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序盤で先制するもミスが響き逆転負け 昨年王者中大ベスト4で散るー第67回関東地区大学準硬式野球選手権大会

2025年3月22日 東京都・スリーボンドスタジアム八王子

優勝で全日本出場が叶う関東大会。中大は準決勝で強敵・明大と対戦。序盤から先制し、リードするかに思われたが、失策などのミスが目立ち逆転負けを喫した。昨年の王者がベスト4で散り、3位決定戦へ回った。

先発は三浦凌輔(商2)。日体大戦では7イニングを三者凡退に抑え、被安打もわずか2本とケガからの復調をアピールした。この日も4回を投げきり被安打1、3奪三振という成績を残した。

▲先発登板した三浦

2回、一死走者無しの場面で古積充(経1)が左方向への二塁打を放ち出塁。続く村田慶二(商2)も相手のミスにより出塁し、一気に一死一、二塁のチャンスを迎える。チャンスでバッターボックスに立ったのは岡部匡人(経2)。3球目で高めの球を打ち、レフトに上がった打球は二塁走者を三塁走者へ進める犠打となる。二死一、三塁の場面で沼澤梁成(商1)が死球により出塁すると満塁のチャンスに。相野七音主将(文3)はこれを見逃さない。3球目で低めの球を捉えると左方向に飛んだ打球はタイムリーとなり、2人を帰還させることに成功。貴重な先制点を挙げた。「チームが勝ったらそれでいい」そう話す相野主将のチームへの思いが実を結んだ。

▲タイムリーを放った相野主将

中大のエラーなどが重なり2点を失った後、大山北斗(商3)が続いて登板。初めはテンポよく三振を取っていたものの、甘く入ったスライダーなどを捉えられ連打を浴び、2点を失った。その後逆転を目指し奮闘するも、なかなか打線が繋がらず悔し涙を飲む結果となった。

▲試合後、「めちゃくちゃ悔しかった」と吐露した大山

相手の堅実な守備と、勢いのある攻撃の前に敗れ、日本一への最短切符を逃してしまった彼らたち。相野主将は「負けるべくして負けた、相手の方が強かった」と相手を評価する。一度敗北を味わった彼らはまたいっそう強くなる。全日本選手権が行われる北の大地でリベンジを果たすため、まずは今大会で3位を掴みとる。

 

◆試合結果◆
●中大 2-4 明治大〇

チーム 123 456 789 計

中 大 02 0 000 000 2

明治大 001 102 000 4

 

◆お知らせ◆
次戦は3月24日(月曜日)に横須賀スタジアムで行われる3位決定戦・対専大戦です。

(記事:大日方惠和、浅野詩多、写真:浅野詩多)

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