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浜野が区間新!4年生、1年生が力合わせ3位入賞ー第3回全国招待大学対抗男女混合駅伝

2023年2月19日 大阪・長居公園特設コース

今年で3回目となる全国招待大学対抗男女駅伝が大阪の長居公園で開催され、中大は3位入賞し、個人ではアンカーの浜野光(文1)が区間新記録で区間賞を獲得した。普段はそれぞれで練習に励む男女の選手が同じ襷(たすき)をつなぐ今大会。男子は千守倫央(商4)、助川拓海(経4)、若林陽大(法4)の4年生、女子は木下紗那(商1)、南日向(文1)、浜野光の1年生でのエントリーとなった。

▲レース後笑顔を見せる選手たち

1区を任された千守は「最低限仕事はできたのかなと思う」とトップの入れ替わりが激しい中、冷静に上位でレースを進め区間4位の好走。高速区間の2区は木下がラスト200mで関大の石松と競り合う力走で3位を死守。3区の助川が4位で4区の南に襷(たすき)をつなぎ、南も順位を死守し5区若林へ。

▲1区千守から2区木下への襷(たすき)リレー

アンカーの浜野は5位で若林から襷(たすき)を受け取り、同順位でレースを進めた。「強い人がたくさん同じ区間にいたのですごく怖かった」と話したが、ラストの競技場に入る地点で順大を抜かし3位に順位を上げ、フィニッシュ。区間記録を塗り替える力走で区間賞を獲得し、見事チームを3位に導いた。「男子部の方と襷(たすき)をつなぐ機会は滅多にないし、楽しもうという気持ちで走った結果自分としてもいい走りができたのでよかったです」と笑顔で振り返った。

▲区間賞を獲得した浜野

◆大会結果◆
①日体大 1時間00分50秒
②関大  1時間01分12秒
③中大 1時間01分17秒

1区 3km 千守倫央(商4) 8分23秒 区間4位
2区 2km 木下紗那(商1) 6分20秒 区間4位
3区 5km 助川拓海(経4) 14分34秒 区間6位
4区 3km 南日向 (文1) 10分11秒 区間7位
5区 2km 若林陽大(法4) 5分32秒 区間4位
6区 5km 浜野光 (文1) 16分17秒 区間賞=区間新

◆コメント◆
千守
──個人の走りを振り返って
「1区だったので前の方の位置でつなげればいいかなと思っていたので、最低限仕事はできたのかなと思います。区間賞は取れなかったのですが、先頭との差を5秒間以内に持って来れたので良かったのかなと思います。」

──チームの結果について
「途中5位とかにまで落ちていた中で、アンカーの子が3位まで持ってきてくれて、すごい強いなと思ったのと1年生ながら頼もしい走りをしてくれて3位が取れたのでうれしいです。」

──上級生としてサポートした部分などはありましたか
「自分はあまり口でアドバイスをするのは得意なタイプではないので、走りで見せれればいいかなと思っていました。その中で、最低限走れることはできたのでよかったかなと思います。」

──いつもとは違う雰囲気の中での大会でした
「そうですね。楽しんでリラックスして走れたのでよかったかなと思います。」

木下
──個人の走りを振り返って
「練習で不調な部分もあったのですが、それ以上の走りはできたかなと思います。」

──チームの結果について
「チームのみんながいい位置で持ってきてくれたり、チームみんなで取れた3位なのですごくうれしいです。」

──いつもとは違う雰囲気の大会でした
「陸上部とはなかなか関わることがないので、箱根駅伝準優勝のメンバーと走れて、すごく良い経験になりましたし楽しかったです。」

──今シーズンの目標をお願いします
「トラックシーズンでは自分との戦いなのですが、持ち味がスピードなので、そのスピードを生かして大会で表彰台に乗れるようにしたいのと、駅伝ではずっと目標にしている杜の都での8位入賞を目標に頑張っていきたいです。」

助川
──レースを振り返って
「自分のところで順位を落としてしまったのですが、後半特に女子の方が頑張ってくれたので本当にありがたいなというのと、まあもうちょっと自分が貢献したかったのはあるんですけど、結果としては優勝狙ってたので悔しいのはあるのですが、そのなかで頑張れたと思うので3位は素直にうれしいです。」

──中大でのラストレースでした
「自分の中では中大のユニフォームを結構気に入ってるので箱根が終わってからもう一回着れるチャンスがあったのはうれしいなと思います。」


──個人の走りを振り返って
「すごくいい練習ができていて自信があったので、この大会に懸ける気持ちがすごく強かったのですが、ピーキングがうまく合わず、悔しい結果で終わってしまったのですが、箱根駅伝を走った人たちと走れる貴重な機会だったのですごく楽しめました。」

──チームの結果について
「自分以外の先輩方や同期の走りで得られた結果だと思うので、次は自分がしっかりと貢献できるように頑張りたいのと、今年の杜の都では男子部さんと走った経験を生かして勢いに乗って、シード権を獲得したいです。」

──今シーズンの目標をお願いします
「1500メートルで日本選手権の決勝に残ることです。」

若林
──チームの結果について
「素直にうれしかったです。表彰台、あわよくば優勝狙っていたのでよかったです。」

──個人の走りについて
「状態が100%ではない中だったのですが、できる限りのことはしましたし、駅伝なのでこのチームで3位を勝ち取ったことに意味があるのかなと思います。」

──男女駅伝ということでいつもとは違った大会でした
「初めてでしたし、すごく新鮮な気分で、自分自身大学最後のレース楽しんで走れたのでよかったです。」

浜野
──3位という結果について
「率直にうれしいです」

──個人の走りについて
「強い人がたくさん同じ区間にいたのですごく怖かったんですけど、男子の方と襷をつなぐ機会はめったにないし、楽しもうという気持ちで走った結果自分としてもいい走りができたのでよかったです。」

──区間賞獲得について
「男子部さんと走れる機会で、自分自身もすごくそれをモチベーションにして練習してきたというのがあったからめっちゃうれしいです。」

──4年生との襷リレーはどうでしたか
箱根とかも実際みててすごく勇気とかもらっていたのでその方と一緒に襷リレーできるというだけでもめっちゃうれしくてよかったです。

──今後に向けての目標などありますか
「この大会でまずしっかり走ってトラックに繋げたいというのがあったので、この大会で自身になる走りはできたかなと思います。この後3月からトラックが始まるので、しっかりまず5000メートルで結果を残して男子に負けないように女子も頑張りたいと思います。」

山本亮コーチ

──3位という結果について
「そうですね、4年生たちの力を借りてという形だったのですが、皆んなそれぞれ箱根駅伝が終わったところで一段落しているところではあったのですけど、次の実業団に向けてしっかり頑張ってくれて、あのような形で彼らにとっては次に繋がるレースになったのではないかなと思います。」

──エントリーメンバー決定の経緯
「毎年どうしようかと色々悩んでいるのですが、今回は初めての試みというか、卒業していく4年生で競技継続の方たちに大学から次にステップ繋げていくために、今後冬季の練習ひとつ刺激になればいいなと思い選考しました。」

──次に繋がる大会になったか
「やはり今年の箱根とかも彼ら4年生が頑張ってくれた結果だと思うので、その4年生が最後、ある意味楽しみながらこうやって駅伝を走っている姿を見て在学生、次の新4年生、3年生、2年生もいい刺激をもらったのではないかなと思っています。」

(記事:松本あゆみ、写真:小幡千尋)

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