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「逆にプラスに考えて」ーオンライン取材企画・卓球部

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、明かりが消えたスポーツ界。大学スポーツも開催予定だった各大会の中止や延期といった影響を受けています。4年間というタイムリミットがある大学スポーツ。このような出口が見えない状況の中、大学生アスリートたちはどのような思いで1日1日を過ごしているのか。中スポを通して、この1年を戦う選手・スタッフの皆さんの声をお届けできればと思います。第24回は卓球部。主将の弓取眞貴(文4)にお話をお伺いしました。

※この取材は5月25日にZoomにて行われたものです

――現在の部の現状、部員の状況について教えてください。

「一次解散という形になって、家庭によって帰れない人は寮にいてそれぞれが次の大会のために各自やっている形になります」

――監督、コーチから自粛期間を迎えるにあたって、指示はありましたか。

「試合もしばらくないので身体作りなどに時間を使っていこう、と」

――部員間でコミュニケーションは取れていますか。

「部活に関しての話は普段から各自で、という感じなので取っていませんがゲームなど遊びで連絡はしています(笑い)」

――この期間どのような練習をしていますか。

「ボールは打てていないので、トレーニング用具を買って、授業もありますけど両立しながらやっています」

――チームとして苦労していることはありますか。

「卓球は感覚がいちばん大事なので、打てないっていうのがチームとして一番苦しいです。自分たち卓球部はキャプテンが主導していく形ではないので、それ以外は大学生として各自に任せています」

▲全日本選手権で4回戦まで進出した弓取

――春リーグが中止になりましたが率直なお気持ちについて教えてください。

「まだ秋リーグやインカレなどがあるので、僕個人としてはあまり辛くないです。1試合なくなったのは経験として、1年生の活躍できる舞台がなくなってしまったのはあると思うんですけど、ネガティブに考えてほしくないというか。まだ全部の試合がなくなってしまったわけではないので、逆にプラスに考えてやってもらいたいと思います」

――当初の目標について教えてください。

「強豪校がいたり、まだ1年生の戦力も十分には分からない中なので、2位以上に入るのが目標でした。秋リーグ以降は戦略とかもわかってくると思うのでこれまで以上の結果を出そうと考えていました」

――自粛前、新1年生も入ってきての部員全体の状態や雰囲気はどうでしたか。

「最初なので1年生は緊張している部分もありますがそこは2年生が上手くカバーして、緊張が解けてきたかなっていうところで自粛になってしまった感じなんですけど(笑い)」

――先輩が引退してからご自身の調子はどうですか。

「自分ものびのびやらせて頂いていたので、卓球の技術的な部分でのアドバイスはあったりしましたがそこまで不安はないです。ただ一ノ瀬さん(令2卒 /現日鉄鉱業)に関しては結果も残しますし、それなりの練習量もやっていたのでそこの辺りを僕がどこまでカバーできるかっていうのが少し不安ですね。練習量ではカバーできると思うんですけど、それと同じくらいの結果を残せるのか、が。そこで引っ張って行きたいので」

▲昨年秋リーグでの集合写真

――先行きが不透明ですが、モチベーションはどのように保っていますか。

「いまは完全に試合がないと思っているので焦ってやろうとはしていなくて、しっかり身体作ってまた練習が始まった時に調子を一気に上げるのではなく、ちょっとずつ上げて試合で結果残していこうと思っています」

――インカレの個人戦と団体戦が同時開となりましたが、そこに関してはどうですか。

「普段5セットマッチなのが3セットマッチに変わるというのに焦りはあります。同時開催については高校のときシングルスとダブルス試合を一週間でやっていたので、体力的には落ちているかも知れませんが特に不安はありません。試合のセット数は不安があります」

――自粛期間ではありますが、主将としてチームの皆さんに求めることを教えてください。

「とりあえず個人個人で任せていますが、練習に復帰した時に試合に向けてのモチベーションをなくさないように、卓球の頭に切り替えてほしいと思っています」

ーー最後に今後の意気込みをお願いします。

「大学4年間で最後の年っていうのはあまり気にしないようにしているんですけど、キャプテンというのもあって自分自身は結果にこだわっています。チームとしてはそこまで結果を気にしないようにして、自分が先輩たちから受け継いだものを後輩につなげるようにしていけたら、と思います。自分自身は最後の年で、全日本選手権で去年はいいところまでいったのでランクに入れるように。4年間の目標にしていたので、そこを目標に頑張っています」

――ありがとうございました!

 

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