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前節より多くのタッチダウンを獲得するも、強豪相手にリーグ戦2連敗─関東大学アメリカンフットボールリーグ 対早大戦

2025年9月14日 アミノバイタルフィールド

前節の法大戦で悔しい敗北を喫した中大は気持ちを切り替え続くリーグ戦に臨んだ。対するは昨シーズンでリーグ2位に輝いた早大。第1Q序盤で先制タッチダウンを決め勢いに乗った中大だったが、第2、3Qで点差を広げられ、第4Qで反撃を試み点差を縮めるも、逆転叶わず惜敗した。

試合は中大のレシーブで開始。WR松岡大聖(法4)がボールを受け取ると、すぐさまWR宮澤光士郎(経4)へボールをトス。宮澤はタックルを巧みにかわし、一気に駆け抜けてエンドゾーン目前1ヤードまでゲインするビッグプレーを披露した。続くプレーではQB畑尾櫂(商2)がそのまま運んでタッチダウン。試合開始からわずか30秒での先制タッチダウンに、会場は大きな歓声に包まれた。その後の早大の攻撃でランプレーを中心に攻められ、タッチダウンを許し同点に追いつかれるも、キックオフ直後の攻撃でQB畑尾からパスを受けたWR吉原聖也(商3)が相手のDBをかわしそのままタッチダウン。またもやビッグプレーが成功し、序盤から試合が大きく動く展開となった。そして早大にタッチダウンを返され14-14で第1Qが終了。拮抗した状態で第2Qに突入した。

第2Q序盤、早大にエンドゾーン1ヤード前まで迫られるもタッチダウンは許さずフィールドゴールに収め、3点を追う展開に。しかし、なかなかファーストダウンを更新することができず、早大にタッチダウンを決められ点差を10に拡大されてしまう。オフェンスでは決めきれない状態が続くが、ディフェンスでDB安田七音(理工3)がインターセプトに成功し、反撃のチャンスを得る。続くプレーでQB畑尾がスクランブルでヤードをゲインし相手陣に迫るも、その後得点には繋がらず14-24の10点を追う状態で試合を折り返した。

インターセプトをするDB安田

追いかける展開で始まった第3Qは中大のキックオフにより始まった。早大の攻撃を早々に切るも、自陣1ヤードからの厳しい攻撃となる。WR松岡が難しいパスをしっかり取り徐々に敵陣に攻め込んでいくと、RB山口典誠(商2)が見事タッチダウンを獲得。チームは大きな盛り上がりを見せる。しかし喜びを見せたのも束の間。早大にキックオフリターンを決められてしまい、あっという間に7点を奪われてしまった。流れを取り戻そうと中大中心の攻撃が長く続くも、惜しくも得点には繋がらなかった。Q終盤に再度早大にタッチダウンがあり、さらに点差を開かれ最終第4Qへ。

▲2回のタッチダウンを決めたRB山口

第4Qも序盤から攻めの姿勢を見せ続ける中大。初回の攻撃で複数回ファーストダウンを獲得。山口のランにより再度タッチダウンを奪い7点を得た。しかし次いで早大も負けじとタッチダウンを奪い、均衡した試合を展開した。中盤には自身初というパスキャッチからのタッチダウンをP上村聖哉(商3)が成功。第4Qで点差を縮めたものの、総得点35-48で試合終了となった。

リーグ戦開幕2連敗を喫している中大。しかし前節よりも確実に得点を重ね、強さも実感させた。リーグ戦はまだ始まったばかり。「日本一」と声にした中大の巻き返しに期待したい。

◆試合結果◆
●中大35(14-14、0-10、7-14、14-10)48早大〇

◆コメント◆
RB 上村聖哉(商3)
──本日の試合を振り返って

前節の法政戦で自分自身全く納得のいくプレーができなくて、次の試合も早稲田で。強い相手というのは変わらないので、だからこそ持ち味全開のプレーをして、汚名返上したいなっていう思いがあって、自分の中ではパワフルな走りが前節よりかはできたのかなと思います。
チームとしては、法政戦はオフェンスがスコアできないで、ディフェンスがじりじり行かれて負けた展開だったので、本当にスコア、何よりもスコアすることを目標に取り組んできたので、35点その成果は出たのかなと思います。

──追いかける展開の中、第4Qでタッチダウンを決めましたが、そのときのお気持ちは

パスキャッチしてタッチダウンするのが初めてだったのでなかなか緊張しましたけど、無事取れて良かったです。

──次戦への意気込み

次戦慶応というところで、もう二敗して後がない、日本一になるならもう勝つしかない状況なので、その中の一戦。一戦必勝でこれから勝ち続けて行くための第一歩にしたいなと思います。

RB 吉原聖也(商3)
──本日の試合を振り返って

点差が点差なだけに、あとちょっとで勝てたというところがやっぱ悔しいし、この差が大きいかなと。詰めきれなかったところがあったなという感じです。

──第1Qのタッチダウンを振り返って

そうですね、この2週間ずっと準備してきたプレーで、オフェンスみんなこのファーストプレーに賭けてたんで、それを結果に繋げられて良かったなと思います。

──次戦への意気込み

中5日で慶應戦があるので、時間ないですけどこの5日間でしっかり準備して、次の慶應戦で絶対勝てるようにやっていきたいと思います。

 

◆お知らせ◆
次戦は9月20日(土)にアミノバイタルフィールドで行われる対慶大戦です。

(記事:藤野真紘・沼澤春日、写真:湊谷昂太郎)

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