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第4Q終盤で逆転負け 惜しくも1部残留ならずー関東学生ラクロスリーグ戦 入替戦 対明学大

11月16日 奥戸総合スポーツセンター陸上競技場

 

今年、創部初となる1部の舞台で戦った女子ラクロス部。1部リーグ5戦を、0勝3敗2分けの5位で終え、入替戦に回った。2部2位の明学大との試合は、まさにシーソーゲーム。試合時間が残り20秒を切ったところで相手の得点が決まり4ー5。リードを許したまま試合終了の合図が鳴り、惜しくも1部残留を逃した。

 

「正直いま全然実感がなくて」。試合後、三留彩音主将(文4)は素直な気持ちを明かす。「相手は(2部で)ずっと勝ってきたチームなので、その勢いに飲まれた。流れを取り返せずに試合が進んでしまったと思う」(三留主将)と振り返った。

 


▲試合前に円陣を組む選手たち

第1クォーター(以下Q)で先制したのは中大だ。1ー0で第2Qに進むと開始1分、相手のシュートが決まって1ー1の同点に。その後、自身2得点目となるシュートを松尾美紀(経3)が決め、チームを勢いづけた。


▲前半2得点を決める活躍を見せた松尾

 

続く第3Q。相手に2得点を追加され逆転を許してしまう。その後、相手のファールによって佐藤琴美(文4)がフリーシュートとなると確実に得点を決めて、再び同点に持ち込んだ。

しかし、第3Qの後半はディフェンスの時間が続き、ゴール前での中大のファールが目立った。相手にフリーシュートのチャンスを与えたものの、ゴーリー・太田佑(商3)のナイスセーブが光り、見事失点を抑えて見せた。


▲声援を送り続けた選手たち

 

勝負の第4Q。序盤から相手の攻撃を受ける形になるが、ここでも太田のナイスセーブが連発。勢いそのままに三井絵愛(法4)のシュートでリードを奪う。

明学大のタイムアウトあけ、小森英怜(文4)がドローを上げると、それを三井が取って中大ボールに。流れは確実に傾いているように見えた。

しかし、相手が再び得点を決めて4ー4。第4Q終盤で得点が並んだ。試合時間は残り20秒。またも相手の得点が決まりリードを許した。タイムアウトからの再開後、ドローを取った相手がボールを維持し、そのまま試合終了の合図が鳴った。

 

歓喜に沸く明学大を横目に、肩を落とした中大の選手たち。応援席に向かっての一礼で、OFリーダーの森谷華子(総4)とD Fリーダーの朝倉恵里加(総4)は、体勢を起こすことなく数秒間頭を下げ続けた。


▲応援席に向かって頭を下げ続ける森谷(左)と朝倉

 

壁を破って、1部に上がったつもりだったけど、もう二つ三つ壁があるなと感じた。今まで2部でやってきたような頑張りでは足りない」。1部の舞台での戦いを振り返り三留主将はこう語る。

 

「(入替戦の)相手が決まるまで1カ月半くらい空いていた。明学大と決まってからは、相手を意識した練習をして、最後の試合なので絶対笑顔で終わろうと一つになってやってきた。でも1カ月半の空白の部分で、相手は入替戦に向けて頑張るぞってなっていた中、私たちが緩んでいた部分があったのかなと思う」(三留主将)。

 

Aチームの4年生は今回がラスト試合であったが、11月30日に行われるBチームの試合まで、これからも練習は続く。サテライトカップの3位決定戦に向け、最後までチーム一丸となって全力を尽くす。

 

◆試合結果◆

●中大4(1ー0、1ー1、1ー2、1ー2)5明学大◯

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部