2022年5月29日 神奈川・日本体育大学健志台キャンパス
昨年のリーグ戦では大敗を喫した早大相手に、負ければ2部への入替戦となる中大は持ち前のチームプレイを武器に試合を有利に運び、12ー10と接戦を繰り広げながらも見事勝利した。
第1ピリオド(以下P)、序盤から両者ともに譲らない乱打戦となった。中大は藤井渉(文4)を中心に攻撃を組み立て、得点を重ねた。対する早大も一歩も譲らず猛攻撃をしかけるが守護神、浦野充規(文4)の自身のプレーを「70点」と評価する好セーブが光り、最小失点で抑え4ー3で中大がリードし第1Pを終えた。
▲攻守共にチームの要となった藤井
続く第2Pは開始早々に早大にペースを握られるが、ここでも藤井や主将の竹村翔太朗(文4)が流れを引き寄せる得点を見せ早大に食らいつくも、早大のペースの早いカウンターにリズムを崩され7ー8と逆転を許し、試合を折り返した。
▲キャプテンとして臨んだ竹村(翔)
重要な局面となる第3P、ここにきて中大は得点力に欠け、なかなか点を決めきれない展開が続く。相手に攻め込まれる場面が増えるも、谷建吾(文3)や竹村駿太郎(文2)が相手ゴールに切り込み点を決め、相手に点差を広げさせない好プレーを見せた。接戦のまま9ー10と、気の抜けない展開が続き、最終第4Pへ。
第4Pは中大の快進撃が続いた。相手の攻撃を防いでいた場面が一転、笠間栄佑(文3)や竹村(駿)も得点を重ね、12ー10の大逆転を遂げ見事勝利、この結果5位決定戦へと進むことが決まった。
▲大事な場面での得点を見せた竹村(駿)
チームの得点源として活躍した藤井は自身のプレーを「チームの得点源として貢献できた。ディフェンスは今までできていなかったが、今日の試合で多少貢献できたかなと感じたので80点をあげたいと思います」と振り返るように、チーム全体だけでなく個々の技術も光る試合運びとなった。
次回、明大戦に勝利すれば10年ぶりの5位となる重要な一戦となる。持ち前のチーム力に期待が高まる。
◆試合結果◆
○中大12(4ー3、3ー5、2ー2、3ー0)10早大●
(記事:村上建太、写真:高梨晃世)