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酒井・三井2着の好走、新体制で臨んだ4継・マイル─第20回トワイライトゲームス

2025年8月19日 神奈川県・日産スタジアム

日産スタジアムで行われたトワイライトゲームス。大会名の通り、薄暮の時間帯に行われた各レースは大いに盛り上がりをみせた。


中大勢の最初の種目は100㍍。この種目には関東インカレ、日本インカレ4継優勝に貢献した三井一輝(法4)、黒木海翔(法2)が出場した。三井はスタートでやや出遅れるも後半の加速が活き、組2着でのフィニッシュ。自身の走りを振り返って「出遅れてから後半まで焦らず行けたのでよかった」と振り返った。中大での4年間を振り返って「いいことばかりではなかったが周りに恵まれた」と周囲への感謝を述べた。5着でフィニッシュした黒木は「うまくまとめきれずに悔いが残るレースだった」と悔しさを吐露した。今レースまでに海外レースを経験してきた黒木は海外でのレースに参加して「体が大きい選手がいっぱいいたりと圧倒されるところはあったが自分の持ち味を生かせる部分があった」と収穫を得た様子。来季以降の活躍にますます期待がかかる。

▲4年間の思いを語った三井

 

男子400㍍Hには、酒井大和(法3)が出場した。8月上旬におこなわれた富士北麓ワールドトライアルで自己ベストを更新し、今大会での活躍にも期待が集まった。「タイムはそこまで狙っていなかった」と話したが、結果は組2着でフィニッシュ。レース後、「結果的にセカンドベストを出せて良かった」と振り返った。また、今後について「(ハードル)ブロック長として、記録で引っ張て行けるように頑張りたい」と語った。

▲好走をみせた酒井

 

続いての種目は4×100㍍リレー。田村莉樹(経3)、山﨑天心(法1)、會田聖也(法1)、小室歩久斗(法1)の布陣で臨んだ。スターターを務めた田村は序盤から勢いよく飛び出すとその勢いを保ったまま2走の山﨑へとバトンをつないだ。山﨑もスピードを維持したまま先頭で會田へのバトンパスへ入ろうとしたもののややもたつき、順位を落とす。しかしながら、3走4走間でのバトンパスがはまると、最後の直線でぐんぐんと加速した。大混戦の中、中大は6着でのフィニッシュとなった。1走の田村はレースを振り返り「高校ぶりのリレーだったので楽しかったっていうのが一番大きかった」と語った。3走の會田は「練習不足だったしバトンが下手すぎて出し切れないレースとなってしまった」と唇をかんだ。今季4継で2冠を達成した中大。連覇を目指す中大のこれからを担う選手たちのこれからが楽しみだ。

新体制で挑んだ4継

男子4×400㍍リレーは、1走から福村優大(商1)、正野巧磨(経2)、町田達哉(法3)、齋藤結輝(法1)の順にバトンを繋いだ。レースは序盤から速いペースでの争いとなり、1走の福村は「前半もう少し速くいきたかった」とその流れに乗りきれなかった。下位でバトンを受けた正野は、ラストの直線で2人を抜き5番手で3走の町田にバトンを渡した。レース後、正野は「アップから良かったのでいい走りができたと思います」と話した。続く町田は「最後の100㍍で膨らんでしまった」と反省を述べたものの、順位をキープし前との差を縮めてアンカーの齋藤へ。前半からハイペースで前の2人を捉えると後半も粘りをみせ、ラストの直線で1人を抜き4位でフィニッシュ。齋藤は、復帰のレースだったが「不安なくレースに臨めた」と話し、今シーズン怪我で走れなかったことを踏まえて「来年も優勝目指せるように頑張っていきたい」と目標を語った。

 

 

◆試合結果◆

男子400mH
1組
②酒井大和(法3) 50秒04

男子100m
1組
②三井一輝(法4) 10秒38[10秒372]
③黒木海翔(法2) 10秒38[10秒376]

男子4×400mリレー
④中大 3分08秒86
1走 福村優大(商1)
2走 正野巧磨(経2)
3走 町田達哉(法3)
4走 齋藤結輝(法1)

男子4×100mリレー
⑤中大 39秒06
1走 田村莉樹(経3)
2走 山﨑天心(法1)
3走 會田聖也(法1)
4走 小室歩久斗(法1)

 

(記事:大畠栞里、酒井奏斗 写真:大畠栞里、酒井奏斗、土屋日向)

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