦に向けて意気込みをお願いします
「次戦までに練習をいっぱいして、これ以上の点数が出せるようにがんばりたいです」

◆大会結果◆

〈女子〉
10㍍AR
本   選 12位 松本
〃     21位 藤田
50㍍SB
ファイナル 6位 松本
本   選 3位 松本
〃   34位 藤田
10㍍AP
本   選 42位 山田彩世 (法2)
〈男子〉
10㍍AR
ファイナル 6位 萩原
本   選 7位 萩原
〃   9位 大川
〃   30位 和田

50㍍SB
本   選 9位 和田
〃   18位 末次
〃   33位 萩原
10㍍AP
ファイナル 5位 江川
本   選 2位 江川

◆お知らせ◆
次戦は8月31日(月曜日)~9月3日(木曜日)に栃木県ライフル射撃場で行われる関東学生スポーツ射撃選手権秋季大会です。

(記事:福田一、山田和果 写真:土屋日向、福田一、山田和果、比留間柚香)

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