2023年9月24日 靖国神社相撲場
相撲部は11月に大阪で行われる全日本学生相撲選手権大会に向け、自分たちの実力を試すべく重要な東日本学生相撲リーグ戦に臨んだ。
・一回戦(対日大)
強豪・日大に4点を先取され苦しい展開。主将・影山由伸(法4)が押し出しで白星を手にしたが、その後も日大の勢いは止まらず、7ー2で日大の勝利。
▲主将・影山は押し出しで勝利
・二回戦(対東農大)
4点を先取され苦しい展開。中陣・主将の影山が寄り切りで圧倒するも、後が続かず3連敗を喫す。大将・吉野一颯(商2)が気迫溢れる押し出しで勝利するも、2ー7で東農大の勝利。中大は2連敗。
▲取組前には会場に緊張が走った
・三回戦(対拓大)
先鋒・野地嵩良(文4)が押し倒し、二陣・岡田一心(文2)も勇み足で勝利し2連勝。二連敗を挟んで中堅・主将の影山、六陣・田村吏玖(法2)が寄り切りで白星をあげる。その後、レスリング部からの助っ人、副将・水崎康太郎(経3)が相手のつき手を誘い勝利。連敗を脱出し、中大が拓大に5ー4で勝利。中大が初勝利を飾る。
▲今大会初勝利を引き寄せる
・四回戦(対日体大)
先鋒・野地が上手投げ、二陣・岡田が押し出しで勝利し好スタートを切るも、4連敗を喫す。七陣・平野颯人(法4)が送り出しで勝利するもその後は2連敗、3ー6で日体大に敗れる。
▲日体大と熱戦を繰り広げる
・五回戦(対専大)
野地が上手く相手の後ろを取り、送り出す。市川太陽(法2)、久保海心(文3)が一気の相撲で押し出し、岩月徹平(法1)は土俵上うまく回り込み引き落としで勝利する。さらに田村、平野の盤石の寄り、水﨑がレスリング仕込みの引き落としを見せ、最後は吉野が一方的な相撲を取り、完勝。1-8で中大の勝利。
・六回戦(対駒大)
序盤1勝3敗と劣勢となるも、1年岩月が終始攻防の入れ替わる激しい相撲を制すなどして4勝4敗で大将戦を迎える。吉野が押し合いを制し、見事僅差で勝利をあげた。4-5で中大の勝利。
▲「自分のいなしが上手くいった」と語った岩月の一番
・七回戦(対東洋大)
先鋒・野地が相手にまわしを与えず寄り切るもその後5連敗と黒星が先行しこの試合の負けが確定。しかし、レスリング部の中里優斗(法3)がスピードを生かし相手を押し倒した際、会場から大きな歓声が上がった。6-3で東洋大の勝利。
▲中里は押し倒しで勝利
山口監督コメント
「大将やってた吉野、主将の影山、途中から出た1年の岩月、久保がよくやってくれたかなと思います」
影山主将コメント
「自分の課題と強みを感じれて、インカレ前にいい経験ができました。団体と個人の二冠という目標を一年通して立ててきたから、ブレずにその目標に向かって頑張っていきたいと思います」
野地嵩良コメント
「前半調子が悪くてちょっと落ち込んでしまったところがありましたが、後半から自分がやりたいことができました。チームメイトや指導者が気負うなよとか、楽に行けという緊張をほぐす言葉をかけてくれたので自分の調子を取り戻すことができました」
久保海心コメント
「チームの雰囲気としとは良かったんですけど、自分とかが引っ張っていかないといけない立場なんですけど負けちゃったのでだめでした。次は結果でも引っ張りたいです」
久保優斗コメント
「インカレでメンバーになるだけでなく、そのインカレの土俵で自分の相撲を取れるように体調を崩さないことはもちろん、自分の相撲を磨きます。立ち合いを強化したり体重を増やしたり一つ一つをしっかりやっていきます」
岩月徹平コメント
「大きな大会に出たのが初めてだったので、最初の一番は緊張しました。二番以降は切り替えて集中して相撲を取ることができました。この経験を活かして今後も頑張りたいです」
水崎康太郎コメント(レスリング部から派遣)
「ガニ股の方が押せるというのがわかったのでそれをレスリングにいかしたいです」
中里優斗コメント(レスリング部から派遣)
「似てるとはいえ難しかったですね(笑)
一瞬の駆け引きなので、レスリングは6分ですけど、相撲は瞬時に判断しないといけないので難しかったです」
強豪が集う一部で堂々の相撲を見せた中大相撲部。
選手が口を揃えて目標とする来月のインカレに向け、日々邁進し続ける。
◆大会結果
一回戦
○日大7―2中大●
二回戦
●中大2―7東農大○
三回戦
○中大5―4拓大●
四回戦
●中大3―6日体大○
五回戦
●専大1―8中大○
六回戦
●駒大4―5中大○
七回戦
○東洋大6―3中大●
①日大②日体大③東洋大④東農大❺中大⑥拓大⑦専大⑧駒大
◆お知らせ◆
次戦は11/4(土)・11/5(日)に堺市大浜公園相撲場で行われる全国学生相撲選手権大会です。
(記事:小林想、松岡明希、写真:小野祐司、松岡明希)
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