• Twitter
  • facebook
  • instagram

ファイナル4がかかった大一番で惜敗。ー関東学生ラクロスリーグ戦女子1部Bブロック第4戦

2024年9月8日 神奈川県・慶應義塾大学日吉キャンパス

リーグ第4戦目で、ファイナル4進出へ向け大事な一戦となった今試合。対戦相手の慶応大に終始リードされながらも果敢に攻めたが、1点差の7-8で惜敗した。

快晴の中、始まった第1クオーター(以下、1Q)。開始数分で相手が次々に点を獲得し、中大は点を取られないよう守りに徹する状態が続いた。状況を変えたのは、主将である長谷川沙来(文4)。中大の初得点となる一本を華麗に決め、1-2となった。さらに点を決めようとボールを持つ場面が後半は多く見られたものの、点は決まらず1点ビハインドで1Qが終了した。

▲中大の初得点を挙げた長谷川主将

2Qでは、開始5分もせずに相手が得点を決めるも、長峰和奏(総3)がすかさず点を決め2-3に。しかしこの後すぐ相手が点を取り返し、またも点を追う状態が続いた。2Q終了目前、河瀬柚香(商2)が点を決め、3-4になりまたも1点ビハインドで2Qを終えた。

▲シュート、アシストでチームに貢献した河瀬

2Qと3Qの間には、駆けつけた応援団がハーフタイムショーをし、選手にエールを送った。青空の中、響き渡った楽器の音色とチアリーディングの明るい笑顔は、リーグ戦に臨む選手たちをおおいに元気づけた。

▲女子ラクロス部に声援を送る応援団

30分間しっかり走りきることを意識して挑んだ3Q。開始早々、頼れるエース飯田莉未(文4)が得点。さらに、ボールに選手が集中し混戦となるなか、長峰がボールをもぎ取ると、パスを受けた飯田がワンタッチシュートを決め、中大はついに逆転した。中大の勢いは止まらない。笠原光莉(法3)が自陣でボールを得ると河瀬にパス。そして河瀬は飯田にボールを託した。飯田はタイミングを図ってシュート。見事に得点し、点差を2点に広げた。3Q終盤、慶大に失点を許すも、1点のリードを保ったまま4Qを迎えた。

▲プレーでチームを盛り上げた飯田

4Q、中大は慶大の反撃を防ぐことができない。慶大は、まず中大の反則から得点し同点に追いつくと、次にディフェンスの隙を突いてノーマークとなった選手がそのまま得点。逆転を果たす。さらには、巧みなパス回しで中大を翻弄しシュートを決めリードを広げた。中大はタイムアウトを取り、逆転勝利を狙う。しかし、長峰のシュートや、河瀬のゴーリーの足元を狙ったシュートはゴーリーに阻まれてしまう。それでも中大が諦めない。鈴木彩果(経4)が連続で好セーブを見せチームを鼓舞すると、鈴木の活躍に応えるように長峰が得点し1点差に。中大は再びタイムアウトを取り最後のチャンスに備えた。試合終了間際、河瀬がボールを奪い、長谷川がシュートを放つも、惜しくもゴールを捉えることはできず、その直後、試合終了を告げるホイッスルの音が会場に響いた。

▲2得点の活躍を見せた長峰

慶大に惜敗した中大。ファイナル4に進出するためには敗北は許されないプレッシャーのなかで、本来の力が発揮できるのか。中大の勇姿を見届けたい。

◆試合結果◆
●中大7 (1-2、2-2、3-1、1-3)- 8慶応大〇

◆コメント◆

長谷川主将

ー今日の自身のプレーを振り返って
(相手に)2点目決められた時点で、まず自分が1点強気で(点を)入れられたのはよかったかなと思います。私自身この慶應戦でいっぱい点を取るというよりかは、ゲームをコントロールして最後のアタックに1点を繋ぐという試合をやっていたのでバランス面だけで見れば、悪いところというより今までと比べるとプラスになったかなと思います。

ー今日のチーム全体のプレーを振り返って
ミスも多かったし、やっぱり点数を決められるところで決められたのはあるんですけど、全力出せていたし練習してきたことを本番でできたのはすごい良かったから、その分負けて悔しいんですけど、流れはいいなと思いました。

ー今日の試合でMVP選ぶとしたら
オフェンス面で言えば3点くらい決めていた飯田莉未やディフェンスの北川一葉(商4)がボールダウンからのブレイクとか作ってくれたので、すごく力になりました。

飯田莉未選手

ー対慶大戦はどのような気持ちで臨んだのか

慶應に勝てばファイナル4っていう、決勝戦みたいなものに進めるっていう大事な一戦だったので、やはりしっかり勝ち切る、自分たちがこの1カ月間やってきたことをしっかり出し切れるようにやっていこうと思ってました。

ー対慶大戦に向けて特に調整した点は

慶應のディフェンスはゾーンっていうちょっと違うディフェンスをしていたので、その分自分のいるポジション、中のポジションですね、そこの部分をしっかり決めきれるようにっていうのを意識していました。

ー3Qで逆転したが、ハーフタイムでどのような声掛けがあったか

全部のQで勝ち切れていなかったので、この3Q、4Qでしっかり30分走り切れるようにっていう風にコーチからこう言葉をもらっていたので、しっかりもう走りきるっていうの意識してやりました。

ー3得点をあげた自身のプレーに点数をつけると

チームを勝たせることができなかったので、0点ですね。

 

(記事・写真:功刀萌恵、福田菜緒)

公式X(@chudaisports
Instagram(@chuspo_report