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武藤が昨年の借りを返し、今年度初優勝を決める!ー東日本学生レスリング選手権大会(秋季大会) 新人戦1日目

11月25日 駒沢屋内球技場

東日本秋季新人戦が1日目はグレコローマンスタイル、2日目はフリースタイルと競技別に分けられて2日間開催された。初日は130㌔級に出場した武藤翔吾(法2)が優勝。また63㌔級の畑将太郎(経1)、87㌔級の安齊勇馬(文2)が3位に入った。


▲投げ技を決める武藤

昨年の同大会は準優勝だった武藤は1回戦で10―0のテクニカルフォール勝ちを収めると、その後も順当に勝ち進み、決勝戦で小西(早大)と対決した。パッシブにより1点で先制し、1-0というスコアで第1ピリオドを終える。第2ピリオドでは相手にパッシブによる1点を献上するも、その直後に投げ技を決めて4点を追加。終盤に2点を奪われるものの、そのまま逃げ切って勝利を決めた。「今年初めて優勝したのでほっとした」と安どの表情を浮かべた武藤。12月に行われる天皇杯全日本選手権(天皇杯)に対しては「目標は入賞。練習通りに動けるようにしたい」と意気込みを語った。


▲相手を投げようとする畑

畑は2回戦、準々決勝をテクニカルフォール勝ちで勝ち上がり、臨んだ準決勝。高校の頃から知っている相手ということもあり、「少し慢心があった」と畑。第1ピリオドで6点のリードを許してしまう。第2ピリオドに入り一時は3点差まで縮めることができたが、6-13で敗北。「練習不足が目立った」結果となってしまった。ここからは冬の練習で体重の増加と新たな技の習得に取り組んでいく。グレコローマンでは1年生の中で実績が一番ある畑が来年はどこまでさらなる上位に食い込めるのか楽しみだ。


▲相手を抑え込む安齊

安齊は2回戦を5-2と危なげない試合運びで突破し、準決勝に進んだ。1-2とわずかにリードされる中、相手を返せば2点を追加できるという場面で返すことができず、得点のチャンスを逃す。すると相手に場外へと出されてしまい、安齊は1点を失って1-3で敗退となった。「惜しい試合でした」と話すものの「(相手を)返せる場面でもう1個力が出せなくて、それが1番の敗因」と安齊自身、パワーという部分を自身の課題に挙げた。1年生の頃に比べ、着実に体は大きくなってきている安齊。これからも地道に体を大きくし、力負けしないような体作りに取り掛かっていく。

◆大会結果◆
グレコローマンスタイル
63㌔級
1回戦
○時田隆成(商2)2-1工藤(専大)●

2回戦
●時田0-9丸山(日体大)○ ※テクニカルフォール負け
●関海翔(文1)1-2伊五澤(大東大)○
○畑10-0山下(専大)● ※テクニカルフォール勝ち

3回戦
○畑9-0山崎(日体大)● ※フォール勝ち

準決勝
●畑6-13原田(育英大)○
→3位

67㌔級
1回戦
●山慶次郎(文2)-後藤(山梨学大)○ ※不戦敗
●土井璃音(法1)6-7徳力(専大)○

2回戦
○伊藤史門(文1)-武井(神奈川大)● ※不戦勝

3回戦
●伊藤史0-8池田(日体大)○ ※テクニカルフォール負け

72㌔級
1回戦
●伊藤朱里(法2)-藤原(東洋大)○ ※不戦敗

77㌔級
1回戦
●村島克哉(法1)1-7水口(拓大)○
○髙橋大和(経1)-小野(国士大)● ※不戦勝

2回戦
●高橋0-8内田(専大)○ ※テクニカルフォール負け

82㌔級
2回戦
●池田貫太郎(商2)4-7大渕(東洋大)○ ※フォール負け

87㌔級
2回戦
○安齊5-2道免(明大)●

準決勝
●安齊1-3吉村(国士大)○
→3位

130㌔級
1回戦
●笹岡龍馬(経1)-小西(早大)○ ※不戦敗
○武藤10-0安田(山梨学大)● ※テクニカルフォール勝ち

2回戦
○武藤-谷内(国士大)● ※不戦勝

準決勝
○武藤9-1ラッサポン(日大)● ※テクニカルフォール勝ち

決勝
○武藤5-3小西(早大)●
→優勝

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部