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全員でつかんだ杜の都 エース五島の脅威の走りー女子陸上部・第25回 関東大学女子駅伝対校選手権大会

9月29日 印西市千葉ニュータウン周回コース

 メンバー

一区 渡邉美優16分30秒(区間13位)

二区 斎藤菜月12分21秒(区間20位)

三区 木下友梨菜18分38秒(区間5位)

四区 石原七海 13分33秒(区間7位)

五区 五島莉乃 21分32秒(区間1位区間新)

六区 大塚沙弥 19分03秒(区間5位)

 

試合結果
➃中央大学 1時間41分37秒

 

10月27日に仙台で開催される全日本大学女子駅伝(通称杜の都)への出場をかけた関東予選が千葉県印西市で行われた。昨年同大会12位だった中大は今年4位と大躍進を遂げ見事杜の都への出場を決めた。シード校を除き全日本に出場できるのは、上位4チームまでという狭き門。大会前エースである五島莉乃(経4)は「チームのみんながちょっとでも余裕を持てるような、みんなのことを後押しできるような走りがしたい。最後なので全日本に連れていきたい。」と語った通り、有言実行を果たした。

 

▲試合後笑顔を見せる選手たち

 

 

レース前半は中大にとって苦しい展開となった。1区を13位、2区を16位で通過。全日本出場が危ぶまれるなか、3区の木下友梨菜(経4)が区間5位の好走をみせ9位でタスキをつないだ。木下は五島と同学年の4年生。「今年は何としてでも仙台に行きたい、このチームで走っていたいという気持ちで走った。」と最後に掛ける意気込みはひとしおだ。

勢いに乗った中大は、4区も安定した走りで5区のエース五島へとつないだ。五島はこの日、区間新記録の21分32秒をたたき出し、他の選手を圧倒した。レース中沿道の声援にこたえるなど余裕のある走りのようにみえたが、実際は「自分の実力以上の走りだった。余裕がないはずなのに不思議な力が働いてみんなの後押しに応えなきゃと思った。」と本人も驚くほどの速さだった。そんな五島の活躍に続くように6区の大塚も区間5位の力走で1時間41分37秒の総4位でゴールテープを切った。

▲チームをけん引する走りをみせた五島

 

試合後「全員が頑張ったからこそ4位になれた。正直びっくりしているが、気持ちがひとつにまとまったからこそこの順位になれた。」と語った五島。6人がつないだたすきには女子陸上部全員からのメッセージがびっしりと書かれていた。

▲たすきの裏に書かれていたメッセージ

 

 

長距離ブロックは総勢7名と少数精鋭。一人でも欠けていれば出場自体も危ぶまれていた。試合後何度も口にした「みんな」という言葉は、長距離ブロックの、また女子陸上部全員の絆を象徴するかのようだ。昨年同じ会場で流した悔し涙が、嬉し涙に変わった。

 

写真・記事 「中大スポーツ」新聞部