2022年5月5日 神奈川県・平塚総合体育館
ここまで日体大、筑波大に勝利し2勝2敗で迎えたリーグ最終戦、中大は日大と対戦した。
第1シングルスを任された小野泰平(商2)は立ち上がりの3点を相手に連取されるも、21ー17で1ゲーム目を奪う。続く2ゲーム目は互いに点を取り合うシーソーゲームとなった。17点でゲームポイントを取られ、そこから2点を追い上げるも19ー21でフルセットに持ち込まれる。3ゲーム目は相手の勢いを止められず10ー21で敗戦。第1シングルスを落とす苦しいスタートとなった。
▲第1シングルス小野
第2シングルスの石澤樹(経4)は「最初の1ゲーム目だけは自分の戦略というかやるべきことを徹底してできた」と21ー15で1ゲーム目を先取する幸先の良いスタートを切った。しかし「最後の最後で精神的に自分が受け身になったというか、後手になった 」と2ゲーム目を15ー21、3ゲーム目を12ー21で落とし惜敗。勝負の行方は第1ダブルスへと託された。
▲第2シングルス石澤
ここまで2敗で絶対に落とせない第1ダブルスには滝口友士(商4)、川島直也(経3)のエースダブルスが登場。「我慢してスマッシュを打ち続けて攻めて攻めて攻め続けれたというところ、それでポイントが取れて我慢勝負で勝てた」(川島)と攻撃の形に持っていっての得点を重ね、21ー19で1ゲーム目を取った。続く2セット目も「なんとか踏ん張れて1ゲーム目をとれて、2ゲーム目は自分たちのいい形で勝てたかなと思います」(滝口)と23ー21で接戦をものにし、中大に1勝をもたらした。
▲第1ダブルス滝口・川島組
続く第2ダブルスを任されたのは大高優良(商4)、深井俊椰(商1)。勝敗の懸かる試合の為、両校応援に力が入るなかの激闘となった。1ゲーム目の前半は相手のペースで試合が進むが、後半に連続で得点し追い上げを見せるも19ー21でこのゲームを落とす。2ゲーム目も18ー21で落とし、この時点でこの試合の敗北が決まった。
▲第2ダブルス大高・深井組
最後の第3シングルスでは1年生の小林遥輝(商1)が熱戦を展開する。1ゲーム目の中盤には相手に8点を連取されるも後半追い上げを見せ17ー21とし、続く2ゲーム目では小林が9点を連取し15ー21でこのゲームを奪う。しかし、勝利にはあと一歩及ばず、14ー21で3ゲーム目を落とし、中大は1ー4で日大に敗北した。
▲第3シングルス小林
主将の滝口はこの試合を振り返って「勢い、流れ、気持ち、技術、全て負けてましたね。全体的に。今日勝たなきゃ最下位になるという状況で全然戦えなかった」と悔しさをにじませた。それでもリーグ最下位が決まり、7日に行われる入れ替え戦である明大との対戦に向け「明治は去年インカレを優勝してすごい強い相手ですけど、なんとかして勝って1部に残れるように頑張っていきたいです」と意気込みを見せた。
◆試合結果◆
●中大1 ー4日大○
1S●小野1ー2曹○
2S●石澤1ー2後藤○
1D○滝口・川島組2ー0小川・熊谷組●
2D●大高・深井組0ー2寺島・後藤組〇
3S●小林1ー2小川〇
(記事、写真:大川穂乃佳)
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