• Twitter
  • facebook
  • instagram

最終戦を制し、4位で春リーグを終える-春季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦 対筑波大

5月18日 浦安総合体育館

スタメン(サーブローテーション順)

15WS 鍬田憲伸(法2)

4MB 水野将司(法4)

11WS 中野竜(総3)

2WS 富田将馬(文4)

10MB 梅本鈴太郎(法3)

17S 山岸隼(法2)

13Li 土岐大陽(経3)

18Li 柴健太郎(商2)

 

4月に開幕した春季リーグ戦も遂に最終日を迎えた。最終戦の相手は、ここまで6勝4敗で4位につけている筑波大。「(筑波大は)高速バレーという印象で技もあって強い相手だと思ったので気を引き締めていました」と梅本は話す。「最後の春リーグということで気を引き締めて」(中野)臨んだ今試合は、中大優勢で試合が展開していった。一度は第2セットを落としたものの、「今までの1セットを取った雰囲気を壊さずに、3セット目も最初からやろうっていう話だったんで、そこで切り替えはしっかりできた」(富田)と一意奮闘。最後まで粘り強く戦った中大は、セットカウント3ー1で最終戦を白星で終えた。

▲グーサインを出す富田と土岐

第1セット、開始早々鍬田に代わり、斎藤総人(法4)が出場する。相手のミスサーブから始まり、1点目を先取。「今までやってきたものを全部出し切ろう」(富田)と序盤から大きく掛け声を上げ、チームの機運を高める。その後シーソーゲームが続いたが、23ー21と一歩リードし迎えた中大は、完璧な中野のスパイクで24点目の奪取に成功。最後は筑波大のサーブミスで、25点目を獲得。第1セットを25ー22で取り切った。

続く第2セット。序盤から、ロングラリーが続きコート内に緊張感が漂う。4ー8と4点差をつけられた場面、「相手に雰囲気が行きそうになった」(斎藤)と一時タイムアウトにし、チームを喚起させる。その功を奏したのか、山岸のツーアタックで5点目を奪取。その後も立て続けに中大は連続得点に成功する。しかし、筑波大の「コンビバレーで速い攻撃が多かった」(土岐)とその後は徐々に点差を離されていき、20ー25と第2セットを取り逃してしまう。

▲斎藤のキレのあるスパイク

切り替えたい第3セット、斎藤に代わり、伊藤洸貴(経2)を起用する。水野の華麗なクイックで1点を先取した中大に、すかさず筑波大は猛追。「ブロックが完成しきれないとこに、打ってくる」筑波大に「よりを早くしたり、ディグでポジションに入ったりした」(富田)と中大は対抗する。その後富田・伊藤・水野・梅本・中野が圧巻のスパイクで会場を沸かせ、チームに勢いをもたらす。そして迎えた23ー23の場面、「最後まで諦めなかった」(水野)と最後は梅本の連続ブロックで、第3セットを死守した。

負けられない第4セット。「チームで最後の一戦勝って行こう!」(水野)と、このセットに全てを懸ける。先制点を許すも、伊藤のスパイクで1点を取り返す。その後も両者譲らぬ一進一退の攻防が続く。20ー15と相手に5点差をつけ迎えた場面、伊藤のサービスエースでさらにチームに勢いをもたらす。筑波大に7点差をつけ、迎えたマッチポイント。最後は梅本のダイナミックな速攻で25点目を挙げ、第4セットを制した。

▲喜びの雄叫びを上げる梅本

「やっぱこの最終戦に向けて、自分たちがやりたいバレーが一番できた試合だった」と富田。しかしその一方で「3ー0で勝てば3位という結果で勝ちましたけど、1セット落としてっていうのはまだチームの甘さかな」と中野は振り返る。

春季リーグ戦最終日のこの日は、いつもよりたくさんの観客が中大の応援に足を運んだ。「自分たちの力ではどうにもできないところが試合中に出てくるし、モチベーションにもなったのでありがたかった」と土岐は語る。

次なる舞台は東日本インカレ。「優勝目指して、そこにどれだけ近づけるか。練習とか技術面とか、意識高くやっていきたい」(水野)と気合十分だ。「優勝校早稲田に勝たなきゃいけない」(中野)と打倒早稲田を掲げ、北の大地で中大バレー部の真骨頂を見せる。

 

◆試合結果◆

〇中大3(25ー22、20ー25、25ー23、25ー17)1筑波大●

 

◆大会結果◆

①早大 11勝0敗

②東海大 10勝1敗

③明大 7勝4敗(セット率1.316)

❹中大 7勝4敗(セット率1.278)

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部