9月14日 愛知県刈谷市・刈谷市体育館特設相撲場
団体戦メンバー
先鋒 竹田連汰朗(法2)
中堅 田村吏玖(法4)
大将 吉野一颯(文4)
中大相撲部3名は、愛知県で行われた全国選抜大会に出場をした。この大会は、大学生と社会人が争う権威あるアマチュア相撲大会。大将の吉野は「刈谷(大会)自体も4年目で初めてで。東日本でベスト4以上のチームしか出られないんで。とても光栄です。激戦区を勝ち抜かないといけないので。とりあえずみんなで予選は通過して、表彰台を狙って頑張っていこうと話してきました」と意気込み十分だ。
団体予選1回戦 対日大職員
初戦は日大職員との対戦となった。「5人制の先鋒より勢いつけるのに重要だと思うので絶対勝つという気持ちでやりました」と気合を入れた先鋒の竹田が幸先よくはたき込みで勝利をすると、田村もすくい投げで勝利。大将の吉野も上手出し投げで難なく相手を下した。3-0で中大の勝利。
▲田村はすくい投げで勝利
団体予選2回戦 対松源
先鋒竹田は一気の相撲で押し出しで勝利。田村は相手の上体をうまく起こし押し出しで勝利。大将の吉野は土俵際まで追い込まれ、形勢不利とみられたが、体を入れ替える技ありの相撲で勝利した。3-0で中大の勝利。
▲吉野は安定感のある相撲を見せた
団体予選3回戦 対アイシン軽金属
地元企業アイシンのグループ会社・アイシン軽金属に向けて多くの声援が送られるアウェーな環境下での取り組みとなった。
竹田は突き押しで相手を攻め立てる。土俵際投げを打たれるも、ここを耐えきり、寄り倒しで白星を得る。田村は組み合う展開の取り組みとなり、一進一退の攻防を繰り広げる。攻め込まれたところで、田村はまわしから手を放してしまったが、相手が田村の前みつを離さず。足技でバランスを崩され、手をついてしまい敗北した。吉野は突き合う試合展開となった。相手より下から突き上げることを徹底し、上体があがったところで突き落としに成功。豪快に相手を転ばした。「立ち合いも当たって、相手が突っ張ってくるのをしのいでしのいで、タイミングを見てはたきこむ。流れとして良かったですね」と吉野も満足の一番で勝ち越しを決めた。2―1で中大の勝利。
▲相手を投げ、勝利した吉野
3勝8点で、順位抽選により3位で優秀8団体決勝トーナメントへの進出を決めた。田村は「3人の方が強い人が集まるんで。それでも予選あがれたということは、勝負できるんだなと改めて思った」と自信を高めた。
優秀8団体決勝トーナメント・準々決勝 対アイシン軽金属
準々決勝もアウェーの中での取組となった。竹田は立ち合い後すぐにまわしを取られる非常に厳しい展開に。反撃をすることができず、寄り切りで土俵を割ってしまうと会場からは大きな拍手。続く田村も立ち合い相手にずらされ、うまく攻めることができず敗北。吉野が意地の叩き込みでストレート負けは防いだものの、中大相撲部はここで敗退となった。目標としていた表彰台には届かず。1-2でアイシン軽金属の勝利。
▲吉野はこの試合、唯一の勝利を挙げた
個人戦
竹田は初戦、立ち合いから自分の有利な形にもっていき寄り切って勝利。続く2回戦は、得意の押し相撲で勝利。3回戦は、立ち合いの一押しで相手を起こして勝利する。次戦の相手はライバル日大のスーパー1年生、西出。押し相撲に持ち込みたかったが、まわしを取られそのまま寄り切られて敗戦。
▲突き落としで勝利した竹田
田村は初戦は不戦勝。2回戦では組みから相手を押し出す。3回戦でも立ち合いからがっぷり組み合うが相手に押し込まれ敗戦。
吉野の初戦は、一気の相撲で宮崎(和歌山)を押し出した。2回戦では大柄な相手に押し込まれ、土俵際まで追い詰められるも、うまく体を入れ替え技ありの相撲で勝利。続く3回戦、低い体勢から相手を土俵外に押し出したように見えたが物言いがつき約2分に及ぶ協議の結果、取り直しとなる。しかし、「相手が一枚上手だった」と相手の低い体勢により足を取られそのまま土俵の外へ投げ出される。
▲技ありの相撲を見せた吉野
◆試合結果◆
・団体戦
予選1回戦
○中大3―0日大職員●
予選2回戦
○中大3―0松源●
予選3回戦
○中大2―1アイシン軽金属●
準々決勝
●中大1―2アイシン軽金属○
◆お知らせ◆
次戦は11月1,2日(土、日曜日)に大阪府・堺市大浜公園相撲場で行われる第103回全国学生相撲選手権大会です。
(記事、写真:松岡明希、紀藤駿太)
公式X(@chudaisports)
Instagram(@chuspo_report)