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攻守ともに相手を寄せつけないプレーで快勝、4連覇へ王手ー全日本学生ハンドボール選手権 対筑波大戦

2024年11月9日 広島県立総合体育館(広島グリーンアリーナ)

インカレの大会4日目で迎えた準決勝。相手は今年同リーグに所属し、昨年のインカレ決勝で対戦した筑波大。序盤から力強く攻撃を仕掛け、後半も勢いを落とさず安定したプレーで34ー30と勝利を飾り、明日の決勝へ駒を進めた。中大史上初のインカレ4連覇まであと1勝とした。

▲ガッツポーズをする中島とベンチメンバーたち

泉本心(法4)の先制点で試合はスタート。序盤から積極的にシュートを試みるも、筑波大の守備に阻まれる。しかし、徐々に相手の守備陣に切り込むプレーが得点に繋がっていき、中島大智(文2)、扇谷蓮(商4)らのシュートで着実に点を重ねる。相手がGKを下げ7人体制で攻め込んでくる7人攻撃を仕掛けるもGK石田龍ノ介(文1)が立て続けにセーブする活躍で守りの堅さも見せながら伊禮颯雅(法3)、扇谷、泉本の巧みな連携プレーで相手を圧倒。実方監督が「本来のすごさが出ていた」と振り返るように泉本の攻撃力の高さが一段と目立ち、終了間際には相手の隙をついてシュートを決め、個人で7得点を記録、18ー13で前半を終えた。

▲シュートをする泉本

後半、開始早々に石田のビッグセーブが飛び出し中大に勢いをもたらす。伊禮が長谷川惣唯(法2)のパスからスカイプレーを決めるなど連続得点で21-14の7点リード。ここで筑波大がタイムアウト。しかし中大の勢いは収まらず、タイムアウト明け直後の得点は筑波大に取られたものの、その後は実方監督が「攻撃はうちはどんなディフェンスが来ようが30点以上取れる」と語るように、圧倒的な攻撃力で筑波大のディフェンスを崩し、泉本、扇谷、伊禮、そして髙橋侑吾(文4)、長谷川のサイドシュート、中島のポストシュートで得点を重ね、どこからでも点が取れる、層の厚い中大らしいプレーを見せ、最大9点リードと大量リードで試合を進める。途中、7人攻撃を仕掛けた筑波大の弱点でもある無人のゴールネットに伊禮が自陣からロングシュートを打つなど、観客を沸かせるプレーも多く見られた。最終的に34-30で中大が決勝進出を決め、創部史上初の4連覇に王手をかけた。

▲シュートをする長谷川

決勝の相手は大体大。昨年は辛くも勝利したものの1点差。毎年僅差の激闘を繰り広げる中大最大のライバルだ。目の前にせまった優勝と4連覇のタイトル、勝利を掴みきることはできるのか、中大の全員ハンドに大きな期待がかかる。

◆試合結果◆
〇中大 34(18ー13、16ー17)30 筑波大

◆コメント◆

──決勝に向けて

【髙橋選手】

4連覇もかかってますし、 ほんとに全てをかけるつもりでやりたいです。

【蔦谷日向(法4)選手】

絶対に優勝して4連覇しようという気持ちで挑みます。

【石田選手】

4年生はラストの学生の試合なので。今まで自分が4年生にサポートしてもらったので、恩返しできるようにしっかり優勝するのと、あとは初めての対戦になるんですけど、自分のプレーをしたいと思います。

【中島選手】

4連覇っていうプレッシャーあるんですけど、楽しみながら。肩の力を抜いて頑張ります。

【実方監督】

決勝戦では絶対競るので。そこでやっぱり1点の重み。1点差で勝てばいいんですけど、1点差で負けることもあるので、やっぱりそこはやっぱりディフェンスをちゃんと守ったり、ノーマークシュートを絶対決めたりっていう、そういうところをちゃんとやることができたらいいかなっていう風に思います。

◆お知らせ◆
次戦は11月10日(日曜日)に広島県立総合体育館(広島グリーンアリーナ)で行われる対大体大戦です。

(記事:福島佳那子、佐伯真生、今村志歩 写真:山崎あきこ、片岡芹菜、佐伯真生、今村志歩)

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