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清水・星木奮闘するも惜しくも敗れるー2020年度全日本学生テニス選手権大会

11月16日〜24日 四日市テニスセンター
例年より3ヶ月後倒しの開催となった今大会。中大からは関東テニストーナメント大会をベスト32で終えた清水一輝(商3)、コンソレーションで出場権をもぎ取った星木昇(法3)の二名がシングルスに出場。両名ともシード権を獲得し、2戦目からの参戦となった。
清水の相手は昨年度インハイ王者の藤原(慶応)。大会の目玉となるルーキーだ。1ゲーム目にキープを許し、迎えた2ゲーム目。キープで試合の流れをつくりたいところだが、なかなかファーストサービスが入らない。「セカンドサービスから不利な状況でポイントが始まってしまった」と、キープならず。そのまま相手の勢いにのまれ、1セット目を6ー0で終えた。2セット目はファーストサービスの成功率があがり、互いにキープする展開が続く。2ー2とした5ゲーム目、ついに清水がブレーク。逆転劇が期待されたが、その後藤原が圧巻の4ゲーム連取。悔しいストレート負けとなった。
試合を終えた清水は「ベスト16だった昨年のインカレに比べてやり切った感じはない」としながらも、どこか晴れやかな表情。「関東大会のときから目指していた、フォアハンドで攻めるテニスへの挑戦ができた」と、自身のプレースタイルの確立にまた一歩近づいた。来年の目標はやはり『インカレ優勝』だ。「フォアとサービスでどんどん攻めていきたい」と揺るぎない目標を語った。
▲敗北するも健闘を見せた清水
一方の星木は連戦の疲れを感じさせないプレーで2回戦をストレート勝ち。迎えた3回戦の相手は昨年度インカレ準優勝者である羽澤(慶応)。コンソレーションで関東大会準優勝者をやぶった自信を胸に、強敵との一戦に臨んだ。
1ゲーム目からゲームの主導権を握りたい星木だが、「手の痛みに気を取られて入りが悪かった」とブレークを許す苦しい立ち上がり。その後1-3と離される。しかし調子を取り戻し、迎えた6ゲーム目でブレークを成功させ3-3に。反撃の機運が高まったが、3ゲームを連取され、第1セットを奪われた。
迎えた第2セットでは1ゲーム目を落とすも、キレのいいファーストサービスで2ゲーム目をキープ。流れを引き寄せたが、やはりインカレ準優勝者は強かった。羽澤を打ち崩すことができず、2-6で第2セット終了。3回戦敗退でインカレを終えた。
▲持ち前のリターンで試合を進めた星木
試合後、「得点のきっかけを作っていればもっとやれた。第2セットでミスが増えたことが負けにつながった」と振り返った星木。不本意な結果に終わったインカレだったが、「羽澤くんのようなトップ選手とプレーして、ストロークに関してはもっと自信を持っていけるなという収穫があった」と語った。星木にとって貴重な経験となる一戦だった。
惜しくも敗退となった中大だったが、月村コーチは「チームは清水などを中心にまとまりが出てきたと思う。これから更に上を目指していけるように頑張りたい」と語った。新体制となった中大硬式庭球部の更なる活躍に期待がかかる。
◆大会結果◆
▼シングルス2回戦
●清水0ー2藤原(慶応)◯
(0ー6、3ー6)
◯星木昇2ー0鈴木(中京)●
(6ー2、6ー3)
▼シングルス3回戦
●星木昇0ー2羽澤(慶応)〇
(3-6、2-6)
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部