2025年9月6日 ダイドードリンコアイスアリーナ
サマーカップ四連覇を達成し、夏合宿を最高の形で終えた中大アイスホッケー部。東京に帰るや否や、約3か月にわたる長い秋リーグが開幕した。夏合宿の勢いそのままに、初戦は慶大相手に7-1と快勝を収め、好スタートを切った。
〈第1ピリオド〉
開始からわずか2分半、角丸陸斗(国経4)、森星輝(文3)の連携から横須賀大夢(総4)が先制点を挙げる。今回も1つ目のセットが光る。その後、スピードを生かした辻崇太郎(経3)が切り込みシュートを放つも、惜しくも相手GKに阻まれる。しかし、こぼれたパックを鈴木渡硫(商3)が拾い、再び辻へとつなぐ。このパスを辻が確実に決め、追加点。2-0とリードを広げ、第1ピリオドを終えた。
▲ゴールに迫る鈴木
〈第2ピリオド〉
第2ピリオドも、タイミングを図ったパスとワンタッチシュートで得点を狙っていく。序盤、小岩獅竜(商2)が中谷采士郎(総1)や下坪久晃(商4)へパスを回し、積極的に攻撃を展開するも、決定機を生み出せない。続いて、棚橋映斗(経2)や齋藤陽大(文1)がシュートを放つも、慶大ゴールキーパーを崩すことはできなかった。この状況を打開したのは横須賀。高橋日向多(商2)、斎藤のディフェンスを欺く流れるようなパスから、 素早くシュートを放ち得点した。続く得点は杉江真宙(経2)。 左サイドにいた小岩が、 右サイドで様子をうかがっていた杉江へパスを出すと、杉江がミドルシュート。ゴールの角に突き刺した。後半に突入しても、中大は攻撃の手を緩めない。鈴木、伊藤一海(商1)がシュートを放っていく。追加点を挙げることは叶わなかったが、慶大に大きくプレッシャーをかけることとなった。
▲ベンチにガッツポーズをする杉江
〈第3ピリオド〉
第3ピリオド、横須賀からのアシストを受けた角丸が先制点を決め、試合の流れを引き寄せた。続く場面では、鈴木の放ったシュートは一度GKに阻まれたものの、リスタート直後に再び果敢に挑み、今度はゴールネットを揺らした。しかしその直後、慶大も隙を突く一撃で得点を返し、緊張が走る。失点を巻き返そうと中大は幾度もシュートを放ち続けた。伊藤がスピードを保ったままゴール裏を回り込み、相手DFを引き付けると、ゴール前にいた角丸が素早く反応し追加点を奪った。
▲シュートを決めた角丸
試合全体のシュート数は中大72本、慶大16本と大差をつけ、最終的に中大が勝利。快調な滑り出しを見せたが、選手たちの視線の先にあるのは「全勝優勝」というさらなる高みだ。
◆試合結果◆
〇中大 7(2-0、2-0、3-1)1 慶大●
(記事、写真:福田菜緒、塚越香都)
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