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石井、倉持が躍動!将来への大きな糧となるー2021年度関東学生テニス選手権大会

10月20日~11月23日 大宮けんぽグラウンド

2年ぶりの開催となった本大会。中大からはシングルス2人、ダブルス1ペアが予選を勝ち上がり本選出場を決め、シングルスではインカレで活躍を見せた石井涼太(法2)、期待のルーキー・倉持英希(法1)が勝ち進んだ。

初戦を快勝した石井は、2回戦でシードの石榑(筑波大)と対戦。過去2度対戦経験があり、いずれも勝ち越しているライバルと3勝目を懸けて勝負に臨んだ。

試合は序盤から拮抗した状況が続くも、石井が粘り強いリターンで相手のミスを誘い、流れをつかむことに成功。6-3で第1セットを先取した。続く第2セットも4-2と石井のリードは続き、このままストレート勝ちかと思われた。しかし、石榑も負けておらず、ブレークを許すとそこから怒涛の反撃を受け、4-5と逆転された。石井も負けじと応戦し、6-6とタイブレークに持ち込むが、石榑を止められずに第2セットを取り返された。1-1で迎えた第3セット。一歩も譲らない攻防が続くが、「相手の方がボレーがうまかった」とネット際の攻防に競り負け、5-8と3点差をつけられた。苦しい場面であったものの、「前に出てやろうと思いっきり行った」と果敢に攻め込み、2連続スマッシュを決めるなど劇的な追い上げを見せて追いつくと、11-10でマッチポイントを握った。勝利を目前にした石井だったが、「勝負どころでプレッシャーがあってそこに差が出た」とあと1点が入らず、12-14で試合終了。僅かに届かなかった。

▲寒空の中3時間に及ぶ激闘を繰り広げた石井

石井同様に本選初出場を決めた倉持も初戦を突破し、2回戦ではシードの佐藤(法大)と対戦。序盤はミスが目立ったが、すぐに立て直し一進一退の展開となった。タイブレークにもつれこんだが、あと一歩届かず第1セットを落とした。続く第2セットでは第1ゲームをブレークされる苦しい展開となったが、「フォアハンドが強力だったので、相手のバックハンドを狙った」と相手のペースに持ち込ませず5-3とブレークに成功すると、2連続スマッシュを決めて第2セットを取り返した。迎えたファイナルセットでは、0-3と3点差をつけられたものの、落ち着いたプレーで追い付くことに成功。最終的に10-8で勝利をつかみ、シード選手相手に金星を挙げた。3回戦では矢島(法大)に悔しいストレート負けとなったが、1年生ながら堂々たる戦いぶりを発揮し、上々の公式戦デビューとなった。

▲初出場ながら3回戦まで勝ち進んだ倉持

上位進出はならなかったものの、最後まで戦い抜いた選手たち。彼らが今大会を通じて経験した負ける悔しさや勝つ喜びは今後の活躍の原動力になるだろう。

 

◆試合結果◆

▼シングルス1回戦
◯倉持2-0加藤(法大)●
(7-5、6-3)
◯石井2-0小川(日大)●
(6-2、6-4)

▼シングルス2回戦
◯倉持2-1佐藤(法大)●
(6-7(5)、6-3、10ー8)
●石井1-2石榑(筑波大)○
(6-3、6-7(5)、12-14)

▼シングルス3回戦
●倉持0-2矢島(法大)◯
(3-6、5-7)

 

▼ダブルス1回戦
●石井・間仲啓(法2)0-2守谷・中村(筑波大)◯
(3-6、4-6)

 

記事・写真:後藤寛太