10月31日 非公開(公式が非公開としているため)
ファイナル4進出をかけて因縁のライバル、立大と対戦した中大。序盤に先制するも、第2クオーター(Q)で立大の反撃を食らって3点差をつけられる。しかし、続く第3Qで同点に追いつき、その後一進一退の攻防が続いて中大が勝利した。
第1Qでは、開始直後からクリアを2度成功させて果敢に攻め込み、10番小松勇斗(商4)がショットを決めて中大が先制。しかし、立大のカウンターも早く、ボールダウンの隙をつかれる形で連続のショットを決められて逆転されるも、77番荒井優斗(総4)が終了間際に豪快なショットを放って試合は2-2の振り出しに。第1Qは両者同点に終わった。続く第2Qでは試合の流れが大きく変わった。小松が二度目のショットを成功させて中大が再びリードするも、直後からポゼッションを奪われて攻撃の主導権を握れずに3失点。更に強固なディフェンスに阻まれる形で、得点は1に留まり前半戦を終えた。
▲パスをしようとする小松
なんとしても逆転したい中大だったが、第3Q序盤に痛恨のショットを決められ、点差は3に広がる。それでも「焦ることなく自分たちのオフェンス、ディフェンスを組み立てることを意識した」(荒井)と振り返ったように間髪入れずに荒井、18番久保園真乃介(法3)、8番大谷昇平(理工3)の3者連続得点で同点に追いつく。更に相手のマンダウンによる隙をついて久保園が二度目のショットを決めて中大がついに逆転した。しかし、直後に立大が同点のショットを決め、このQは同点で終了。全ては第4Qへ持ち越された。
▲今試合4得点をあげた荒井
運命の第4Q。先制されるも、得点直後のファールからポゼッションを獲得。その勢いにのって荒井がこの試合3度目のショットを成功させて中大が再び同点に追いつく。一方、ディフェンスでも24番穴井雄大(文4)がこのQでショットを3度セーブするなどチームを支えた。そんな好守に応えるかのようにオフェンスも調子を上げ、28番津久井健太(経4)がショットを決めて点差を広げる。そして荒井の4度目のショットでリードは2点へ広がった。中大が10-8でシーソーゲームを制した。
▲得点を挙げ歓喜の渦に沸く選手たち
ファイナル4進出を決めた中大。「いつも通り一点ずつ返すというメンタルでプレー出来た」と松木悠主将(商4)が振り返ったように、確実に点を入れることが重要である。次戦の相手は昨年準決勝で敗れた因縁の早大。昨年の雪辱を果たして決勝へ進むことに期待がかかる。
▼試合結果
○中大 10-8 立大●
(2-2,1-3,4-2,3-1)
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部