9月17日 横浜国際プール
新型コロナウイルスの影響で春リーグ中止を余儀なくされ、公式戦出場が遅れた中大。しかし今回、ようやく今年初めての公式戦に臨むこととなった。初戦は成蹊大と対戦した。
「プレスディフェンスからのカウンターを決める」(松本天斗主将・文4)作戦を立てた中大は序盤から髙橋英佑(文3)らを中心とした積極的な攻めと粘り強い守りを見せ、第1クオーター(以下P)を3-1で終える。続く第2Pでは1点差まで追いつめられるも、第3P終了時には6-4と中大リードのまま第4Pを迎える。
▲この日最多の4得点を挙げて、ディフェンスでも粘り強く守った髙橋
このまま逃げ切りたい中大だが、成蹊大に2点を返されて6-6と追い付かれる。それでも終盤には髙橋が再びシュートを決めて7-6と逆転。中大の勝利は確定したと思われた。しかし、試合終了4秒前に成蹊大に痛恨の同点ゴールを決められ、第4Pは7-7の同点に終わった。試合は両チームが5本ずつシュートを決めるペナルティスローへ突入する。
▲好ディフェンスを見せた浦野充規(文2)
1点の重みが増すこの場面。キーパーの浦野は最初のシュートを決められたものの、体を張ったディフェンスで失点を3にとどめた。キーパーの気迫に応えるかのように、松本主将らは着実に得点を重ねていった。最後は1年の谷建吾(文1)が決勝点となる11点目を決めて中大が激闘を制した。
▲チームを鼓舞し続けた松本主将
昨年に続いて見事初戦を突破した中大。次戦の相手は去年、一昨年といずれも僅差で負けている筑波大。因縁の相手に対し、松本主将は「主将として決めきるところをしっかりと決めきりたい」と明日への気合は十分に感じられた。十数年ぶりのベスト4進出に期待が膨らむ。
◆試合結果◆
○中大11ー10成蹊大●
(3-1、1-2、2-1、1-3、4-3)
記事・写真=「中大スポーツ」新聞部