新型コロナウイルス感染拡大による自粛期間後、初の大会である、全日本選手権大会が十分な感染防止対策を講じた上で、10月8日(木)から11日(日)に戸田ボートコースにおいて開催されます!
無観客試合にはなりますが、大会を盛り上げるべく、男子チームからは石塚慎之助(法4)と小島発樹(法4)、女子チームからは遠藤穗(商4)と溝口女華(文3)のインタビューをお届けします!※この取材は10月上旬にzoomにて行いました。
▲2連覇を目指す男子エイト
~男子チーム~
――新チームになって変わったことは
石塚「やっぱり去年の4年生というか僕らの1個上が中大の繁栄を支えた代であったので、代替わり後は、実力不足が否めなかった面はあったんですけど、冬の間もみんな練習頑張ってくれて、コロナの中でも目標を見失わずにやってくれたので全体として、全日本とインカレに臨む上では戦力は充実してきたのかなという実感があります」
――中央大学独自の強みは?
石塚「基本的には、去年と変わらず先行して逃げ切るっていう強みがあるのですが、それに加えて、昨年度優勝を経験しているので勝ち方を理解していることが大きな強みであると思います」
小島「他の大学生と比べると全体的に体の線は太いと思います。これは自粛期間中も目標を見失わずにやってこられた結果なので、チームとして自信を持ってもいいと思います」
――社会人と同じ舞台で戦う全日本選手権ににおける戦略は
石塚「他の社会人は大学生よりも、レベルが高いのでなかなか先に出るというレースにすることは難しいので、いかに前半並んだ状態を作って、中盤以降で、どれだけ差をつけられるのかっていうのが重要になると思います」
――全日本選手権、インカレのチーム目標
石塚「全日本はもちろん社会人を倒して、エイトが優勝。各種目も優勝を目指しているので全種目で優勝を目指していきたいと考えています。インカレでは、エイトの2連覇はもちろん、それに加えて総合優勝というところも照準に入っています」
――最後に抱負をお聞かせください
石塚「僕らは4年生で最後の大会で、お世話になった人たちに直接見せられないのは少し残念ではありますが、チームの仲間と喜びを分かち合えるように一生懸命やりたいです。また同部屋だった久保如竹さんが明治安田の選手として出場するので、ボコボコに勝って、後で、2人で美味しいお酒が飲めたらいいなと思います」
小島「後輩たちには僕らの背中を見てやってもらえるように全日本を含めたあとインカレ終わるまでの3週間をやっていこうと思います」
▲目標である総合優勝に向けて入念にミーティングを行う男子ボートチーム
◆プロフィール◆
石塚慎之助(いしづか・しんのすけ)
学部学科 法学部法律学科
出身高校 福島 田村高校
小島発樹(こじま・たつき)
学部学科 法学部政治学科
出身高校 熊本 熊本学園大学附属高校
~女子チーム~
――それぞれの強みは
遠藤「身長が178㌢あるので、とても大きく漕げるところと、最近パワーがついてきて、大きく強くという中大の1番目指しているところに自分自身すごい当てはまっている点かなと思っているので、そこが強みだと思います。4年生なので、1年生の頃にはなかったパワーであったり技術が練習を重ねる中で洗練されていって、現在、大学4年生の集大成を迎えることが出来たと感じています」
溝口「ウエイトとかも得意なので、パワーはすごくあると思います。パワーをどう漕ぎに繋げていくかが私の課題だと思うので、それを日々練習で身につけています。また、結構すぐ疲れやすいので、呼吸法とかそういう所も練習で頑張って取り組んでいます」
――チームとしての強み
※全日本選手権では、遠藤が女子舵手なしクォドルプルに、溝口が姉妹でペアに出場予定
遠藤「平均身長が172㌢のクルーで、大きさが何よりも特徴です。1年生が2人乗っているクルーで、結構新鮮さもあります。私と3年の米澤(知華・理工3)が真ん中から支えてパワーをだす特徴のあるクルーです」
溝口「兄弟クルーなのでリズムとかは似ています。兄弟なので多少喧嘩とかになっても心の奥底では繋がっているのかな(笑)そこは、喧嘩とかになっても気にしないで練習できるのが強みです」
――社会人にはない大学生ならではの強みは
遠藤「未熟な所が多くて成長段階ですが、学生らしくぶつかっていけるところです」
溝口「今年はペアで出るので、プレッシャーを感じている訳でもなく何も背負わずにチャレンジ出来るのがいいところだと思うので、失敗を恐れずにレースをガンガン漕いでいきます」
――ライバルチームはどこか
遠藤「女子のクォドルプルは大学だと早稲田大学・明治大学で、社会人は明治安田生命・デンソー・中部電力・関西電力だと思います」
溝口「ペアは立命館大学です。(立命館は)スイープが強いですね。後は、デンソーも強いです」
――最近嬉しかったことは何ですか
遠藤「スポーツ推薦で入部ではなかったので最初は強くなかったが、4年生まで積み上げた成果が出て、エルゴのベストスコアを出せたのは嬉しかったです」
溝口「(自粛明けに寮に)みんなが帰ってきたときは嬉しかったですね(笑い)」
――全日本選手権の抱負
遠藤「女子はまだインカレ・全日本共に優勝した事がありません。去年のインカレは惜しくも2位という結果になってしまったので、今年はまず全日本大学選手権(通称インカレ)での優勝を目指しています。その前に全日本選手権があるので、そこでも何が何でも優勝するというのを全員で目標にしています」
溝口「ペアはちょっと不慣れな所もあるんですけど、全力で自分たちが出来ることを精一杯やって、全力でレースに挑みたいと考えています」
◆プロフィール◆
遠藤穗(えんどう・ひな)
学部学科 商学部商業・貿易学科
出身高校 東京 中央大学杉並高校
溝口女華(みぞぐち・じょはな)
学部学科 文学部人文社会学科
出身高校 埼玉 南稜高校
記事=中大スポーツ新聞部 写真提供=中央大学ボート部