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追う展開が続くも、後半に勝ち越し逆転勝利で決勝進出!ー第26回大学アイスホッケー交流戦苫小牧大会 対早大戦

2025年8月30日 北海道・nepiaアイスアリーナ

9月から始まる秋季リーグ、さらには今季連覇がかかるインカレへ向け、8月中旬から北海道釧路市と苫小牧市で夏合宿を行う中大。釧路合宿では、くしろタンチョウカップ2025〜夏のアイスホッケー交流戦〜に出場し、練習試合含め6戦全勝と結果を残した。苫小牧合宿でも練習試合2試合に勝利し、負けなしで迎えた今大会は昨年同様優勝を目指す。

28日に行われた初戦の関学大戦でも、勢いそのままに相手を13ー0と圧倒し、準決勝に駒を進めた。準決勝の相手は早大。早大に先制点を許し、すぐに同点に追いつくも再びリードを奪われる。中盤まで苦しい時間が続いた中大だったが、同点ゴールを決め、第3ピリオドではついにリードを奪い、4ー2で勝利し、決勝進出を果たした。

〈第1ピリオド〉

試合が始まると、開始から互いに譲らず、攻守が素早く入れ替わる。開始3分で荒木零士(総4)がゴールに迫るも決め切れない。果敢に相手ゴールに迫るも決め切れなかった中、開始5分に早大がゴール前のプレーから先制点を決めた。しかし、その直後、前の試合3得点と勢いに乗る小岩獅竜(商2)が決め切り、すぐに同点した。ここまでの勢いを、徐々に呼び込みたい中大であったが、第1ピリオドのラスト2分で早大に勝ち越しを許してしまう。直近の試合で初めて相手にリードされた展開となり、第1ピリオドを終えた。

▲一時同点となるゴールを決めた小岩

〈第2ピリオド〉

第2ピリオドも流れを取り戻そうと、主将の角丸陸斗(国経4)ら攻撃陣が相手のゴールに迫り、果敢にシュートを狙うも、相手GKの好セーブによって阻まれる。木村祐翔(商4)ら守備陣も互いに譲らない攻防を見せた。中大は追いかける時間が長くなり、追加点は許さないものの我慢の時間が続く。そんな中、第2ピリオドラスト2分で、相手の反則による退場で1人少ない状況に。この好機を逃すことなく、ゴール前から横須賀大夢(総4)がシュートを決め同点とした。2-2と同点で第3ピリオドを迎える。

▲苦しい展開の中、同点ゴールを放つ横須賀

〈第3ピリオド〉

開始わずか2分で小岩同様、初戦でハットトリックを達成した中谷采士郎(総1)が杉江真宙(経2)からのアシストに反応し、シュートを決めついに勝ち越しに成功した。その後、フリーで抜け出した下坪久晃(商4)のシュートも決まり、追加点を挙げた。この日先発したGK川合温大(文4)も2点を失ったものの、徐々に好セーブを連発し、相手の得点を防いだ。試合はこのまま終了し、中大は4ー2で逆転勝利した。

試合序盤から中盤にかけて、苦戦を強いられた中大だったが、ここまでの勢いに乗って、逆転に成功し勝利した。好調の攻撃陣、さらには堅実な守備を担う守備陣で明日の決勝戦に挑む。

▲勝ち越し点を決める中谷

▲追加点となる4点目をシュートする下坪

◆試合結果◆
〇中大 4(1-2、1-0、2-0)2 早大●

◆コメント◆
【横須賀選手】
ー今日の試合を振り返って

入りがチーム全体的に悪くて。相手も勢いがあって、すごい流れが悪かったですけど、ちゃんと2ピリでみんなで切り替えて、足動かして、中でプレーすることを意識して、そこからだんだん良くなって、うまく流れがこっちに持ってこれたので、2ピリ以降はよかったかなという印象です。

―自身の決めた得点について

パワープレーで自分は決めたんですけど、周りのパスがうまくて、自分はもう最後の決めだけだったので、ありがたいですね。

―明日の決勝に向けて一言

しっかり切り替えて、今日の試合良くはなかったので、切り替えてみんなで、この新しい、一応決勝でもあるので、全力で出るからには優勝するような、プレーをしていきたいかなという感じですね。

下坪選手】

―今日の試合を振り買って

やっぱり立ち上がりがちょっと、悪かったのが、長引いちゃって、試合全体的に少しだらけてしまったので明日からは修正して、入りから相手を圧倒できるように、試合運びできるようにしたいなっていう感じですね。

―中盤まで追いかける展開が続いていたが

そんなチーム全体で、やばいなっていう焦りはなかったですけど、まずは自分たちのプレーをして、それから自分たちに流れを持っていこうという形で、最後まで、それが結果につながったかなと思います。

―自身の得点について

あれは仲間が自分につないでくれたってだけですけど、しっかり決め切れたっていうのが、この試合勝ち切れた、勝ち切るための結構大きな1点だったのかなと思います。

―最後に明日の試合に向けて

絶対優勝します。

小岩選手

―今日の試合を振り返って

今日は、なんか自分たちが思っていたよりもタフな試合で、向こうが必死こいて、こっちに勝ちたいって思う気持ち出してきていて、最初受け身になって押されちゃったんですけど、後半少し立て直せたかなっていう感じでした。

―追いかける展開での雰囲気は

釧路から合宿積んできて、試合もすでに10試合以上しているんですけど、リードされる展開って、実は今まで1試合も無くて、初めてリードされたので動揺しちゃって、みんなもう得点取ることだけに集中ばかりしちゃって、守りがおろそかになって、なかなか追いつけなかった、という雰囲気でした。

―個人での、今日の得点、先日でも3得点を踏まえてよかったところ

僕の点数に関しては、相手に先制され、流れをもっていかれる前に1点決められたのは大きかったです。チームの良かったところとしては、慌てながらもなんだかんだ体を張って、しっかり(得点を)2で抑えることができたっていう部分が非常に良かったです。

―明日に向けて

明日は、明治大学さんか東洋大学さんか、ほんとに強いチームなので、自分たちの100%を出して、優勝できるように頑張りたいと思います

◆お知らせ◆

次戦は8月31日(日曜日)にnepiaアイスアリーナで行われる対東洋大戦です。

(記事・写真:野村真)

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