2024年6月7日 横須賀アリーナ
新人インカレ出場をかけた関東新人戦第3試合目は、立大と対戦した。第1Qより流れをつかんだ中大はリードを譲らず安定した強さを見せ、新人インカレの切符を手に。目標の関東新人戦の優勝へもまた一歩近づいた。
スターター
#3高山鈴琉(商2)、#15坂口大和(商2)、#21深澤桜太(商1)、#33鴨原樹生(商2)、#55板倉怜弥(文1)
▲シュートを打つ#15坂口
中大のファウルにより立大がフリースロー権を獲得。先制点を許し第1クオーター(Q)が始まった。直後に#33鴨原のシュートで追いつくと、#3高山の3点シュートで逆転した。第1Q中盤には均衡した試合展開となるも、#34赤平奏人(文2)の3点シュートで流れをつかむと、8連続得点を挙げ点差を引き離し26-18で第2Qへ。
▲シュートを打つ#3高山
続く第2Q序盤は、立大に流れを譲り中大はタイムアウトを要求。#21深澤のバスケットカウントをきっかけに流れを取り戻し、再び点差を引き離した。第2Q終盤には、#5石口直(文2)や#34赤平の3点シュートが連続で決まり、会場が沸く場面も見られた。
▲主にゴール下で活躍した大型ルーキー#21深澤
流れに乗った中大の5連続得点により第3Qが始まる。Q中盤には、#15坂口から#3高山へのロングパスによる速攻が決まり、中大ベンチは再び盛り上がりを見せた。#21深澤や#55板倉の1年生の活躍もあり、第3Qの得点数32-12、総得点79-46で最終第4Qへ。
第4Qは、立大に10連続得点が見られる苦しい場面もあったが、#34赤平が「チーム一丸となって一人一人役割出来たので、それが勝利につながったかなと思います」と語るとおり、#9川端一真(総1)や#23山川温暉(文1)、#57佐々木翔(商1)など多くの1年生が出場し健闘した。#9川端は「とにかく今日はボールを持ってリングに向かうっていうのをすごい意識してやってて(後略)」と話し、積極的に攻め続ける姿が目立った。最終得点は91-72と点差を詰められるもリードを保ち、勝利した。
▲ドリブルをする#5石口
関東新人戦も残すところ2試合。試合後#34赤平は、「もうここまで来たら優勝しかないと思うので、そこだけ目指して精一杯頑張りたいと思います」と中大バスケ部のさらなる躍進と優勝を誓う。
◆選手コメント◆
#34赤平
―試合を振り返って
チーム一丸となって一人一人役割出来たので、それが勝利につながったかなと思います
―1、2年生の中だと主将的な立場に当たるがそのあたりはどうか
自分はこう高山とか坂口みたいに華のあるプレー出来ないので、声出したりとか泥臭いところ頑張ってチームを牽引することを意識しています
―今日勝って新人インカレを決めたが、新人インカレの目標は
目標は日本一なんですけど、まずは一戦一戦大事に頑張って行きたいと思います
―今日のチームの雰囲気は
大会始まってからなんですけど、ずっとこう上がってきてると思うので、このまま継続してやっていきたいと思います
―今大会は先輩がおらず2年生が1年生を牽引(けんいん)していく立場だと思うが、2年生の中で意識したことなどは
やっぱりこうチームでやろうって言ってることとか、徹底出来ることは2年生が率先してやれば、下も着いてくると思うので、2年生だからとか1年生だからとか関係ないけど、2年生が徹底し続けることを意識してます
―今の1、2年生チームの課題
どうしてもテンションが下がってしまう時間帯があるので、それはベンチもコートの中の選手も一体となって盛り上げられたら試合としていい状態が続くと思うのでそこは改善していきたいと思います
―残りの関東新人戦の目標
もうここまで来たら優勝しかないと思うので、そこだけ目指して精一杯頑張りたいと思います
#9川端
―今日の試合を振り返って
ベスト4がかかった試合だったんですけど、想定してた相手と違って最初ちょっとペースもあっちに持ってかれてゴタついた部分もあったんですけど、しっかり、センターの深澤だったりとか高山さんとか坂口さんとかが立て直して、ディフェンスから流れを持ってこられたのがよかったかなと思います
―自分のチーム内での役割
今は全然試合に絡めていないんですけど、とにかく今はスタートで出てるれいるさんの背中に追いつくようにっていうのを目標にやってて、立ち位置としては控えのメンバーとしてしっかり試合を盛り上げるというか、ベンチメンバーとしての声出すとか仲間を励ますとか、雰囲気を作ることができると思うのでそこは意識したいと思っています
―第4Qのゲームメイクについて
今はまあゲームメイクで苦戦しているところがあるんですけど、とにかく今日はボールを持ってリングに向かうっていうのをすごい意識してやってて、その中で周りをどう生かすかっていうのが今の課題なので、そこをもっと伸ばしていけるようにしたいです
―大学バスケと高校バスケの違い
一番感じたのはフィジカルのところで、大学入って初っ端の練習は吹っ飛ばされたりして(笑い)。今もそこは全然課題なので、フィジカルのところが1番大きいと思います
―本戦に向けて
チームとしてはインカレに出て優勝するのを目指してやってて、そこを達成できるようにこの1カ月くらい練習を重ねてきていて。個人としてはメンバーとして絡めるように1カ月間頑張りたいと思います
◆試合結果◆
〇中大 91(26-18、21-16、32-12、12-26)72東海大●
◆お知らせ◆
次戦は6月8日(土)に日本体育大学世田谷キャンパスで行われる対東海大戦です。
(記事:藤野真紘、写真:藤野真紘、谷本咲和)
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