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激戦を制し、春リーグを4位で終える―春季関東学生卓球リーグ戦対駒大

5月17日 港区スポーツセンター

 

春リーグも残すところあと一試合となり、ここを落としたら入れ替え戦の危機という大一番。1ゲーム取ったら1ゲーム取り返される、というまさにシーソーゲームとなった駒大戦だったが、最後は小野寺翔平(法1)の試合と同時進行していた吉田大輔(文3)が勝利し、中大の白星が決まった。

 

▲一ノ瀬拓巳主将(法4)

 

一番手を務めたのは、これまでエースとして中大を引っ張ってきた一ノ瀬主将。「自分の負けが(チームに)影響してくる」(一ノ瀬主将)と、チームのために臨んだリーグ最終戦。出だしから相手を寄せ付けないプレーを展開し、3-0のストレートで見事に白星を挙げた。

続く2番手は伊丹雄飛(法3)。第1ゲームこそ落とすも、第2、第3ゲームを連取し勢いに乗る。しかし第4ゲームを接戦の末に9-11で落とすと、第5ゲームでは相手の勢いに圧倒されて2-11で敗戦。中大の連続勝利とはならなかった。

 

▲最優秀新人賞を獲得した浅津碧利(文1)

 

3番手は1年生ながらリーグフル出場の浅津。これまで5戦1敗と好成績を残しており、今試合に勝つと最優秀新人賞獲得が決定する。序盤からリードを保ち、危なげなく着実に点を重ねる。3ゲームとも勢いを落とすことなく、見事中橋とのルーキー対決にストレートで勝利した。試合後、浅津は「新人賞だけでなく、次からは中大に貢献できるような勝利をもたらしたい」と頼もしく語った。

続くダブルスの一ノ瀬主将、弓取眞貴(文3)組は第1、第2ゲームを連続で落とし、早くも後がなくなる。第3ゲームは11-3で勝利し流れを引き寄せたと思われたが、第4ゲームでは相手に8点連続得点を許してしまう。タイムアウトにより悪い流れを断ち切り猛反撃を仕掛けるも、序盤の連続失点が響き敗戦。ゲームカウント1-3で黒星を喫した。

 

中大2-2駒大と勝負の行方が分からなくなり、5番手の弓取にバトンが渡された。弓取は持ち前の勝負強さで相手を圧倒し、2ゲームを連続で勝ち取る。第3ゲームは調子が狂い6-11で相手に奪取されるも、第4ゲームではデュースに持ち込んで12-10で勝利。これで、中大の勝利まであと一人となった。

 

▲ガッツポーズを決める吉田大

 

続くのはルーキーの小野寺。第1ゲームを7-11で落とすと、ここで試合時間の規定により2コート同時進行で吉田大の試合が行われることになった。小野寺は第2ゲームを11-6で勝ち取るも、第3ゲームを再び相手に取られてしまう。一方吉田大は第2ゲームこそ落としてしまったが切れのある熱いプレーで得点を重ね、3-1で勝利を収める。これにより中大の勝利は確定したが、試合順の早い小野寺対橋本の試合は続行された。フルセットにまでもつれ込んだものの、最後は気迫のあふれるプレーとチームメートの応援によって見事に勝利を掴んだ。

 

▲1年生ながら活躍著しい小野寺

 

「今日の試合も簡単にはいかないと思っていた」と振り返る小野寺。中大はリーグ4位という結果に終わったが、1年生にとっては初めてのリーグ戦。そんな中で浅津も小野寺も中大の勝利に大きく貢献してきた。そして4年生にとっては最後の年となり、より一層の力が入る。今年もまだ始まったばかりではあるが、中大ならではのチーム力の強さで勝利を掴んでいきたい。来月行われる関東学生では必ず優勝を勝ち取ってくれるはずだ。

 

◆試合結果◆

○中大4ー2駒大●

▼詳細結果

○一ノ瀬主将3ー0上野●

●伊丹2ー3西村●

○浅津3ー0中橋●

●一ノ瀬主将・弓取組1ー3二木・渡井組○

○弓取3ー1渡井●

○小野寺3ー2橋本●

(○吉田大3ー1二木●)

 

▼個人賞

最優秀新人賞=浅津

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部