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村田が再び頂点へ!「応援される剣道部」を実現─第74回全日本学生剣道選手権大会、第60回全日本女子学生剣道選手権大会

2026年7月5日 日本武道館

5月に行われた関東学生剣道選手権大会を通過した男女6名ずつの計12名が全国の強豪剣士たちと剣を交え、村田結依(経3)が連覇、福岡さくら(経2)が3位入賞し、中大史に新たな伝説を刻んだ。

▲3位の福岡さ(左)と連覇を果たした村田(右)

 

女子は、村田結依(経3)、嶋内さおり(商3)、西岡伽弥乃(経3)、福岡さくら(経2)、末吉香晴(商2)、中司美羽(経1)が出場した。関東女子学生剣道選手権大会で1年生ながら優勝を果たした中司はシード権を獲得し、2回戦からの出場となった。順調に勝ち進んだが4回戦で櫻井(法大)にメンを決められ、ベスト16となるも、3年生相手に健闘を見せた。3年生の西岡も同じくベスト16まで進出した。

▲1年生ながらベスト16入りを果たした中司(右)

本大会で3位入賞した2年生の福岡さは、準優勝の佐藤(山口大)に敗退するも、強豪相手に多彩な技を仕掛けた。準々決勝では福西(慶大)と対戦。開始4分、福岡さがメンを決め先制。残り時間も守り切りベスト4へと進んだ。準決勝では佐藤(山形大)と対戦。前年準優勝した実力者の佐藤に対し、福岡さは「胸をお借りする気持ちで」と挑んだ。両者は拮抗し、延長戦へともつれ込んだが、佐藤のメンが決まり、福岡さは3位となった。昨年は同大会で2回戦敗退の福岡さだが、今年は3位入賞と大きな成長を見せた。福岡さは今大会で実力不足を実感しつつ、自分の力は出し切ったと振り返った。3位ながら自分に厳しい評価を課した福岡さは、来年は日本一を取ると意気込んだ。

▲中大旗を背景に挑む準決勝での福岡さ

見事連覇を果たした村田は、ノーシードからの挑戦だった。関東大会ではベスト16という振るわない成績で迎えた今大会で、村田自身も「ずっと不調が続いていた」と言うように、全日本大会を迎えるにあたり不安もあった。準々決勝では2回の延長、準決勝では3回の延長の末、執念で勝ち進んだ決勝の舞台では、昨年と同じ対戦相手となった。昨年は延長1回開始直後にメンを決め初優勝。しかし佐藤に有効打突が認められてもおかしくなかったと語る村田。今年は「しっかり打って自分の一本で勝ちたい」(村田・経3)という気持ちが大きかった。

今年の決勝では14分にも及ぶ延長3回の末、メンを決め連覇を果たした。優勝後、「2連覇できてほっとした」と安堵を口にした。また村田は「2連覇は自分にしかできないので、意識はしないようにしていたが、勝ち進むにつれ2連覇への気持ちは大きくなっていった」と語った。不調の中でもひたすら稽古を重ね、その執念が村田を再び頂点へと導いた。

▲優勝を決めた村田(手前)の打突シーン

 

男子は、福岡勇馬(経4)、赤星陽生(商4)、森大翼(商4)、水口快(経3)、佐藤利輝(商3)、山元隆太(経2)の6名が出場し、福岡勇、赤星がベスト8で敢闘賞を受賞した。

福岡勇は準々決勝で戸田(法大)と対戦。延長1回開始2分、戸田のメンが決まりベスト8となった。4年生の福岡勇にとって最後となった今大会。福岡勇はベスト8という結果を「悔しい気持ちが大きい」と振り返った。

一方赤星は準々決勝で小柳(筑波大)と対戦。開始1分、小柳がツキで先制する。しかしその後赤星がメンで取り返し、中大応援陣は盛大に盛り上がった。両者一歩も譲らない中、小柳がメンを打った。若干の迷いがありつつも旗は2本上がり、小柳のメンが有効打突判定を受け、赤星は惜しくもベスト8となった。

▲敢闘賞ペアの福岡勇(左)と赤星

福岡勇は主将として、「個人戦で多くの選手が上位進出して自信に繋がったが、個人戦で上がったからといって団体戦で勝てるわけではないので、団体戦に向けてまた明日から頑張りたい」と語った。また部の雰囲気として、「選手以外からの応援もあり、まとまったチーム」と評価した。

2021年のインタビューで、当時の主将であった清家羅維氏(令和4卒・現大阪府警)は「応援される剣道部」を理想に掲げていた。5年たった今、同じく主将の福岡勇が語るように、中大剣道部は「応援される剣道部」になっている。選手以外も巻き込んで全員で勝ち進む中大スタイルは、今後も継承されるだろう。

▲村田の応援に駆けつけた中大陣

 

◆試合結果◆
女子

優勝:村田(連覇)

3位:福岡さ

1回戦
村田  反ー   二上(同志社大)
嶋内  メー   福田(鹿屋体大)
西岡  コー   矢野(同志社大)
福岡  メー   白丸(山口大)
末吉  ドー   本田(朝日大)
2回戦
村田   ドー   林(鹿屋体大)
嶋内    ーメ  夏井(環太平洋大)
西岡   メー   福園(鹿屋体大)
福岡  反メー   川上(福井工大)
末吉   メー   岩佐(駒大)
中司   メー   小田(松山大)
3回戦
村田   コー   東海林(関東学大)
西岡   メー   中田(立命大)
福岡   メー   堀(鹿屋体大)
末吉    ーメ  樋口(鹿屋体大)
中司  メメー   伊藤(別府大)
4回戦
村田   コー    川田(駒沢大)
西岡    ーメ   福西(慶應大)
福岡  コメー    井上(明治国際医大)
中司    ーメ   櫻井(法大)
準々決勝
村田   メー    森田(法大)
福岡   メー    福西(慶大)
準決勝
村田   コー    夏井(環太平洋大)
福岡    ーメ   佐藤(山形大)
決勝
村田   メー    佐藤(山形大)

 

男子

敢闘賞:福岡勇、赤星

1回戦
福岡   メー   森下(京産大)
赤星   コー   小谷(大体大)
水口  コメーコ  山下(北大)
山元    ーメ  花田(東北大)
2回戦
福岡  メメード  添木(高知工科大)
赤星  ココー   坂元(福井工大)
森    コー   古関(立命大)
水口   コー   辻(星城大)
佐藤   メー   川内(鹿屋体大)
3回戦
福岡  メコー   大前(関西大)
赤星   コー   河野(国学大)
森    メー   長崎(鹿屋体大)
水口   メー   浅見(山形大)
佐藤    ーメ  石田(中京大)
4回戦
福岡  ドコー   吉田(立命大)
赤星   メー   阿賀(日体大)
森    ドー   谷川(日体大)
水口   コー   山下(鹿屋体大)
5回戦
福岡  メコード   黒井(星城大)
赤星  コドー    野口(慶大)
森     ーコ   寺村(清和大)
水口   メーメメ  戸田(法大)
準々決勝
福岡    ーメ   戸田(法大)
赤星   メーツメ  小柳(筑波大)

◆お知らせ◆
次戦は9月13日(日曜日)に日本武道館で行われる第75回関東学生剣道優勝大会です。

(記事:樋口有花、写真:篠原ひなた、樋口有花、島田智史)

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