• Twitter
  • facebook
  • instagram

開幕2連敗から切り替え、春季リーグ初勝利─2025年度春季関東大学バレーボールリーグ戦 対専大戦

2025年4月19日 順天堂大学さくらキャンパス第3体育館

スタメン(サーブローテーション順)

1 OH   坪谷悠翔(文4)

18 MB   秋本悠月(総2)

3 OH   梅本春之助(総4)

10 OH   舛本颯真(総3)

7 MB   伊藤蒼眞(総3)

24   S  中村悠暉(総1)

12   L  土井柊汰(文3)

27   L  栗原 陽(文1)

 

春季リーグ開幕2連敗をきっしてから1週間、「自分たちらしくいかにバレーできるか」(梅本)を考えて挑んだ専大戦。第3ピリオドで拮抗した試合展開を見せるもデュースを勝ち取り、ストレート勝利を収めた。春季リーグ開幕以来、初勝利を収めて負の連鎖を断ち切った。

▲試合前に気合いを入れる選手たち

 

主将・坪谷の渾身のサーブがコートに突き刺さり、春季リーグ第3戦が幕を開けた。強烈なスパイクを放つ梅本や崩れた場面で決めきる坪谷など、上級生の活躍により中大優勢で試合が進んでいく。20ー16、坪谷に変わり、坂本アンディ世凪(総2)がコートに入ると、点を決め、さらにチームの高揚感をあげていく。そのまま順調に得点を重ね、25ー20で第1セットをものにした。

▲サーブを打つ中村

 

第2セット開始早々、梅本の強烈なブロックアウトとコート奥にたたき込まれたスパイクでブレイクを獲得した。得点を重ねて8-4と引き離しにかかったタイミングで、専大が1回目のタイムアウト。しかしタイム明け1本目、舛本のバックアタックで流れをさらに中大側にもたらした。さらに中大は積極的に選手を入れ替え、尾藤大輝(経2)、九冨鴻三(総4)、藤井千丸(経3)が次々とコートの中へ。試合の流れを離さず、25ー12と大きく点差を付けて第2セットを取った。

▲スパイクを打つ舛本

 

好調な流れのまま迎えた第3セット。しかし、試合は思いもよらず互角の戦いを繰り広げ、緊迫していった。互いに強打をしてはボールを上げる展開が続き、会場を大きく盛り上げるも最後は坪谷のスパイクがわずかに線を越え、専大のポイントに。しかし、再び坪谷が相手の意表を突いたプッシュで点数を取り返し、18ー19。梅本のスパイクと投入された尾藤のサービスエースにより先に20点の大台に乗った。先にマッチポイントを握ったのは専大。秋本のスパイクでデュースに持ち込ませ、望みをつないだ。先にマッチポイントを握られるも食らい付き、最後は坪谷と秋本のブロックで仕留め、27ー25でついに勝利を決めた。

▲スパイクを決めてほえた秋本

 

相手どうこうよりも先週振り返って自分たちの力が発揮できなかった」(坪谷)と先週の2連敗を受け止め、今試合はまず中大らしいバレーを発揮するべく挑んだ。「自分たちの元気らしさ」(梅本)も発揮しながら、見事に連敗にピリオドを打った。この一戦、反撃ののろしとなるか。

 

 

◆試合結果◆
〇中大 3(25ー20、25-12、27-25)0 専大●

 

◆コメント◆
坪谷選手
──今日の試合を振り返って

1、2セット目は結構しっかり自分たちのいいところが出せたと思うんですけど、3セット目は自分たちの悪い部分が出ていたと思うので、そこをしっかり修正して明日も頑張りたいと思います。

──この1週間どのような対策をしたか

まず相手どうこうよりも先週振り返って自分たちの力が発揮できなかったので、相手よりもまずは自分たちのやってきたことをしっかりやろうっていう風に話して今日挑みました。

──多くのサービスエースを取っていたが、自身のプレーについて

まあまあまあぐらい。良くも悪くも普通ぐらいかなって感じ。いつも通りぐらいかなと思います。

──明日の学芸大戦への意気込み

明日も自分たちがしっかりやってきたことを出せれば、勝てる相手だとは思うので、しっかりチーム一丸となって戦っていきたいと思います。

 

梅本選手
──今日の試合を振り返って

自分たちの中では、先週の2試合の敗北っていうのは、相手どうこうっていうよりも、まず自分たちのバレーが全くできてないっていうのが最終決断だったので、自分たちのバレーをいかに出して、自分たちらしくいかにバレーできるかどうかが今日は鍵だったので、その辺に関しては、今日思いっきり自分たちの元気らしさも出てたし、ディフェンス面もしっかり上げて、最後サイドに託すっていうバレーができていたので、良かったんじゃないかなと思います。

──第3セットのデュースについて

それはキャプテンとも言っていたんですけど、自分とキャプテンのスパイクミスがただ増えたっていうだけなので、そこは4年としての自覚をもう少し持ってプレーできればなと思っています。

──この1週間どのような対策をしたか

対策っていうよりは、さっきも言ったんですけど、自分たちがどう行動するべきかっていう、私生活というか、そういういった部分から見直したりとか、プレー面ではもっと会話増やしたり、細かいことだけ、自分たちの中だけでできるようなことしかやってないので、細かいとこだけ気にかけてこの1週間過ごしました。

──明日の学芸大戦への意気込み

先週2試合見ていた感じなんすけど、すごく速いテンポでいいバレーをしてくるチームなので、負けじとブロックで対策して自分たちらしく、明日も自分たちがどう戦うかがまだ課題だと思うので、そこを貫いていければなと思います。

 

中村選手
──今日の試合を振り返って

先週2連敗して、チームとして状況が良くない中、1週間先輩たちが雰囲気作って、しっかりこだわるところにこだわって、徹底してやってきて、まず全部が出し切れたわけではないですけど、まだまだ甘いところはあると思うんですけど、まずは1勝目できたっていうところはよかったかなと思います。

──自身のプレーについて

相手にサーブで攻められたりとか、ブレイクされて苦しい展開の時に先輩に頼りっきりになってしまっているっていうところが自分の中ではあるかなと思うので、そこでもう少し自分が自信持ってというか、自分がうまく先輩を活かせられるようにもっとできていけたらいいかなと思います。

──この1週間どのような対策をしたか

やっている内容は大きく変わることはないんですけど、簡単なボールを落とさないとかっていうところの質に全員で焦点当てて、先輩たちとか学年関係なく言い合って1週間やってきたかなって感じです。

──明日の学芸大戦への意気込み

しっかり自分たちのやるべきことをしっかりやって、2勝目を取れるように頑張りたいと思います。

 

 

◆お知らせ◆
次戦は4月20日(日)に順天堂大学さくらキャンパス第3体育館で行われる対学芸大戦です。

(記事、写真:塚越香都)

公式X(@chudaisports
Instagram(@chuspo_report