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打ち合いを制し初戦を突破する─第 92 回全日本アイスホッケー選手権大会(A)対 DYNAX戦

2024年12月5日 栃木県立日光霧降アイスアリーナ

秋リーグを2位で終えた中大スケート部は上位3チームが出場できる全日本アイスホッケー選手権の出場権利を手に入れ、栃木の地に降り立った。全日本は関西の1大学や全日本アイスホッケー選手権大会(B)の上位4チームに加え、アジアリーグに所属するH.C.栃木日光アイスバックス、東北フリーブレイズ、レッドイーグルス北海道、横浜GRITSの4チームの計12チームが出場する。実業団やプロの世界で活躍するチームとの大会が始まった。初戦は全日本アイスホッケー選手権大会(B)で優勝した強敵DYNAXとの一戦となった。

 

〈第1ピリオド〉
強豪相手に中大は幸先よく先制点を奪う。開始2分、杉江真宙(経1)がいきなりゴールネットを揺らすと9分荒木零士(総3)が追加点を挙げた。2点を先行した中大に対し、DYNAXも反撃に転じる。ペナルティでの退場も相まって相手にポゼッションされる時間帯が続く。何度も決定的なシーンを作られるもゴーリー川合温大(文3)を中心に体を張ったディフェンスで攻撃をしのぐ。しかし17分、ミスからカウンターを受けるとシュートがリフレクションして失点。その後も攻められる展開が続くも1点差のまま第1ピリオドを終えた。

▲得点を喜ぶ選手達

 

〈第2ピリオド〉
試合再開早々に中大はチャンスを作る。2分、種市悠人(総4)がゴール左から鋭いシュートを放つも相手ゴーリーに防がれた。その後はペナルティでの退場が重なり苦しい時間帯が続く。フィールドプレイヤーが全員揃わない時間が多く、思うように攻撃ができない。15分、守備陣の奮闘もむなしく相手にカウンターからパスをつながれて崩されるといい状態でシュートを打たれた。一度は川合が防ぐもこぼれ球を押し込まれ同点とされた。中大は流れを掴まれかけるも反撃する。3分後夏野晃輔(商4)からゴール前でパスを受けた角丸陸斗(国経3)が相手ゴーリーの股を抜くシュートを決め、再びリードを奪った。八戸監督は試合後「東京のリーグとの(ジャッジの)違いに戸惑ってるところもあると思う」と語り、加えて「この基準でインカレやることになるので、しっかり慣れてもらわないと困るってことで話はしました」と振り返った。


▲攻守で存在感をみせた堤虎太朗(総4)

 

〈第3ピリオド〉
勝負の第3ピリオド。「秋リーグ通して3ピリがすごい落ちていくところがあったので、そこでしっかり集中していこうって声かけをした」(種市主将)とチームを鼓舞する。すると3分、木村のシュートのこぼれ球を角丸が素早く反応してリードを2点に広げた。さらに相手を押し込む展開が続くと小野田蓮(経3)のシュートこぼれ球を棚橋映斗(経1)がつめ、最後は小岩獅竜(商1)が決めきりリードを3点とした。相手を寄せ付けないスピードの攻撃でレセプションを制し多くの得点を決める。試合終了間際にはゴーリーを下げて前がかりになったDYNAXの裏をとりダメ押しの1点を下坪久晃(商3)が決め、勝利を決定づけた。

▲ダメ押しの1点を決めた下坪

 

全日本の初戦を突破した中大スケート部。次戦は前年度2位、アジアリーグに所属する東北フリーブレイズとの試合に臨む。「アジアリーグのチームにチャレンジできる貴重な機会なんで、最後まで食らいついていければなという風に思ってます。」(八戸監督)と難敵を前に意気込んだ。

◆試合結果◆
〇中大6(2-1、1-1、3-0) 2DYNAX●

◆お知らせ◆
次戦は12月6日(金)に行われる対東北フリーブレイズ戦です。

(記事:関拓斗、写真:吉田弥生)
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