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初戦を完封勝利!リーグ戦をうれしい白星発進ー関東大学アイスホッケーリーグ戦1巡目対法大

9月7日 ダイドードリンコアイスアリーナ

 

夏の交流戦では強豪相手に勝ち点を重ね見事に優勝を果たすなど春からの成長が著しい中大。リーグ初戦の法大戦では「どうにかして勝っていい流れにしよう」(植森脩太郎・法4)と意気込んだ。第1ピリオドこそ点は入らなかったものの、第2ピリオドでは5点連取。第3ピリオドでも攻めの手を緩めずダメ押しの1点を決め、トータルスコア6-0での完封勝利を収めた。

 

▲パックを運ぶ矢島翔吾(総2)

第1ピリオドは序盤から主導権を握った。オフェンスゾーンでのプレー時間が長くゴールチャンスも何度かあったが、なかなか得点にはつながらない。矢島翔吾(法2)のシュートがゴールの枠を捉えるも、ノーゴール。激しい攻防戦の中体力だけが削られていった。途中相手にゴール間近まで攻め込まれる場面もあったが、ゴーリーの合田聖(経4)の好セーブにより失点を回避する。「次につながる守りができた。自分自身も味方のディフェンスに助けられた」(合田)。その後も一進一退が続いたが、第1ピリオドは両者無失点で終了した。

 

 

5点目を決めた阿部翼主将(総4)

第2ピリオドは第1ピリオドとは打って変わり、終始中大のペースで試合が運ばれた。2分、ついに均衡が破られる。中大が敵陣深くまで攻め込むと、渡邊大(文2)の技ありシュートが相手のゴールネットを揺らし、先制点を獲得した。11分には齊藤大知(法4)が運んだパックを嶋貫一真(法2)がシュート。惜しくも相手ゴーリーに阻まれるも、こぼれ球を植森が冷静にゴールに押し込み、中大の2点目が決まる。勢い止まらず、そのわずか3分後には相手ゴール右手からゴーリーの隙を縫うような形で中村宗史(総2)が追加点を決める。暫定スコア3-0と点差を広げるが、中大の攻撃の手は緩まない。17分にはゴール前でのパス回しでじわじわ攻め込むと、最後は米山幸希(法1)がきれいにシュートを決める。米山は「日ごろからの練習の成果が出てよかった。新しい引き出しもできたので今後も活用したい」とルーキーながらも頼もしく振り返った。第2ピリオド終了2分前阿部主将が相手ディフェンスから抜け出しゴーリーとマンツーに。惜しくもシュートは枠を逸れてしまうも、再びチャンスが来ると今度は右からのシュートをきっちり決め、チームをさらに盛り立てた。今回も失点を0に抑え、第2ピリオドを良い流れのまま終了した。

 

▲得点に喜ぶ選手たち

第3ピリオドではなんとかして1点取り返したい法大を抑えきる展開となった。中大のペナルティにより相手の攻撃に苦戦するも、合田をはじめとした守備陣が躍動。必死のプレーで相手にゴールを許さない。さらに11分にはこの日まだシュートを決め切れていなかった宮本明朗(総3)が矢島からのパスにきれいに合わせ、ダメ押しの1点を追加した。試合時間残り6分、矢島の出血により一時試合が停止するも、最後まで戦い抜き結果6-0でうれしい白星スタートをきった。

 

厳しい夏合宿を乗り越え、リーグ初戦を完封勝利で飾り良いスタートダッシュを切った中大。八戸監督は「春負けて悔しい思いをして、夏勝つことの楽しさを改めて認識できた。気持ちの充実が一番大きい」と春からの成長について語った。さらにはマネージャーの信田啓吾(文3)による相手の徹底分析も、これまでより大きく成長した点だという。秋リーグの意気込みについて阿部主将は、「優勝することが目標だが、プラスでインカレに繋がる内容ができるかが一番大事」と早くもインカレを見据えたコメントをした。リーグ優勝、インカレ優勝に向け、チーム一体となってホッケーと向き合う。強い中大の完全復活が待ち遠しい。

 

◆大会結果◆

〇中大6(0-0,5-0,1-0)0法大●

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部