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中大相撲部、宇佐の土俵で健闘のベスト8 ー第63回全国大学選抜相撲 宇佐大会

2024年5月3日 大分県宇佐市総合運動場相撲場

中大相撲部は大分県宇佐市で行われた第63回全国大学選抜相撲 宇佐大会に出場した。宇佐市は昭和の大横綱「双葉山(第35代横綱)」の生誕の地である。駐車場には県外ナンバーの車も多数あり、非常に注目度の高い大会となった。双葉山像に見守られる土俵で、全国の大学から選抜された12校による熱戦が繰り広げられ、中大相撲部は団体はベスト8に輝く健闘を見せた。

・団体戦

先鋒 久保海心(文4)
二陣 竹田連汰朗(法1)
中堅 田村吏玖(法3)
副将 今田光紀(法1)
大将 市川太陽(法3)

の布陣で挑んだ。

・1回戦(対東洋大)

1年生の竹田は、突っ張りの応酬となったが冷静に引き落とし、勝利する。しかしその後は連敗が続き、結果的に今大会の優勝校である東洋大からは竹田の1勝のみしか勝ち取れず、悔しさの残る対戦となった。1-4で東洋大に敗れる。


▲真剣な眼差しで立ち合いに臨む埼玉栄高校出身、1年生の竹田

・2回戦(対関大)

1回戦に敗れ、優秀8団体トーナメント進出に向けての1勝を目指す中大。初戦こそ敗れたものの、1回戦で勝ち星を挙げた竹田が2戦目に勝利、ここから勢いに乗った中大はその後の3戦に勝利し、トーナメント進出に望みをつないだ。4-1で関大に勝利。


▲5戦目、突き倒しを決め2回戦を勝利で締める大将市川

・3回戦(対早大)

田村は相手を吊り落としで破り、流れは中大ムードに。この一番を振り返り田村は「結構、自分より小さい相手だと吊り上げがちなので、いつも通りです」と語る。また、「他の人より体重が軽いのと、立ち合いが起き上がる癖があるので、そういった課題がいろいろあるなと。また、相手をよく見て落ち着いて相撲が取れたことはよかったですが、相手を見すぎて力を出し切れたかというと微妙です」と今大会を悔しい表情を浮かべながら振り返った。4ー1で早大に勝利。


▲田村は相手を豪快に吊り上げ、会場からはどよめきが上がった

・優秀8団体トーナメント 1回戦(対日体大)

副将を吉野一颯(商3)に変更して臨んだ決勝トーナメント。
「連、ファイト!」と声援が飛ぶ中、二陣の竹田は前に前にと押し相撲で完勝。1勝1敗の5分に持ち込むも、その後は日体大の勢いある攻撃に苦しめられた。
中大相撲部は4-1で敗れ、トーナメント敗退。ベスト8となった。

▲竹田は引き落としでチーム唯一の勝利をあげた

 

大会結果

個人戦結果一覧

西本渉真(文2) 初戦敗退

竹田連汰朗(法1)、今田光紀(法1) 2回戦敗退

田村吏玖(法3)、久保海心(文4)、吉野一颯(商3)市川太陽(法3) 3回戦敗退

団体戦

予選1回戦
◯東洋大4―1中大
予選2回戦
中大4―1関大●
予選3回戦
中大4―1早大●
※2勝、9点により、5位で優秀8団体決勝トーナメントに進出。
決勝1回戦
◯日体大4―1中大

①東洋大②日体大③日大④近大▽ベスト8中大

入学しまだひと月ほどの1年生も団体戦のメンバーに連ねる中、キャプテンで唯一の4年生でもある久保海心(文4)は「中大相撲部はチームワークが売りだと思っているので、特に1年生は試合に慣れていないので声をかけて緊張をほぐすことにしています」と語る。

11月の全日本インカレ優勝への道はまだ始まったばかりだ。

(記事、写真:小林想、湊谷昂太郎、松岡明希)

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