10月26日 日体大健志台キャンパス米本記念体育館
スタメン(サーブローテーション順)
9WS 都築仁(法3)
10MB 梅本鈴太郎(法3)
2WS 富田将馬(文4)
4MB 水野将司(法4)
1 S 牧山祐介(商4)
23WS 佐藤篤裕(法1)
13Li 土岐大陽(経3)
5Li 斎藤総人(法4)
9月に開幕した秋季リーグ戦も遂に最終日を迎えた。最終戦の相手は「特徴的な攻撃をしてくる」(水野)筑波大。「コンビバレーで速い攻撃が多い」(土岐)筑波大に対して「気を引き締めて」(梅本)臨んだ今試合は、中大優勢で試合が進んだ。「筑波大に対する対策を選手が上手く理解して、コートの中で良い形で出た」と監督も納得するプレーでセットカウント3-0で強敵・筑波大相手にストレート勝ちを収めた。
▲喜びを爆発させる富田に寄り添う選手たち
緊張の第1セット、序盤からシーソーゲームが繰り広げられるも、好調の都築が破壊力抜群のスパイクで相手のブロックを打ち破っていく。11-11の場面、1年生ながらスタメン出場の佐藤が強靭なサービスエースを2連続で決め、チームの機運を高めると、23-23の場面では好調の都築が2連続得点に成功。勢いに乗った中大は25-23で、第1セットを先取した。
続く第2セット、序盤は両者譲らぬ激しい攻防戦が続く。8-7の場面で梅本が華麗なスパイクを決めると、第1セットから続く中大の勢いはさらに増していく。15-11の場面、牧山主将の見事なブロックで1点を追加すると、富田・佐藤も迫力あるスパイクでさらに得点を重ねていく。7点差をつけ迎えた24-17のデュースの場面、梅本の豪腕のスパイクで25点目を奪取する。25-17と8点差をつけ、第2セットを死守した。
▲得点に成功し、叫ぶ都築
逃げ切りたい第3セット。序盤から、2セットを連取した勢いで中大がリードする。しかし、「やっぱり早い動きとクイックとパイプ」(水野)を使って猛追を始めた筑波大は、中大と交互に得点を張り合うようになる。18-18の場面で都築の必殺技であるスパイクで1点を追加した中大は、再度じわじわと点差をつけていく。そして迎えた24-22のデュースの場面、富田の炸裂したスパイクで相手のブロックを打ち破り25点目を獲得。セットカウント3-0で強敵・筑波大にストレート勝利した。
この試合を振り返って、水野は「自分たちのやりたいことができたっていうのが、やっぱり大きかったかなって思います。ミーテイングしてたことが、そのまんまハマって、良い状態でいけたっていうのが勝てた大きな要因かなって思います」と語った。またチームの調子については「率先して1人1人がやりたいことというのを話してて、それができたのでチームとしては全然良かったと思います」とコメント。
▲水野の得意のクイック攻撃
次なる舞台は、全日本の大学ナンバーワンを決める大会、通称:全日本インカレ。昨年はベスト8まで残るも、悔しくも優勝には手が届かなかった。しかし、今年も全日本インカレに出場するからには目指すものはただ1つ、大学日本一の称号だ。秋季リーグ戦で個人賞であるブロック賞を受賞した水野は「これはもうチームがずっと始まってから言ってることなんですけど、日本一を取りに行くっていうのが大前提です。これはもう中身よりは、泥臭くで日本一を、勝ちにこだわってやっていけたらいいなと思います」と気炎万丈に意気込んでいる。中大バレー部の意地をどこまで見せられるか、彼らの大学日本一に向けた戦いはもう目と鼻の先にある。
◆コメント◆
豊田監督
ーー秋リーグの収穫は
「前半戦がチーム全体のメンバーが固まらず、バタバタした部分がありました。それでも残りの3、4戦で、やりたい展開が少しずつ取れたのが良かったので、それが収穫ですね」
ーー全日本インカレの目標は
「もちろん優勝しか目指していないです。それに向けてチームであったり、個々であったり、そこのプロセスの部分で、全員がしっかり責任を持つこと。そしてトーナメント戦なので本気でぶつかっていけるように頑張っていきたいと思います」
水野
ーー秋リーグの課題と収穫は
「課題としては、失点の出し方でよくないセットが多かったことです。秋リーグ全体を通して、こちらから失点を出さないっていうことを、これから煮詰めてやっていきたいですね。収穫としては、誰かが調子悪くても、また違う人でカバーできるといった、チーム全員でチームのリカバリーができたことですね」
ーーブロック賞を受賞して
「1番取りたいっていうか取りに行くっていうのをずっと、
ーー中大の武器とは
「やっぱり攻撃力だと思います。いろんなタイプのスパイカーがいて、いろんなキャラクターがいるので、そこらへんをブレずに良い攻撃力で繋げていけるように、頑張りたいと思います」
◆試合結果◆
〇中大3(25ー23、25ー17、25ー22)0筑波大●
◆大会結果◆
① 早大 11勝0敗
②東海大 8勝3敗
③日体大 6勝5敗(セット率1.529)
④ 明大 6勝5敗(セット率1.333)
⑤ 日大 6勝5敗(セット率1.222)
⑥ 順大 6勝5敗(セット率1.150)
⑦筑波大 6勝5敗(セット率1.095)
❽ 中大 6勝5敗(セット率1.000)
◆個人賞◆
ブロック賞:水野将司
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部