12月13日 会場は非公開です
2部Bブロックで駒大と東大に勝利し決勝トーナメントに駒を進めた中大は、2部Aブッロク1位の日女体大との準決勝に挑んだ。今季『2部優勝』を目標に掲げる中大にとっては絶対に負けられない一戦。前半を4-4の同点で折り返すと、後半に大量得点を決めて最終結果は13-6。見事決勝進出を決めた。
▲試合前、整列する選手たち
序盤は互角の試合を展開する。日女体大は「速い相手」(篠奈津子主将・総4)と警戒していた通り、第1クオーター(以下Q)開始後、ドローで日女体大が攻撃権を奪うと、勢いそのままに先制された。その後も相手のオフェンス時間が続いたが、ゴーリー・太田佑(商4)のパスカットで流れを止める。攻撃権を奪った中大はすぐさま後藤七海(商3)のシュートで同点に追い付いた。しかし、その後は互いに得点を重ね合い2-3の1点ビハインドで第1Qを終えた。
続く第2Q。立ち上がりからの流れは日女体大に傾いていたが、開始8分あたりで松尾美紀(経4)のシュートが決まり3-3の同点に。その後12分を過ぎたあたりで相手のショットが決まったもののすぐさま政本未織(理4)のシュートで振り出しに戻してみせた。結果4-4と両者譲らぬ展開で前半戦を折り返す。
▲今試合3得点の活躍を見せた佐藤亜美(文3)
迎えた第3Q。これまでの互角の戦いから試合は一変した。岡野内美紀(法3)のドローで中大ボールになると、開始2分で佐藤が得点。松尾も点を重ね、タイムアウト後にも中大のシュートが決まる。開始わずか5分足らずで一気に3点差に広げてみせた。その後はパスを回しながら慎重に攻め込む機会をうかがう。試合終了間際にもう1点追加し、第3Qでは4-0と無失点。総合得点8-4と大きくリードした状態で第4Qに繋げた。
迎えた最終第4Q。ここでも中大の勢いは止まらなかった。開始早々、相手ゴーリーのファールによって無人ゴールへのフリーシュートを与えられた後藤が確実に決めてチームに勢いをつけると、その後、同学年の佐藤も点を重ねる。残り時間半分を切ったあたりで4年生・青木祐緯(文4)が2点の追加点を決め、中大の勝利を確信させた。最後はメンバーを入れ替えて多くの4年生が出場し、13-6で試合が終了。見事勝利を収めて決勝進出を果たした。
▲後藤の得点後、喜び合う選手たち
今季2年生ながらチームに貢献している松島穂乃加(法2)は、「最初は結構接戦になってしまったけど、途中から自分たちの流れになったのでよかった」と振り返る。後半に大量得点を決められた勝因について篠主将は「ドローで取れるようになったことで流れを掴めたと思う」とチームの勝利に貢献したドロワー・岡野内を称えた。
次戦は4年生にとって学生生活最後となる試合。12月20日に行われる決勝戦に向けて篠主将は「この決勝で勝っても負けても引退になるので最後に勝って終わりたいという気持ちは強い。最後まで気を抜かずに頑張って勝ちたい」と意気込んだ。松島も「4年生が笑顔で終われるように、いつも通りのプレーで中央らしく勝利を掴み取りたい」と気合十分。『2部優勝』を目指し選手たちの最後の戦いが始まる。
◆試合結果◆
〇中大13(2-3、2-1、4-0、5-2)6日女体大●
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部