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王者の貫禄見せつけ準決勝突破!いざ運命の決勝戦へ─第45回東日本学生軟式野球選抜大会 対名商大戦

2024年11月16日 東京都・スリーボンドスタジアム八王子

大会運営の都合上、特別ルールで7イニング制となった準決勝。中大はイレギュラーにも動じずに効果的に得点を重ねる。堅い守備と確実に1点を取りに行く得意な野球で快勝。良い流れで決勝へと駒を進めた。

▲先発を務める牧

今年度、様々な大会で過密日程や日程変更などを経験し、そしてそれを跳ね返してきた中大は今回もイレギュラーをものともしなかった。「明日もあるのでちょっと余裕をもって投げた感じです」と語ったのは前日に引き続き先発を務める牧温人(法3)。連投の影響をみじんも感じさせぬ快投をこの日も見せてくれた。牧自身が「むしろ今日の方が調子が良かった」と振り返るように7回を投げ抜き1失点完投。その失点も味方守備のエラーがらみと内容よくまとめ上げた。

対する打線も先制、中押し、ダメ押しと効果的に得点を積み重ね、終始中大ペースで試合が進んだ。中大は相手のミスもあり初回に1点を先制する。追加点が欲しい3回、先頭打者からの2者連続四球とチャンスとなり打席には4番福島諒平(文3)が入り、チームの選択は送りバント。これを見事成功させ1死2・3塁とチャンスを拡大させた。この好機を打線は逃さない。牧の犠牲フライ、若松虎太朗(文1)と山村駿悟(経2)のタイムリーでこの回3点を追加する。

DHを使わず、二刀流で出場する牧

さらに5回には福島、山村のヒットにエラーや死球が絡み2点を追加。ダメ押し点を獲得した中大はそのまま試合に勝利した。山村は最終7回にも安打を放ちこの試合猛打賞を達成。リーグ首位打者を獲得した2年生ヒッターの好調はまだ続きそうだ。山村は好調の原因について「自身がついたのが今の結果が出ているのかな」と語る。さらなる成長を見せ来季以降も打線の核としての働きに期待がかかる。

この日猛打賞の活躍山村

秋季リーグを制覇した東都第一代表の名に恥じない王者の野球を見せた中大はついに決勝に臨む。決勝で相対するは今秋激しいリーグ優勝争いを演じた難敵明学大。勝敗に関わらず次戦が牧ら3年生の引退試合となる。東日本優勝、そして四季四冠まであと1勝、最後の試合にすべてを懸ける。

◆試合結果◆
〇中大 6-1 名商大● (大会運営の都合上7イニング制)

123 456 7

中 大 103 020 0=6

名商大 000 001 0=1

 

(記事:湊谷昂太郎、写真:小林陽登)

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