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球春到来!チャンスをものにし開幕一軍をつかみ取れ!<北村恵吾・浦添キャンプインタビュー>

今年もプロ野球の季節がやってきた!WBCの開幕が近づき野球界も盛り上がりを見せる中、昨年のドラフト会議で阪神タイガースから1位指名を受けた森下翔太と東京ヤクルトスワローズから5位指名を受けた北村恵吾の2人がプロの舞台で奮闘している。そんな2人に沖縄県で実施されたキャンプ時に行ったインタビューをお届けします!今回はキャンプ一軍帯同を果たし首脳陣にアピールを続ける北村恵吾選手です。
※この取材は2月21日に行われたものです

▲シートノックで一塁の守備につく北村

 

——ここまでキャンプに参加してきてどうですか。新人合同自主トレと雰囲気などは違いますか

「だいぶ慣れました。緊張感とか、初めはありましたし特に。今もあるんですけど。やっぱり色々な先輩方と初めて対面して緊張するところがたくさんあったかなという感じですね最初の方は」

 

——ここまでのキャンプを100点満点で評価するとしたら何点ですか

「70点くらいじゃないですか。ここまで怪我なくきているのもそうですし、実戦も増えてきた中で、自分のスタイルというか、どんどん振っていくっていうのを打席の中でしっかりと発揮できている中での、結果っていうのが結構いい結果が多少出ているので、まだ満足はできていないですけどしっかりとプロのピッチャーに対しても着いていけているという実感があるので70点くらいですかね」

 

——キャンプ一軍帯同を告げられたときはどう思いましたか

「素直に嬉しかったですし、自主トレの途中でもあったので、まずは怪我をしないで一軍に最後までいれるように。やってやろうという気持ちもありました」

 

——東都での経験が生かされたと思う場面はありましたか

「ピッチャーのレベルはもちろん東都リーグは高いですし、東都のピッチャーが見劣りしている訳ではないので、その中でずっとやってきた経験っていうのがそこまでプロのピッチャーに対して驚きというかそういうのがそこまでなくて。いいピッチャーもいますけど、そこは東都のピッチャーを見てきた経験が多少活かされていると思いますし、やっぱりまだ新人なんでそこまでチャンスもたくさんあるわけではない中で、数少ないチャンスをものにすることを意識する部分でも、東都も目の前の一勝とか一球とかが大事になってくるとので、普段の練習からアピールだと思っているので、そういう一振りとか一球に対する意識っていうのは強い意識を持ってやれていると思います」

 

——2月7日のフリー打撃でWBC日本代表の高橋奎二投手と対戦しましたが、どうでしたか

「初めてプロのピッチャーの球を見たのが奎二さんだったんですけど、初めは自分の実力がどれくらい通用するかなっていうのを思った中での対戦だったので。ヒット性の当たりも打てましたし、プロの一軍の世界で活躍している先輩の球を見れたのは良い経験になりましたし、その中で自分もしっかりある程度打てたっていうのは自信になったのでいい経験になったと思います」

 

——2月10日の打撃練習では“プロ1号”が出ましたが、その時の感覚、心境は

「打った感触は確かに良かったなとは覚えてて。そこまでホームランに対しての意識は持ってないですし、ヒットの延長線がホームランくらいの意識で今は考えているので、持ち味のバッティングというか長打力を練習の中で見せられているという部分では良いのかなと思いますけど、そこばかり求めすぎてしまうと好不調の波が大きくなったりとか自分がどんどん悪い方向に行ってしまうのは経験があるのでそこは求めすぎることなくやっていこうかなと思っています」

 

——ここはどの選手にも負けないという部分はありますか

「プロに入ってからも簡単にアウトにならないというか、打席の中で追い込まれてから粘ったりとかそこでボールをしっかり見極めてフォアボールをとったりとか選球眼は結構自信があるので、そういうところは今も結構アピールできていると思うので、そういうところはこれからも意識していきたいなと思っていますし、打率だけじゃなくて出塁率も自分は大事にしているので、ヒットが打てなくてもフォアボールを選んだりとかそういうのも大事にしていきたいなと思っています」

 

WBCキューバ代表との練習試合に「2番・一塁」で途中出場した北村

 

——このキャンプで見つかった課題と、それを克服するために行っていることは

「バッティングに関しては、早い真っ直ぐに対して打ち損じというか、自分は仕留めに行ったつもりでもファールになっている部分があるので、そこは課題にするべきだなと思いましたし、バッティングは元々長所というか得意な分野だったので自信を持ってやっていますけど、特に走塁に関しては大学の時からそこまで高い意識を持ってやってきたわけではなかったので、プロに入ってから毎日のように走塁練習があったりとか、試合での走塁の部分で課題はたくさん出ているので、そこは毎日のように練習して克服していかないといけないなと思います」

 

——同じ内野手である村上宗隆選手、山田哲人選手とは交流はありますか

「はい。特に村上さんとはサードでノックとか守備練習とかで同じポジションなので話すことがたくさんあったんですけど、守備の動きであったりとか自分がわからないところ、お聞きしたいことをすぐ気さくに教えてくださったりとか、自分がちょっと緊張してる部分もあってまだ環境に慣れない部分もあったんですけど、その時に気さくに話しかけてくれて、もっと元気出していいよとか声をかけてくれたので、助かっている部分はたくさんあります」

 

——真中満臨時コーチからはどんな指導を受けましたか

「個人的にはそこまでバッティングに関しては直すところはないというか、今の自分のスタイルを信じてやっていけば大丈夫だよと言われたので、フォームを変えたりとかそういうことはなくやっていますし、全体を通して打席の中での考え方とか、技術だけじゃなくて頭の使い方を学んだので、そういうのは実戦に入ってからも意識してやってますし、打席の中の考え方というのはとても勉強になる部分がありました」

 

——中大野球部で期待している選手は

「本当全員に頑張ってほしいなと思ってますし、特にやっぱり一個下は自分がキャプテンの時とか、自分の学年で試合に出てるのが俺と森下(翔太)だけだったので基本的には。一個下の学年には助けられた部分もあったので、今年は最上級生になってより責任感も出ていると思いますし、特に一個下のメンバーには頑張ってもらいたいと思います。ドラフトを意識している選手も多いと思うので自分の結果を気にしがちだと思いますけど、まずはリーグ戦で勝つことを意識してやってほしいなと思います」

 

——2023シーズンの目標は

「開幕一軍をまずは勝ち取りたいなと思っていますし、そう簡単に試合に出れる布陣ではないので正直内野は。数少ないチャンス、代打であったりとかそういった場面をものにして活躍できるように、そして一軍の舞台でホームランを打てるようにやりたいなと思っています」

 

——最後に中大野球部にメッセージをお願いします

「リーグ戦優勝できるメンバーが揃っていると思いますし、リーグ優勝、全国制覇っていうのを目標に頑張ってほしいなって思っていますし、本当に応援しているので頑張ってくださいと伝えてください」

 

北村恵吾(きたむら・けいご)
生年月日 2000年12月18日
身長・体重 182㌢・90㌔
出身高校 近江高校

(聞き手、構成:山里莉子)

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