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「最後の大会」3年生の活躍が光り決勝進出ー第1回東日本学生軟式野球選抜交流大会準決勝 対名城大

11月22日 ダイワハウススタジアム八王子

本大会は新型コロナウイルスの影響により例年行われている東日本学生軟式野球選抜大会の代替大会として開催された。

年初から猛威を振るう新型コロナウイルスの影響で、練習さえままならなかった上半期。結局春季リーグ戦、全日本選手権と昨年好成績を収めた試合は中止に追い込まれた。そんな中、やっとの思いで再開された秋季リーグ戦。オープンリーグという形式ではあるが中大は5戦4勝1分けの好成績でリーグを制し、東都王者として3年生にとって集大成となる本大会に臨んだ。

中大は中川大成(商3)が先発。序盤から130キロ中盤の速球と変化球を上手く織り交ぜ、名城大打線を5回途中まで無安打に抑える快投を見せた。試合後「まだ課題が残っていると思う」と振り返ったが、「家でシャドーピッチングを行い、フォームや腕の振りを念入りに確認した」と最後の大会に懸ける思いは人一倍強かった。

▲7回1安打無失点の好投を見せた中川大成(商3)

 

中川の好投に応えたい打線は三回、9番太田智(商1)が中前打で出塁。その後2番山田裕務(経3)が初球を捉え、左翼ポール際に飛び込む2点本塁打を放ち先制。山田は四回にも中前へ2点適時打を放ち、この試合4打点の大活躍を見せた。「しっかり先取点を取ろうということで、あのホームランが起爆剤となりチームを勢いづけられた」(山田)。結果、中大は勢い止まらず2桁安打12得点と打線が爆発した。

▲三回表、本塁打を放ち笑顔でダイヤモンドを一周する山田裕務(経3)

 

先発の中川は5回に初めての安打を許すも、7回1安打無失点とあわやノーヒットノーランという圧巻の投球を見せ、投打ともに3年生がゲームを決めた。最終打者を三塁手の吉味剛希(商2)がファインプレーで打ち取り7回コールド勝ちでゲームセット。千葉宥喜人主将(経3)は「中川がナイスピッチングをしてくれたことと打者陣の力強いスイングで攻守、投打ともにかみ合うような試合ができたと思う」と試合を振り返った。

▲七回裏、最後の打者をファインプレーで締めた吉味剛希(商2)

秋季リーグ戦序盤、千葉主将は「秋季リーグ戦優勝」と「東日本大会優勝」を目標に挙げた。結果、前者は他を寄せ付けず無敗で成し遂げた。残る目標はあと一つ。思うように事が進まなかった一年。しかしその分この大会への思いは強い。「去年は全日本優勝できたが、今年全くタイトルがないまま終わってしまうというのはみんな寂しいと思う。こういう形だけどしっかり優勝して終わりたいというのがみんなの気持ち」(千葉主将)。3年生にとって勝っても負けてもあすが最終戦。目標である「優勝」を現実のものとしたい。

◆試合結果◆
チーム ①②③ ④⑤⑥ ⑦  R
中 大 003 221 4 =12
名城大 000 000 0 =0
(7回コールド)

◆お知らせ◆
次回の試合は、あす11月23日(月・祝)ダイワハウススタジアム八王子にて東日本学生軟式野球選抜交流大会の決勝戦が開催予定です。試合開始時間は9時30分、対戦相手は國學院大と成蹊大の勝者です。

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部