• Twitter
  • facebook
  • instagram

序盤の”1点”が重く。首位に惜敗―第99回関東大学サッカーリーグ戦1部 第9節 対国士大戦

▼試合結果


2025年5月24日 東京都・国士舘大学楓の杜キャンパスサッカー場

JR東日本カップ2025 第99回関東大学サッカーリーグ戦1部 第9節
中央大学 国士舘大学
中大得点者:-

 

▼スターティングメンバー
GK 岩瀬 陽 経4 興國高
DF 鷹取 駿也 法3 國學院久我山高
DF 常藤 奏 経3 興國高
DF 中光 叶多 商2 サンフレッチェ広島ユース
ⅮF 原 圭佑 商4  東京ヴェルディユース 
MF 武本 射雅 経4 興國高
MF 17 長田 叶羽 商1 ガンバ大阪ユース
MF 18 杉山 耀建 国経4 狭山ヶ丘高校
FW 北浜 琉星 経3  アビスパ福岡U-18
FW 10 持山 匡佑 商4 静岡学園高
FW 11 田中 幹大 商4 川崎フロンターレU18
▼選手交代
18 杉山 耀建 新 鉄兵(経1) (後半15分)
北浜 琉星 24 川合 流央(商3) (後半21分)
17 長田 叶羽 12 岡崎 大智(経2) (後半25分)
11 田中 幹大 19 遠山 湧斗(経3) (後半33分)

 

チャンスを決めきれず。苦しい4連敗。


3連敗と苦しい状況で迎えた首位・国士大戦。得点もなかなか奪えない中、長田と原が先発に復帰。さらにトップに北浜、右サイドに田中を配置した布陣で試合に臨んだ。

▲先発出場の北浜

立ち上がりの前半9分、最終ラインからのビルドアップで持山がフリーでボールを受けると、右サイドを駆け上がった常藤へパス。常藤がペナルティエリア内に折り返すと、田中がこれに合わせたがシュートは枠を捉えきれず、先制のチャンスを逃す。するとその2分後、自陣でのパス回しのミスからボールを奪われると、空いたゴールに流し込まれ先制点を献上。これで中大は4試合連続となる前半序盤での失点を許す形となった。
追いつきたい中大だが、国士大の強固な守備に苦戦してなかなか決定機を作れない。同21分には、持山のワンタッチパスを受けた北浜がミドルシュートを放つが枠を捉えることはできず。さらに同29分には、国士大のセットプレーの流れから強烈なシュートを浴びるが、GK岩瀬がビッグセーブを見せゴールを死守。
中大は反撃の糸口をつかめないまま、1点ビハインドで後半へと折り返した。

▲ドリブルで存在感を見せる杉山

後半4分、中大はフリーキックを獲得してゴール前での決定機を迎えるも、相手GKに阻まれ得点出来ず。同11分には国士大にサイドの崩しからクロスを上げられ、ヘディングシュートを打たれるが枠外で難を逃れる。同14分に中大は自陣深くから正確につなぎ敵陣までボールを運んだが、サイドに出したパスがオフサイドとなってしまう。その直後に中大ベンチが動き、杉山に代わって新を投入する。その後は国士大にセカンドボールの回収から攻撃を受け、中大はカウンターを狙う展開になった。同20分ごろからは中大がボールを持つ展開になり、同21分に北浜に代わり川合が投入された。同24分にペナルティエリア付近でフリーキックを獲得する。フリーキックのこぼれ球を拾い、サイドから上げたクロスはつながらず。その4分後には相手のカウンターを受けたが守備陣の連携でピンチをしのいだ。その直後にサイドを突破を試みるがタッチが伸びてしまいクロスをあげることができず。同30分にサイドを細かいパスワークから突破されてしまい、決定機を作られるもここはGK岩瀬がセーブ。その後も国士大の時間が続く中、同35分に再度フリーキックを右サイドで獲得しチャンスを作るが、相手GKに阻まれる。その2分後にも中央を突破しシュートを打つが相手GKに阻まれ、同40分にも同様の形で中央をパスワークで抜け出すもシュートブロックされる。最後までゴールを決めることができず、0-1で試合終了。チャンスを決めきれず悔しい結果となった。

▲途中出場でシュートを放つ川合

中光は試合後、「全体としては粘り強く守れていたと思いますし、失点時の軽いプレーというか、ワンプレーで負けてしまうということが今の試合」と語り、ミスからの失点に悔しさをにじませながら現状のもどかしさを感じさせた。

強敵が続く連戦で苦境に立たされている中大は次節、筑波大と激突。伝統の一戦に勝利し、浮上へのきっかけをつかめるか。

 

▼試合後コメント


DF 中光 叶多選手

―試合を振り返って

今週も前節、前々節、3節前と前半の序盤に失点してしまって、初めから0-1で苦しい時間帯が続いて、ハーフタイムで修正して、後半はいい感じにいったんですけど得点を取りきれず4試合連続で0-1という悔しい結果になりました。

―ハーフタイムでの修正について

前半はビルドアップが上手くいかずに、前の選手まで上手い形で繋がらなかったんですけど、後半はビルドアップの形を変えて、前の選手に上手くボール入るようにしました。それが上手くはまって、後半は上手くビルドアップできるようになりました。

―守備面について

全体としては粘り強く守れていたと思いますし、失点時の軽いプレーというか、ワンプレーで負けてしまうということが今の試合なので、そこだけとりあえず修正して、また全体的な守備の部分をもっと深めたいと思います。

―4試合連続無得点という苦しい状況の攻撃面について

後ろから安定したビルドアップで前の選手にいい形でボールを入れられるのがベストなんですけど、そこがまず出来ていないというのもありますし、今日だったらセットプレーでの流れでFWの選手とかにチャンスがあったんですけど、そういうところももっとこだわっていかなければいけないのかなと思います。

―自身は攻撃についてどのような意識をしている?

自分はセンターバックなので、テンポよくサイドバックにつけたり、ボランチや前の選手に縦パスさしたり、自分がテンポをつけられたらいいんですけど、今のところそれができてないのでそういうところも上手くやっていきたいですし、セットプレーでの得点もチームとしてあまりないので、自分がヘディングで決められたらいいなと思います。

―次節・筑波大に向けて

チーム4連敗で、筑波大学も今上位のチームで、難しい試合になると思いますけど、今週1週間で修正していい形で臨みたいです。

 

(記事、写真:山口周起、木村匡翔)

 

▼次節情報


6/1(日)14:00 第10節 vs筑波大学 @AGFフィールド