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全日本選手権初戦!社会人チームを相手に接戦を繰り広げるも惜しくも敗れる─第89回全日本アイスホッケー選手権大会

2021年12月16日 長野市若里多目的スポーツアリーナ ビッグハット

秋季リーグで2位となり全日本選手権へと出場した中大。初戦は社会人チームのDYNAXと対戦した。U20日本代表に選ばれた堤虎太朗(総1)と種市悠人(総1)の2人を欠く厳しい状況の中でも必死に食らい付いていったが、1-3で惜しくも敗北。1回戦敗退となった。

▲パックを運ぶ矢島翔吾主将(総4)

〈第1ピリオド〉

慣れない社会人チームを相手に独特の緊張感が漂う中始まった第1ピリオド。「前半はかなり引かれた」(八戸了監督)と話すようにDYNAXは比較的守りを重視した動きを見せる。中大は積極的に攻めていこうとするものの強力なディフェンスに阻まれて得点ができない。それでもGKの石川涼(法2)の好セーブにより0-0でこのピリオドを終える。

▲攻める嶋貫一真(法4)

〈第2ピリオド〉

同点で迎えた第2ピリオド。第1ピリオドまでとは打って変わり、両チーム激しい攻撃に転じる。なんとか先制して流れを引き寄せたい中大だったが、開始4分にDYNAXに先制点を奪われてしまう。その後も度々チャンスを作るも「すごいやりづらかった」(矢島主将)と振り返るように自分たちのペースに持ち込めず。このピリオドだけで15本のシュートを打つも得点できないまま第2ピリオドが終了。0-1とリードされる展開になってしまう。

▲シュートを放つ渡邊大(文4)

〈第3ピリオド〉

まずは追い付きたい最終ピリオド。「スタート1分半のパワープレーで同点にして自分たちのゲームにしよう」(八戸監督)という打ち合わせ通り、開始28秒でゴール前のせめぎ合いから矢島主将が見事にシュートを決めて同点に追いつく。そのまま中大のペースに持っていけるかと思われたが、DYNAXも激しい攻撃を見せ思うように流れをつかめない。その後両チーム必死の攻防が続くが得点は動かない拮抗した状態が続く中迎えた17分、巧みな連携プレーからシュートを決められてしまい痛恨の失点を与えてしまう。その後GKを下げて全員攻撃を仕掛けるも逆にカウンターを決められ、1-3で敗戦となった。

▲ゴールに喜ぶ選手たち

無念の1回戦敗退となってしまったが、今季の戦いはまだ終わっていない。集大成となる12月のインカレに向けて矢島主将は「最後中央に何か残せるように毎日全力で頑張っていきたい」と意気込む。今回の経験と雪辱を胸に選手たちがどのような活躍を見せるのか注目だ。

◆試合結果◆
●中大1(0-0,0-1,1-2)3 DYNAX〇

(記事:立花拓暉、写真:渡邊陽代里)