2024年10月6日 東大和スケートセンター
開幕四連勝と勢いにのる中大は強豪東洋大との一戦。一次リーグのポイントとして掲げていたこの試合はなんとしてもものにしたいところ。しかし、最初の入りこそ良かったものの、ペナルティーが重なり相手の怒涛の追い上げに対応できず、PSSまでもつれ込む接戦の末、敗戦を喫した。
▲GK川合を中心に守る木村裕翔(商3)、横須賀大夢(総3)
<第1ピリオド>
開始から少し相手に押される展開に。しかし、これをGK川合温大(文3)を中心に粘りの守備でこれを凌ぐと、5分には夏野晃輔(商4)のアシストから横須賀がゴールを決め、先制に成功する。その後も拮抗した展開が続き、両者ゴールは生まれず第一ピリオド終了。
▲シュートを放つ小岩
<第2ピリオド>
開始早々何か吹っ切れたように出たしからフォアチェックで攻め込むと、高い位置でパックを奪う展開が増えていく。すると開始僅か30秒で角丸陸斗(国経3)、森光輝(文2)と繋いで最後は堤虎太朗(総4)が決め切り追加点をあげる。さらにその30秒後にはこの日再三チャンスを演出している横須賀から小岩獅竜(商1)が決め、3ー0に。しかし、その後は難度が決定機を見せるが決め切ることができず、またペナルティーが重なり追加点を奪うことができない。すると15分、17分に決められてしまい暗雲が立ち込める。しかし、1分後には横須賀が華麗にゴールを決めリードを2点に広げた。試合は運命の第3ピリオドへ。
▲攻守に渡り躍動した横須賀
<第3ピリオド>
中大は開始と同時に果敢に攻め込む。しかし、拮抗した展開が続き、両者得点を重ねることができない。すると11分に追加点を許すと、その直後種市悠人主将(総4)がフッキングによりペナルティーを受け、2分間の退場となる。数的不利となった中大はこのピンチを凌ぐことができず、さらに追加点を献上してしまった。これで同点に追いつかれ後がなくなった中大だったが、この展開の中である男が結果を残す。同点に追いつかれたそのわずか30秒後、小岩のパスを中央で受けた横須賀がゴール左隅に突き刺し、この日ハットトリックを達成した。しかし、試合はこれで終わることはなかった。試合終了間際であった17分に同点弾を許してしまった。そのまま試合は終了し試合の行方はPSS戦へと委ねることとなった。
<PSS>
先攻は東洋大。両者一人目が失敗し、続く二人目は決められてしまい、中大は失敗してしまう。その後は流れを掴むことができず、敗戦が決定した。
▲ゴールを喜ぶ選手たち
◆試合結果◆
●中大5(1-0、3-2、1-3、PSS0-1)6東洋大○
◆コメント◆
種市主将
ー今日チームの雰囲気としては
雰囲気自体はいつもと変わらない感じで、インカレで当たるのは決まったんで今日の試合大事になってくるって感じでみんなで全力でやっていこうという感じでした。
ー前半について
前半については点がポンポンと入っていい雰囲気でやっていけました。
ー後半について
今まで、ファーストリーグでチームが最小失点に抑えられてたってのが良かったんですけど、失点が多くなってしまって、それの原因もペナルティが多くなったりとかそういうのが多かったんで、今後は守りからもっと改善していきたいと思います。
ー来週の明治戦について
一応今回ペナルティショットで勝ち点はゲットできたのでここから全勝したらまだ優勝があると思うんで、また切り替えて全力でいきたいと思います。
八戸了監督
ー試合を振り返って
入りはよかったのですが、ジリジリと相手においやげられて、最終的には追いつかれてしまって逆転されてしまったのですが、コンディションは悪くないし要所要所でやってはいけないところでペナルティがあって、そういうのが重なってしまったのと、あとは決めるべきところで決めてなかったのが敗因ですね。
ー良かった点を一つ挙げるとすると
1ピリなんかはシンプルにやって、前でホッケーができていたのでそこは良かったんですけど、自分たちでちょっと欲を出しすぎてしまって、真ん中のゾーンで簡単にパックを取られてしまったりとか、そんなことがあったのでその辺はちょっと反省点かなと思います。
ー課題であった試合の入りで意識したことなど
入りは悪くなかったと思います。試合の入り、ピリオドの入りで失点するといった展開がよくあったのですが、今日はそういうのはなかったですね。
ー次戦への意気込み
コンディションを整えて一生懸命やるだけですね。
◆お知らせ◆
次戦は10月13日(日曜日)に東大和スケートセンターで行われる対明大戦です。
(記事:本國大和、写真:水崎菜花)