2025年10月2日 埼玉県・笹目公園野球場
前回明学大戦で今秋リーグ1敗目を喫した中大は専大戦に臨んだ。中大は先制を許すもルーキー大野友也(商1)がホームランを含む3打点の活躍で見事逆転勝利。大野ら下級生の活躍が目立った一勝となった。
▲先発する田邉
中大の先発は2年生左腕、田邉優河(商2)が務めた。今秋リーグから先発の機会を増やしている田邉は3回に2点を失い先制を許すもそれ以外のイニングを0で抑えていく。
好投を続ける田邉を援護したい打線は5回裏、ルーキー大野が「初球からちゃんと振れた」とスライダーを完璧に捉えライトへ豪快なホームランを放ち1点を返した。6回裏には1年生ながら3番に座る藤井拓海(経1)がセンターに大飛球を放つ。ホームランかと思われたが審判の協議の結果、判定はエンタイトルツーベースとなる。藤井はこれでこの試合猛打賞の活躍となりその後相手のエラーに乗じてホームイン。2-2の同点とする。
▲ホームランを放ち大野はハイタッチ
▲ベンチで歓迎される大野
8回裏、またも1年生が躍動した。井上湊(商1)、池島悠空(文1)の1年生コンビが連打で出塁。続く海老沼樹喜主将(経3)がきっちり犠打を決め1死二、三塁のチャンスを作り打席には先ほどホームランの大野が入る。「気持ちで持っていった」と語った一本は勝ち越しの2点タイムリーとなる。
▲ヒットを放つ池島㊤と大野
待望の勝ち越し点をもらった田邉は9回のマウンドへ。安打を許すも併殺でピンチの芽を摘み見事完投勝利をあげた。終わってみれば9回2失点完投の好投を見せた田邉は自身の投球を「試合通してみるとかなりいい内容」と振り返った。
この試合では4人の1年生がスタメンに名を連ね全員が安打を放つ活躍を見せた。ルーキーたちの活躍に海老沼主将も「前向きな選手が多い、気負わずに思い切ってプレーしてくれる」と頼もしげに語った。ルーキーの活躍を推力にリーグ優勝へひた走る。
〈スタメン出場した1年生〉
打順(守備位置) | 名前 | 打席結果(太字は安打、赤字は適時打、丸数字は打点) | |||
3番(一) | 藤井拓 | 左安 | 中安 | 中二塁打 | 四球 |
5番(左) | 井上 | 遊失 | 投ゴ | 投ゴ | 右安 |
6番(指) | 池島 | 右飛 | 三ゴ | 中飛 | 右安 |
8番(右) | 大野 | 三振 | 右本① | 遊飛 | 右安② |
◆試合結果◆
〇中大 4-2 専大●
チーム 123 456 789 計
専 大 002 000 000=2
中 大 000 011 02☓ =4
◆お知らせ◆
次戦は10月7日(火曜日)に職員共済組合清瀬運動場B面で行われる新人戦・対東洋大戦です。
(記事:湊谷昂太郎、小林想 写真:湊谷昂太郎)
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